ささやかな就職応援記録

ありきたりなことを淡々と綴ります。誰かのささやかな参考になればと思い、書いてます。

意識の高さについて(就職活動時の友人関係)

2020-12-21 18:34:13 | 就職活動のおおざっぱな話
意識が高い、意識高い系というのは多義的な言葉だと思いますが、一種揶揄するニュアンスを持つ言葉として使われることも多いと思います。なぜでしょうか。当記事はそんな話題です。

字義通り解釈すると、幅広い問題意識を持っている、近視眼的でなく大局的な視点での問題意識を持っているくらいの意味になるのかなと思います。そうすると、意識が高いことはすばらしいことだし、意識が高いことを表現すること
(そういった問題意識を表現すること)もすばらしいことだと思います。

ただ、安易に意識が高いことを表現すると(意識が高いわけでない)相手を否定するメッセージが伝わってしまう。このことが意識が高いことが揶揄される要因になっているのかなと思います。
例えば、あなたが企業の採用選考が前倒しになっているので、学生は就職活動の準備を早く始めるべきという問題意識(当該問題意識は的を得ている面があると私は思いますし、問題意識を持つこと自体すばらしいと私は思います)を持っていたとします。でも、あなたが当該問題意識を共有していない友人に就職活動の準備を始めるべきと説いても、友人が就職活動の準備を始めるどころかうざがられる可能性さえあると思います。問題意識を有していない友人を否定するメッセージが伝わってしまう可能性があるからです。

じゃあどうすればいいのか。まずは、問題意識を有していない他者(友人)を認めることから始めるといいと思います。問題意識を持たない生き方を認めるといった感じです。友人との接し方もOB、OG訪問を設定したから一緒に行こう、といった自分も汗をかく感じになると思いますし、OB、OG訪問後も「また、興味があったらOB、OG訪問設定するからまた連絡して」といった感じで押し付け感がなくなると思います。

他者を認めるということが就職活動時期においても円滑なコミュニケーションの一歩かなと思います。

「大切なものは世界の片隅にある」のか?

2020-12-19 10:52:32 | 就職活動のおおざっぱな話
gooブログのお題に沿って天体観測の話を。
天体観測は中学の修学旅行の夜に行った天体観測をいちばん思い出します。
最近もプラネタリウムへ勉強に行きました。
天体観測には一種の憧れがありますね。

天体観測で思い出すのは「星空を君に」という曲です(AKB48 Team8 EAST、
作詞秋元康、作曲・編曲井上ヨシマサ
AKB48「ハイテンション」TypeC収録)。



極めてざっくりというと、カップルが車で星を見に行くという歌詞です。ドライブ旅行の高揚感、天体観測の高揚感を味わえる好きな曲の一つです。
1番サビ終盤に
「いつだって大切なものは世界の片隅にあるよ」という歌詞があります。そんな印象をドライブ旅行、天体観測の中でカップルは味わったんだと思います。

前置きがだいぶ長くなりました。
当記事では就職活動で「大切なものは世界の片隅にある」のかを考えたいと思います。

結論としては、世界の片隅にあるかもと考えた方が気楽かなと思います。いい企業が見つからないときに変に焦ってしまわないように。

まず大前提として、昨今の就職活動では目に触れる情報(求人情報、インターンシップ情報、説明会情報など)が多くなっていっていると思います。情報発信媒体が急速に発展し、大学生の側も情報受信媒体(スマホ、スマホで登録している求人広告サイト)が急速に普及しているからです。

しかも、目に触れる情報ははっきり言って玉石混交で、一種のリテラシーが必要な状況だと思います。

そうすると、自分に合った企業は膨大な情報から探して見つける必要があり、すぐに見つからないことも想定されます。だとすると初めから「大切なものは世界の片隅にある」かもと考えた方が気楽かなと思います。

公正採用選考について

2020-12-10 21:12:00 | 就職活動のおおざっぱな話
就職活動に役に立つものではないかもしれませんが、就職活動に関する基礎知識として記事にします。公正採用選考という考え方についてです。

公正採用選考というのは、ざっくりというと、応募者の人権を尊重し、応募者の適性や能力のみを基準として採用選考を行うことをいいます。企業が家族構成や親の職業を聞いてはいけないことになっているのは、この考え方からきています(家族構成や親の職業は応募者の適性や能力に関係のない事項)。

