一句鑑賞

お彼岸参り

夜が冷えます。今夜は念のため掛け布団出しました。

秋アジサイが枯色になって来ました、明日にでもアップしましょう。

本日、彼岸の日曜日で大安。

GOTOお墓やお寺!ってなりますよね。

私のすぐご近所にお寺が二つございます。コロナで春のお彼岸やお盆の帰省を控えてらっしゃったのでしょう。つぎつぎと車がお寺の駐車場へと・・・皆さんほっとされたかもしれませんね。

歳時記を開けば、秋彼岸。たんに彼岸と言えば春の方で、秋は「後の彼岸」ともいうのです(-_-;)

歳時記の例句を読めば、秋冷の気配を感じる句があります。春はやや明るい彼岸です。

春の例句から

毎年よ彼岸の入に寒いのは   子規

これは春の彼岸です。寒いけどこれも毎年のことじゃ、もうすぐ温かくなるぞなもし・・などと思っているのでしょう。

ひとごゑのさざなみめける秋彼岸   森澄雄

秋も深みはじめ話し声さえそのように聞こえるのでしょう。

また、社日という季語は、春分または秋分にもっとも近い戌の日で、たんに社日といえば春の社日(春社)をさす。田の神信仰と習合して各地に広まり節日(ふしび?)とされたもので、五穀の豊穣を祈る春社に対し、秋社は収穫を感謝する。と歳時記にあります・・・彼岸も社日も春と秋があるのですね!

母がまだ元気で、店で働く我々の為に昼餉(弁当)を作ってくれていました。来客の中に毎月来られる親子・・・お母さんが90才娘さんが70才の親子さんです。ある時に、お母さんだけ来られたときがありました。ちょうど昼時です、今から博多へ帰るのにお腹が持てそうにないと話されたので、母の弁当(一人づつパック詰めです)がありましたので、どうぞ食べてくださいと食べて貰いました。

食べ終えての一言が・・・「社日のごたる」と喜ばれました・・・博多弁です

弁当の中身はちらし寿司だったと思うのですが、よく作ってましたのでとくに母のは干し椎茸からの味が濃くて、親戚内でも評判の味でしたから喜ばれましたね。

人には良くしときなさいが口癖の母ですが、そんなことしてもさらっと忘れたような性格でした。私ら息子三人、少しは性格を受けつでいると思いますが、どうでしょう(笑)

彼岸に思い出すことでした。

コロナにめげず頑張りましょう。

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