海南島へ行ってきました。

2009年8月、大好きな人に会いに行ってきました
私の大好きな人とは、そうです！海南島のアポ（おばあちゃんの意）です！
今回はイマーン、米、アイメィ、私のハイナンNETメンバー4人旅。
そのうち私とアイメィは初の海南島でした。


まず成田空港から中国広州まで行き、その後国内線に乗り換え、
海南島三亜に到着します。
台風がちょうど迫っていたらしく、成田出発が2時間ほど
遅れました。海南島までたどりつけるかなぁとちょっと
心配になりましたが、予定時刻を1時間ほどおし、無事到着しました。

近いようで、たどりつくまでかなり遠い海南島。
三亜に着いた時点で、なんて遠いんだー！！！と思わず叫びました。
裁判のために来日するたびに、アポたちがこの遠すぎる道のりを
通ってきたと思うと、本当にどれだけ体にも負担をかけているのか、
考えられないほどだと思いました。


到着した翌日、まず黄有良アポのお宅へ伺いました。
三亜から途中までバスで行き、あとはバイクタクシーで
向かいます。

三亜は観光地で開発されていますが、他の地域は山山山、が多いです。
アポのおうちも山の中にあって、三亜からおうちまでも
たどりつくのがとても大変です。

しかし、森や緑一面の畑の中を通っているでこぼこ道を、バイタクで
風を切って走るのはとても気持ちが良かったです

アポのお宅に着くと、おうちやお庭に近所の方々や
ご家族の方々がたくさんいて、アポのおうちに行くのが
初めての私にはだれがだれだかわかりません。
人がわらわらいる中から、黒い服に身を包んだ
小柄なアポがこちらに手を差しのべながら
歩いてきてくれました。

私は黄有良アポにはお会いするのははじめてでした。
2008年3月に、裁判の本人尋問のために来日された際、法廷で
証言をしているアポの姿を傍聴席から見ていただけです。
裁判官の質問に対し、落ち着いて静かに答えている姿が
とても印象的でした。

アポが目の前にいるーーうれしぃぃぃ！！！と
ちょっと泣きそうになりました。
言葉はお互いわかりませんが、手をにぎりあったり、背中を
さすってあげたりしてコミュニケーションです。

アポは超かわいかったです
黄有良アポは笑顔が最高にかわいいんです。
お互いに言葉がわからないというのもあるかもしれませんが、
あまりおしゃべりをする方ではなく、静かで穏やかな方という
印象でした。あ、たまに近所の子供に怒ってましたｗ

体の具合を尋ねると、頭や節々を指差し「タン、タン（痛む）」
と言っていました。

アポは息子さん家族と暮らしています。
小学生、中学生くらいのお孫さんがいらっしゃって、
これまたかわいいしイケメン！！！
でもとても大人びています。もしかして私より？汗
13歳の孫娘さんは、将来は小説家になりたいと言っていました
（私たちの中国語の理解が正しければ）。

アポもこの子くらいのときに被害にあっていますから、
もしこの子が日本兵につかまって監禁されて…と考えると、
ほんとに言葉になりません。

この日はアポのおうちに泊めていただき、
アポと同じ部屋で寝ました。とても嬉しかったです♪
しかし夜中はしとしとと雨が降り注ぐ中、アポのおうちで
飼っている犬やら豚やらがおうちの外を走り回ったり
激しいケンカをしたりして、ちょっと怖かったです。

翌朝は、まだ朝日がのぼる前の、ほんのり薄暗いうちに
起きだしました。
アポは長い黒髪をくしでとかし、いつものように
おだんごにまとめていました。
寝起きの私の短いぼさぼさ頭を見て、くしでとかしてくれました。

朝食のときにも、ご家族が歓迎の意味を込めて
ビールを出して下さいました。
断るのも申し訳ないので頑張って飲みます。
しかしやはり朝からお酒はつらいものがあります泣
しかもお米はひとしきりお酒をいただいた後にしか
出してくれません泣
あまりお酒のすすまない私たちに、パパやママ（アポの息子さんと
お嫁さん）は「どんどん飲みなさいよ＾＾」とすすめてくれます。
私酒豪だったらいいのに。。。と今回の旅ではつくづく思いました。

日中はアポのおうちのリビングでゆっくり過ごしました。
アポの孫たちや近所のこどもたち、大人たちと、おはなしをしたり。
もっぱら筆談でしたが。
アポは掃き掃除をしたり、ビンロウの実をむいたり、猫にエサを
あげたり。
私のおばあちゃんもそうですが、昔の人は働き者ですね。

そんな感じで、黄有良アポのお宅滞在は楽しく終わりました

続く。(ちゃん)