昨日父が言った言葉が今日になっても気にかかっている。
別に変なこととか嫌なこととかを父が言ったわけではない。
「何処かに行きたい。 あまり寒くならないうちに旅行に行きたい。家に居て
音のない(耳が聞こえない)生活をしていると気が鬱々としてくる。連れて行ってくれ」と懇願するように言ったのです。 こんなことって‥‥初めて・・・・
勿論私は「いいよ~ じゃあ近いうちに行こうね。どこがいいかな?」と父の耳元でありったけの大声と身振りで返事。
父は若いころから旅行好きで母と一緒に年に数回出かけていました。
高齢になってからは専ら私の運転する車で父母姉私の4人で出かけていました。
母が91歳で亡くなってからも父は私と姉と一緒に出掛けていました。
97歳での旅行の時父が楽しい旅でも高齢になると疲れるのでもう泊まりの旅行は
おしまいにすると言ってからは日帰りのドライブを年に何回か行くように
していました。
去年あたりからドライブに誘っても「今は調子が悪い。」というようなことが度重なり
私も父をドライブに誘うことも無くなり 父が私の車で出かけるのは通院だけになっていました。
100歳近くなってくると身体の変調が大きくなってきて昨日までは元気で
行く気満々でも当日になると体調が悪くなることが多くなってきていました。
それでも「ドライブ行く?」とマメに声掛けしていれば父もきっとそのうちの何回か
ドライブに行けたかもしれません。そうしていれば父が気鬱にならなくても
済んだことでしょう。
連休後も割合お天気が良さそうだから誘って紅葉でも見に行って来ようと思う。
もし体調がすぐれなくて行けなくても又少し間を置いて誘ってみることにしましょう。
私が育てる菊は父と違って地植えの手間のかからない小菊だけ