花日和 Hana-biyori

女の園の星 2巻

とある女子校を舞台に、国語教師・星先生の日常を描く『女の園の星』。待望の2巻が発売になりました~。いや~笑った笑った。


今回の表紙はみんな大好き小林先生。基本チャラいようでいて変なマジメを発動するときがあり愛すべきキャラクターですね。

とくに爆笑したのは、早朝電車で学校の3駅前で下車する若尾さんの謎に迫った回です。

星先生は、若尾さんが何か良からぬことに巻き込まれているのではと心配しますが、話を聞いてみると毎朝コンビニの「うどんまん」を購入するために下車しているといいます。しかし本当の理由は、星先生の「専門外」の件でした。そこに、思わぬカタチで小林先生が関係してきます。

ほかにも、職員室でいつも朗らか軽いノリの小林先生に異変が。職員室のテレビで3分クッキングが流れると、野菜たちが踊る様子をいつもは3歳児のようなあどけなさで見つめるというのに、暗い目をして「これから調理されるってのによく踊ってられますね」とつぶやく始末。星先生の心の声「ひどい」に笑いました。小林先生に何があったのか…!?

どの話も凄くたいしたことが起こるワケではないのに、絵や言葉の使い方、空気感の醸し方が絶妙。どこか「わかる…その気持ち…」と共感してしまうところ(めんどくさいとか存在を認識されたくないとか)もあり、引き込まれます。

なんとなく温度の低い、クスッとした笑いくらいを想定して読み始めたものの、なんども爆笑させてもらいました。
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