今回は就職活動の話ですが、ミスマッチ防止の話でもあります。
コロナの影響でウェブ開催も多いとは思いますが、OB・OG訪問、企業説明会やインターンなどでタイトルの質問は是非聞いておきたい質問だと思います。特に、入社時期が最近の社員さんに、できるだけ多くの社員さんに。
この質問の狙いは、2点です。
1点目は、入社1年目の実際の業務を知ることによって、企業選択の材料とすることです。
入社1年目実際の社員さんがどういう業務をしていたかを知ることによって、企業の教育・研修方針を知る、感じることができたりします。
1年目は全ての社員に営業を経験させるだったり、1年目から選抜の上大きなプロジェクトに参加させるだったり、1年目は社会人の基礎を身につけさせるため各部署の庶務的な仕事に従事させるだったり。
自身の適性、能力、希望(ライフプラン)があると思うので、そういったものと照らし合わせて企業選択の材料とすることができると思います。
2点目はミスマッチ(もっというと早期離職)
を防止することです。
エントリーシートや面接において、企業・大学生双方、とかく大きな話題に関して質問しがち、回答しがちなのかなと思います。例えば、新規ビジネスの話だったり、企業の究極のミッションの話だったり。
でも、そういった業務に携わるのはいつからですかという話です。1年目からですか。
このことを確かめておかないと、1年目から携われると思っていたのに…ということが起こりえます。
逆に、面接では大きな話題が出てはいたけど、そうはいってもゆくゆく携わるものと思っていたら、1年目から海外出張ありの大きなプロジェクトに携わることとなり…ということも起こりえます。
自分のライフプランにあったより良い企業選択をするために、実際に入社する際の心づもりをするために、社員さんが1年目に従事した業務は聞いておいた方がいいと思います。
ちなみに、「なんで聞くの?」と聞かれたら、「1年目から活躍したいので」と答えたらいいと思います。
(追記)
採用担当者の方に「新入社員の方はどういう業務を担当されるのですか」と質問する方法もあるかと思います。
ただ、「新入社員の方の適性や希望に応じて、様々な業務を担当していただいています」といった抽象的な回答が返ってくる可能性もあるので、実際の社員さんに体験談を聞くという方法を提案させていただきました。