中京の開催日ではないが馬券を購入してオーロラビジョンで東京と京都のレースを観戦した
土曜の開催を楽しんで、明日のGⅠジャパンカップの前売り馬券を購入した
シンエンペラーの単勝とドウデュース、チェルヴィニア、ゴリアットそしてオーギュストロダンを含めた5点BOXの三連複を計2,000円分購入した
オーギュストロダンはアイルランドの競争馬だが父馬はディープインパクトだ
イギリスダービーやアイルランドダービー、ブリーダーズカップなど世界の大レースを制して、父の祖国に帰ってきた
おかえりありがとう
競馬を始めた頃は、こういう血統の流れや歴史にやたらと興奮する
晴れてウマジョとなったポニテは実践を通して競馬の知識を蓄えていった
しかも恋人のダーフは塾講師で、競馬の解説を塾の授業のように講釈するものだからアレコレ蘊蓄の吸収も早かった、言うなれば先生のような彼氏だった
「今日もいいタテガミだな」
「えっなに、どの馬?ドーブネ?」
「いや、お前」
「えっ」
右手で髪に触れてみた
「ポニーテール」
「ああ、そう、ありがとう、ありがとう?、うん」
「鹿毛か、もう少し栗毛っぽくしてもいいけどな」
「ああ、はい、そうでございますか」
「知ってるか?」
「なに?」
「競馬好きの男は全員ポニーテールが好きなんだ」
「全員じゃないでしょう」
「いや、ポニーテールを否定したら、ほら、なんていうか、競馬を裏切っちまうような」
「ポニーだから?」
「そりゃそうだろ」
「男の人ってそんな風に考えるの?」
「お前こそ、今日は速く走れそうだとか思わないのか?」
「思いません!考えたことありません!」
「そうなのか。ポニーだからかな?サラブレッドテールとかなら、速そうだな」
「長いし、名前」
「あっ、レース始まるぞ」
「よし」
「ベガテールとかなら・・」
「なに!?」
「いや、なんでもない」
・・・・
8年後
2032年になっていた
・・・・
その1年後、2033年のJCの日
花美哉と共に育った
1頭の2歳牡馬がデビューした
サムライの鞭が一発!
ウマハナ先頭だ!!
馬花が栄光のゴールへ!!!
もう一頭!!
バツクが手綱を扱く!!!
うわぁ!!!!!!
どっちなの!
わかりません!
2034年第52回
ジャパンCを制したのは、
信じられません!!
9歳牡馬
オッサンだー!!