映画『払い下げられた朝鮮人』墨田上映会のお知らせ

●2011年6月11日(土)午後1時30分~ 曳舟文化センター第1会議室
払い下げられた朝鮮人 払い下げられた朝鮮人
映画『払い下げられた朝鮮人』上映&講演会においでください
日時:2011年6月11日(土)午後1時30分~午後4時
場所:墨田区曳舟文化センター2階の第1会議(墨田区京島1-38-11)
◆開会:1時30分 (1時から受付を開始しています)
◆上映:1時35分~2時30分『払い下げられた朝鮮人』監督・呉充功、1986年
◆講演:2時40分~3時20分 平形千惠子さん(千葉県における関東大震災と朝鮮人
犠牲者調査・追悼実行委員会世話人)
◆質疑応答・交流会:3時20分~4時 ◎資料代500円を受付でいただきます。
天災は残念ながら必ず起こってしまうものかもしれません。
でもその際に“人災”が起こされることもあります。
今回の大震災に想いを馳せつつ、88年前に起きた“人災”についていっしょに考えてみませんか。
この映画の副題は『関東大震災と習志野収容所』。
1923年の関東大震災の時、「保護するため」に関東各地からこの収容所に
集められた朝鮮人を、どんな運命が待ち受けていたか、
収容所近くの村人の日記が記録していました。
「(九月)七日 皆労れて居るので一寝入りずつやる。
午后四時頃、バラックから鮮人を呉れるから取りに来いと知らせが有ったとて急に集合させ、
主望者に受取りに行って貰ふ事にした。
(中略)夜中に鮮人十五人貰ひ各区に配当し(中略)
と共同して三人引受、お寺の庭に置き番をして居る。」
「(九月)八日 又鮮人を貰ひに行く九時頃に二人貰って来る。
都合五人(中略)へ穴を掘り座せて首を切る事に決定。
(中略)穴の中に入れて埋め仕舞ふ。皆労れたらしく皆其処此処に寝て居る。
夜になると又各自場の警戒線に行く。」
“バラック”とは地元の人が習志野収容所を指す言葉だそうです。
軍隊が朝鮮人を村人に“払い下げ”て殺させた事件でした。
裏面の写真はこの映画が完成した当時のチラシで、写っているのは「なぎの原」と呼ばれ、
卒塔婆の下に6人の朝鮮人の遺体が埋められていた場所です。村人の日記に書かれていた人たちです。
1998年、千葉で長年にわたり追悼・調査を行ってきたグループが、
地元の協力を得てこの人たちのご遺体を掘り、翌年高津観音寺境内に墓碑も建てました。
今回お話をしていただく平形千惠子さんもその中心のお一人です。
その観音寺には韓国の市民から贈られた普化鐘楼があります。
映画の中では鐘楼が作られていく過程や鐘楼を贈った韓国の人々の想いが丁寧に描かれています。
その他にも船橋で起きた自警団による朝鮮人虐殺事件の目撃談など、
今では聞くことのできない貴重な証言がこの映画には詰まっています。
監督の呉充功さんの住む茨城県ひたちなか市は、今回の地震で被害を受けました。
監督自身は無事でしたが、事業所が被害を受けたそうです。
呉監督を支援する意味でも、この上映&講演会をぜひとも成功させたいと思っています。
多くの方のご参加をお待ちしております。
曳舟文化センター 曳舟文化センター
主催:関東大震災時に虐殺された朝鮮人の遺骨を
発掘し追悼する会
協賛:一般社団法人ほうせんか
お問合せ先:〒131-0041 墨田区八広6-31-8 西崎雅夫 電話・FAX:03(3614)8372
携帯:090(6563)1923

●2011年6月11日(土)午後1時30分~ 曳舟文化センター第1会議室
払い下げられた朝鮮人 払い下げられた朝鮮人
映画『払い下げられた朝鮮人』上映&講演会においでください
日時:2011年6月11日(土)午後1時30分~午後4時
場所:墨田区曳舟文化センター2階の第1会議(墨田区京島1-38-11)
◆開会:1時30分 (1時から受付を開始しています)
◆上映:1時35分~2時30分『払い下げられた朝鮮人』監督・呉充功、1986年
◆講演:2時40分~3時20分 平形千惠子さん(千葉県における関東大震災と朝鮮人
犠牲者調査・追悼実行委員会世話人)
◆質疑応答・交流会:3時20分~4時 ◎資料代500円を受付でいただきます。
天災は残念ながら必ず起こってしまうものかもしれません。
でもその際に“人災”が起こされることもあります。
今回の大震災に想いを馳せつつ、88年前に起きた“人災”についていっしょに考えてみませんか。
この映画の副題は『関東大震災と習志野収容所』。
1923年の関東大震災の時、「保護するため」に関東各地からこの収容所に
集められた朝鮮人を、どんな運命が待ち受けていたか、
収容所近くの村人の日記が記録していました。
「(九月)七日 皆労れて居るので一寝入りずつやる。
午后四時頃、バラックから鮮人を呉れるから取りに来いと知らせが有ったとて急に集合させ、
主望者に受取りに行って貰ふ事にした。
(中略)夜中に鮮人十五人貰ひ各区に配当し(中略)
と共同して三人引受、お寺の庭に置き番をして居る。」
「(九月)八日 又鮮人を貰ひに行く九時頃に二人貰って来る。
都合五人(中略)へ穴を掘り座せて首を切る事に決定。
(中略)穴の中に入れて埋め仕舞ふ。皆労れたらしく皆其処此処に寝て居る。
夜になると又各自場の警戒線に行く。」
“バラック”とは地元の人が習志野収容所を指す言葉だそうです。
軍隊が朝鮮人を村人に“払い下げ”て殺させた事件でした。
裏面の写真はこの映画が完成した当時のチラシで、写っているのは「なぎの原」と呼ばれ、
卒塔婆の下に6人の朝鮮人の遺体が埋められていた場所です。村人の日記に書かれていた人たちです。
1998年、千葉で長年にわたり追悼・調査を行ってきたグループが、
地元の協力を得てこの人たちのご遺体を掘り、翌年高津観音寺境内に墓碑も建てました。
今回お話をしていただく平形千惠子さんもその中心のお一人です。
その観音寺には韓国の市民から贈られた普化鐘楼があります。
映画の中では鐘楼が作られていく過程や鐘楼を贈った韓国の人々の想いが丁寧に描かれています。
その他にも船橋で起きた自警団による朝鮮人虐殺事件の目撃談など、
今では聞くことのできない貴重な証言がこの映画には詰まっています。
監督の呉充功さんの住む茨城県ひたちなか市は、今回の地震で被害を受けました。
監督自身は無事でしたが、事業所が被害を受けたそうです。
呉監督を支援する意味でも、この上映&講演会をぜひとも成功させたいと思っています。
多くの方のご参加をお待ちしております。
曳舟文化センター 曳舟文化センター
主催:関東大震災時に虐殺された朝鮮人の遺骨を
発掘し追悼する会
協賛:一般社団法人ほうせんか
お問合せ先:〒131-0041 墨田区八広6-31-8 西崎雅夫 電話・FAX:03(3614)8372
携帯:090(6563)1923