企業研究をより深く行うために…。
当記事では『新版ランチェスター戦略「弱者逆転」の法則』(福永雅文著、2018)を紹介します。
この本における「強者」の定義は「競合局面において勝っている市場占有率1位の企業」(同書78頁)です。反対に「弱者」の定義は「競合局面において負けている市場占有率1位以外のすべての企業」(同書78頁)です。
そうすると、競合局面(市場)ごとに「強者」は異なることになります。
スマホ本体の市場では劣る(「弱者」)けれども、スマホの特定の部品に関しては市場占有率1位で「強者」ということが起こりえます。
競合局面で勝っていれば「強者」になれる。だから、小さい規模でも特定の競合局面に注力した「強者」の企業があるかもしれない。そういった視点をもてば興味を持って企業研究ができるような気がします。
(補足)
本書では、軍事戦略理論に基づいて「強者」の戦い方及び「弱者」の戦い方が、具体例とともに紹介されています。就職活動から離れて考えても興味深い本です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます