20世紀初頭のアール・デコ四天王と呼ばれる4人のグラフィックアーティスト(イラストレーター)の絵が展示されていて素晴らしかったです。
おみやげハガキ
最初に造本技術の歴史などについて一通り学べ、というコーナーがあって、そういう最低限の知識も無い者は見る資格なし!と、鹿島茂先生に言われているみたいです。(作家の鹿島茂氏によるコレクションのため)
細部にまで神経が行き届いた、高度に洗練されたセンスの良い絵と、「造本芸術」が、ほんとうに見事でした。フランス語なので全然読めない(まあ英語でも読めんけど)のですが、字体もこだわり抜いて作られているのがよく分かりました。
造本(今では「装丁」のほうがなじみあるかな)の技術やデザインの大切さって、確かに今もあるけれど、ここから花開いてこれが絶頂期だったのではとすら思わされるような雰囲気がありました。改めて、本はひとつの芸術でもあり、趣味ものなんだなとも思います。
かの有名な「ヴォーグ」誌が、1800年代に創刊されていて、最初の表紙はイラストだったとか、面白い発見も。個人的には、高貴な雰囲気の人々が乗った馬車が、馬ではなく青蜥蜴に引かれた絵が、絵はがきになっていたら買いたかったです。
12月16日までやっています。ご興味のある方はぜひ。入場料300円です。
夜はみんなで銀座で点心を食べました。小籠包がすごく美味しかったです。おなか空いていたから一人で10個くらい食べられそうな気がしました。
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