「どうぞ。今年はお茶を始めることにしたんだ」
「へえ、いいじゃない。私もやってみようかな」
「一緒にやるか?」
「でも、私はとりあえず花をやらないと」
「花?」
「うん」
「そうなの?いつから」
「まだ決めてない」
「なんだそれ」
「ねえ、ユー君」
「うん」
「あのね、ハミルENって知ってる?」
「ハミルEN?なんだそれ」
「この間ね、ネイリストのアキカさんと知り合ってね」
「男か?」
「うん、そうなんだけど」
「チッ、どこで知り合ったんだよ」
「事務所の人だよ」
「チッ」
「でね、その人はハミルENの人なの」
「なんだよそれ。気味悪いな」
「聞いて。なんか名古屋が本拠地らしいんだけどね。関東は横浜が拠点で磯子の方らしいんだけど」
「磯子?そう遠くないな」
「うん」
ウズウズし始めたユーメと遠い目をしているイケル
「で、それがなに?」
「血の繋がりじゃなくて、お金で家族を築く」
「はあー、何言ってんのお前」
「経済を等分するんだって」
「ちょっと待てよ。訳わかんねえよ」
「全員の稼ぎを合わせて均等に配分するんだって。格差を消滅させる」
「何言ってんだよ。資本主義なんだぞ。よくわかんねえけど」
「だから。無限に・・かぞ・まあ、いいや。しよっか」
「はやく」
う、うん
はあ、気持ちいい
ねえユー君もっと
はあはあ、いきそ
そのままでいいから、今度会ってみない
はあはあ、いく
行ってくれるの?
ち、ちがう、そっちのじゃない
あっ
はあはあ