公正採用選考という考え方には職業選択の自由(日本国憲法22条1項)(どの職業を選択しても、どの会社に応募しても基本的に個人の自由)と採用の自由(応募者を採用にしても不採用にしても基本的に企業の自由)を調整する機能があると考えています。具体的には、個人の職業選択の自由を実質的なものとするために、企業の採用の自由に制約を課す機能があると考えています。

企業の大学卒業予定者の採用選考活動は自由度が高いので、公正採用選考の理想と現実が乖離している可能性はあります。
ただし、就職活動のルールとして知っているといざというとき役立つかもしれません。

「何のために働く?」よりも…

2020-12-09 17:29:00 | 就職活動のおおざっぱな話
冒頭結論。
「何のために働くのか?」を考えるよりも、より具体的に動いた(考えた)方がよりよい人生のために役立つと思います。
表層的かもしれませんが、これが当記事の結論です。

上記結論を説明するため、以下、私が働き始めたきっかけを語ります。
私が働き始めたきっかけはとあるブログです。
彼は言います。正論なんて役に立たない。理想論だったり、過去に対する意見だったりは、正論かもしれないが、現状打開に何の役にも立たない。
また、彼は言います。立派でない人が実践できる就活に関する方法論が皆無に等しい(流通していない)。
彼のブログがきっかけで就職活動を始め、今の職場とご縁があり働き始めたといった感じです。

なので、当ブログ、役に立つ方法論にかなりこだわって書いてます。唐突に「で、対処法です。」といった論法を何度か使ったと思います。今後も使うと思います。

『「何のために働くのか?」を真剣に考えた方がいい。』というのは正論かもしれません。
でも、就職活動にあたって役に立つかと言われると、正直役立たないと思います。
(「何でその会社で働きたいのか」については、面接でも聞かれ得るので、考えることは役に立つと思いますが。)
お金のために働く、生活のために働く、モテるために働く、いずれでもいい。純粋な意味で何のために働くかは個人の自由だからです。
より良い人生に役に立つかと言われても、相当疑問です。「何のために働いているのか?」を特別に意識してなくても、幸せに暮らしている人はいると感じているからです。

オススメしたい(役に立つと思う)のは、少しずつ具体的に動く(考える)こと。一社応募してみる、一社について自分とマッチするか考える、など。
具体的に動く、考えるということは、就職に近づくといったことから勇気がいることだとは思います。ただ具体的に動く、考える方がより良い人生に役立つ(近づく)かなと思います。

ボランティアと企業活動の違い

2020-12-05 18:36:43 | 就職活動のおおざっぱな話
ボランティア・デーにちなんで、少し私の経験を。
ボランティアと呼べるもので、一番継続しているのは、献血ですかね。後、町内清掃やヤフーネット募金をささやかにさせてもらっています。

前置きはこれくらいにして。

就職活動をしている大学生の方に考えていただきたいのは、ボランティアと企業活動の違いです。
どちらも社会に貢献しうる活動であることは共通です。例えば、ボランティア活動をすれば被災地の困った人が助かる、企業活動によって新商品が流通すれば生活が豊かになる、といったようにです。
ただ、企業活動は本質的には利益を生み出すための活動であることは押さえておく必要があると思います。一方、ボランティア活動は本質的には利益を生み出すための活動ではありません。自発的に基本無償で直接社会に貢献する活動です。

だから、ボランティア活動を会社の面接で自己PRに使うときは注意が必要です。社会に貢献したいという思いをPRしても、採用担当者に届かない(自社の利益にはその思いは直接には関係ないと捉えられてしまう)可能性があるからです。

対処法としては、ボランティア活動で培われた能力(行動力だったり、人を助ける装置・仕組みを生み出す力だったり)をPRして、相手企業の利益に貢献できることを採用担当者に伝えてください。そうすれば、採用担当者に届く(響く)と思います。

企業としてもCSR(企業の社会的責任)を意識せざるを得ない時代になっています。ボランティア活動やボランティア精神は企業に所属する人間としても無駄ではないですし、伝え方さえ誤らなければ自己PRにも使えると思います。

最後になりますが、日頃ボランティア活動に尽力されている全ての方に敬意を表して筆を置きたいと思います。