この世に誕生して、はじめて自分を意識した時
自身の感情を外へ向けて表した時
まわりの大人たちの反応が
よくないものとして評価されたり
ありのままには受け止められなかった場合
次第に、自分は、何も感じていないかのように
ふるまうようになります。
けれど、年を重ねるに従い
蓄えられた感情がいっぱいになると、ようやく自分は、
社会的・表面的な人格だけでは生きていけないことに苦しみます。
自分の感情が意識できると
それを分かち合える人を求めます。
その気づきを何歳でするかは、
とても重要なことです。
子どもの頃に、身近な大人、親と分かち合えた人は
社会へ出た時
分かち合える人と分かち合えない人の区別がつきます。
もし、分かち合えなかったとしても
こういう人だっているさと、離れることができます。
ところが、
大人になってから、ようやく自分の感情に気づき
誰かと分かち合いたいと、他者を求めた場合
自分をありのままに受け入れられなかった時のショックは大きく
立ち直る体力も育っていません。
小さいころに周囲の大人から
ありのままの自分を受け入れてもらえなかった人は
大人になって
気持ちを分かち合える人を間違えます。
人を見ずに、いきなり自分を全開にして
相手の反応に、大きく傷つき・・
怒りや恨みの感情にとらわれます。
自分の中のどんな感情に気づいても、恐れずあわてず
また、相手の中のどんな感情に気づいても、恐れずあわてず
ありのままに
感情を感じる力を育てたいと思います。