秋立つや川瀬にまじる風の音 飯田蛇笏
この句を初めて知ったのは、土生先生の講話を初めて聴いた時だった。
ご近所のイワサキ先生から誘われて行ったのだが・・・蛇笏のこの句の説明もありました。立秋で思い起こすのはまずこの句ですね。
講話の内容はプリントをいただいていたので大切に読み直したものです。
句の種類と言いますか、対象そのものを詠んだ句と、対象を詠みながらも別のことを言っている。
季語の説明はしちゃいけないとか、教訓めいたものは詩ではないとか・・・それから分かり切ったことは言わないなどと・・・例は、「紙の新聞紙」と言いますか?、などと。
そうか季語の説明はしてはいけないのかと、季語から離れよう離れようとしながら歳時記は手元にしっかり開いて句を作っていました。季語はお助けマンですからね(笑)
瀬音にまじる風の音、いつもの瀬音と微妙に違う何かを感じたのでしょう。あるいは瀬音を聴きながら風の抜けて行くのを頬に感じたのでしょうか。
台風に伴う大雨が報道されています。お気をつけください。