ハミルCLASS

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馬花 137 掻き初め 20年3組

2025-01-08 22:34:00 | 

新年明けて

横浜関内のユーメのアパート



「ユー君、明けましておめでとう」

「イケルおめでとう。ちょっと待ってろ」

「うん?なに?」








「どうぞ。今年はお茶を始めることにしたんだ」

「へえ、いいじゃない。私もやってみようかな」

「一緒にやるか?」

「でも、私はとりあえず花をやらないと」

「花?」

「うん」

「そうなの?いつから」

「まだ決めてない」

「なんだそれ」




「ねえ、ユー君」

「うん」

「あのね、ハミルENって知ってる?」

「ハミルEN?なんだそれ」

「この間ね、ネイリストのアキカさんと知り合ってね」

「男か?」

「うん、そうなんだけど」

「チッ、どこで知り合ったんだよ」

「事務所の人だよ」

「チッ」

「でね、その人はハミルENの人なの」

「なんだよそれ。気味悪いな」

「聞いて。なんか名古屋が本拠地らしいんだけどね。関東は横浜が拠点で磯子の方らしいんだけど」

「磯子?そう遠くないな」

「うん」

ウズウズし始めたユーメと遠い目をしているイケル


「で、それがなに?」

「血の繋がりじゃなくて、お金で家族を築く」

「はあー、何言ってんのお前」

「経済を等分するんだって」

「ちょっと待てよ。訳わかんねえよ」

「全員の稼ぎを合わせて均等に配分するんだって。格差を消滅させる」

「何言ってんだよ。資本主義なんだぞ。よくわかんねえけど」

「だから。無限に・・かぞ・まあ、いいや。しよっか」

「はやく」



う、うん

はあ、気持ちいい

ねえユー君もっと

はあはあ、いきそ

そのままでいいから、今度会ってみない

はあはあ、いく

行ってくれるの?

ち、ちがう、そっちのじゃない

あっ

はあはあ




あーいく

はあはあ

私、いく

ダメだ、いくな、生花瑠

うん、わかったよ、夢くん




アキカさん