花日和 Hana-biyori

アンガーマネジメント・管理職の教科書

『アンガーマネジメント・管理職の教科書』川嵜昌子(総合科学出版)

怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」について学べる本です。

「怒り」は、第二感情であり、第一感情の「辛い」「痛い」「疲れた」とか「劣等感」などがそもそもの原因として潜んでいるとのこと。

世の中のあるゆる怒りって、(自分も含め)その人の「こうすべき」とか「こうあるべき」が通らなかったとき生じるものなんだなあとよくわかります。そのこと自体は、悪いことじゃないそうです。

こういうことを知ってから、怒っている人を見ると「あ、この人の『べき』はこういうことか」という怒りポイント、つまりその人の考え方の基礎が見える気がします。どんなに怒っていても、この怒りはこの人のもので自分は関係ないと思えたり。まあ、雰囲気には負けちゃいますけど。

それと、人は表向き逆らわなくても、「納得していないと動かない」というのも納得です。相手をコントロールしようったって無理なわけです。

「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」ってやつですね。(本の中でも挙がっていました)

どうしてもやらせたいことがあるのに相手がそれをやらないのは、自分が、相手が納得するような説明や指示や励ましを出せていないから。と考えると相手を責める気持ちはあまり起こりません。

私はめったに怒らないほうですが、やっぱり理不尽さに憤りを感じることは多々あり、アンガーマネジメントはそういうことを上手く表現していくものだそうです。怒るべき時に感情的にならずに自分の気持ちを伝えるようにするってことですね。

そういうことに長けたに人間になりたいものです。
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