山に魅せられて

山に魅せられ数十年のシニア女子。
日本百名山達成は通過点、今日も山へまいります。
一押し記事は、雲の平、高天ヶ原。

岩菅山(長野県 志賀高原)

2012-08-08 | 上信越


午後2時に到着した、夏の志賀高原は、グリーン一色。
ホワイト/雪バージョンの冬の賑わいはなく、
とても静かで、さわやかな風が流れていました。

翌朝6時、ホテルを出ると、道を挟んだ向かい側の広大な駐車場に、
トレーニング姿の若者男子がいっぱい。

お隣のホテルに宿泊する合宿生さんでしょうか。
前日の夕方には、外に置かれた数台の洗濯機が活躍をしていましたし、
幾つもの部屋には、若者の姿がありました。

夏の志賀高原は、合宿地でもあるのですね。




岩菅山は、思っていた以上に魅力のあるお山でした。
アライタ沢は涼しくて、グリーンタフの岩盤(緑色凝灰岩)は美しく、
頂上直下のガレ場は、ちょっとしたアルプス気分です。

復路は、ノッキリから幾つもの小さな登下降を繰り返し、
金山沢の頭を過ぎればも間もなく寺小屋峰。
少し下ると、広々とした草原にポンと出て、視界が広がります。


最後は、植物園から東館山ゴンドラリフトの下をくぐり、
高天ヶ原マンモススキー場を歩いて下り、高天ヶ原に下山。
車道の手前から、せせらぎ遊歩道の木道を歩いて
一の瀬のチウーホテルに戻りました。

コースは、変化に富んで面白いと思います。
  
 ※「夏山リフトのご案内」
   http://www.shigakogen-ski.com/summerlift.html




*・゜゜・*:.。..。.:*・゜*・゜゜・*:.。..。.:*・゜*・゜゜・*:.。..。.:*・゜*・゜゜・*:.。..。.:*・゜*・゜゜・*:.。..。.:*・゜*・゜゜・*:.。..。.:*・゜



1.岩菅山(いわすげやま 標高2295.0m 、長野県下高井郡山ノ内町 志賀高原)

 


2.2012年7月28日~29日(日) 時々
3.全行動時間:概ね、7時間( 6:30~13:26)。大変ゆっくりです。
   写真を撮り、出会った人とお話をしたり、
   なかでも、復路のノッキリでであったご夫婦とは、
   少し長い時間お話をさせていただきました(^^)。
   
4.コース詳細

全歩行距離11.988km

累積標高(+) 1029m
累積標高(-) -948m
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 5.行程
第1日:JR長野駅東口発 12:20志賀高原行きバス一の瀬スキー場13:50着
    チウーホテル(泊)
第2日:6:10チウーホテルスタート6:20登山口(アライタ沢起点)6:30スタート・・
    7:09アライタ沢・・8:36ノッキリ8:48・・9:27岩菅山9:39・・
    ノッキリ・・11:58金山沢の頭12:12・・12:29登山口・・12:53植物園
    ・・高天ヶ原マンモススキー場内を歩き・・13:20せせらぎ遊歩道・・
    13:26チウーホテル着 入浴・休憩。・・ホテルから2分の一の瀬バス停留所
    15:09発JR長野駅東口行き バス乗車
    ※ ながでん 急行バス




アライタ沢からの登山口。
一の瀬から車で5分。
ここまで、宿の方に送っていただきました。
既に2台の車が駐車していましたが、
極端に広くはないものの、
スペースあります。
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小三郎小屋跡の分岐。
小屋跡らしきものは見受けられませんでした。
標識通りに左へ。
上条用水路を右に見ながらの、
気持ちの良い道です。

道なりに木の橋を渡り
やがて、沢の音が左から聞こえてくると・・

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アライタ沢です。どうどうとした流れの下に透いて見えるのは
緑色した凝灰岩の岩盤。涼やかで美しい流れでした。

頑丈で安定した橋を渡り、10分ほど木の急な階段を登ると
ほぼ平ら。ヤレヤレ ┐(´ー`)┌

ホッとしたのは、しばらくのこと・・



この案内が出てくると、
まずは、ノッキリまでの本格的な登りです。

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樹林を進み、時々、天井が空けて
眺望がききます。

岩菅山!?

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ノッキリ到着。
おっと、道の真ん中に!
アライタ沢から来ると、ぶつかりそうになります(^^)
頂上から戻り、ここで休憩していたら、
アライタ沢から登ってくる皆さんが、
申し合わせたように右側を見ようと振り向くので、
おかしかったです。
実は私も、振り向きました。右側が直ちには見えないのです。

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ノッキリをスタートして、間もないところです。

こうして写真で見ると、それほど高くは見えないのですが、
頂上に近いほど急坂で、実際には、反りあがっているように見えました。

ノッキリ2070m、岩菅山2295mの標高。その差225m。
沿面距離にして1.686km未満 と、斜度は???
計算方法が分からないのであります

急坂のザレ場は手も使い、ノッキリから約40分、山頂ですヾ(=^▽^=)ノ。


左側の一段下がったところに避難小屋が、私の背中側には
秩父宮登山記念碑があります。
中央の岩菅神社の祠、山頂標識のあるあたりから、
裏岩菅山(2341m)への道が延びていました。

その先の鳥甲山、秋山郷の山々の同定を楽しみにしていましたが、
ざんねん、濃いグレーのガスがかかってなーんにも見えません。
南西には北アルプスも見えるそうですが、こちらもダメ。

でも、「昨日、山頂では雨が降って何も見えなかった」と、
一夜明けて下ってこられた非難小屋泊りの男性が、
おっしゃっていましたから、今日のお天気は、ラッキーな方ですね。

さあ、下山


ノッキリに戻ってきました。頂上にいたのは10分ほどでしたし、
小腹もすいてきたので、ここで休憩、パンを食べました。
「アライタ沢から登ってきて休んでいる」ご夫婦と
しばらくお話をしたのち、東館山・高天ヶ原に向かってスタートしました。

小さなピークをあっという間に越え下って、登りにかかったころ、
振り返ってみた岩菅山です。
さっきまであの頂にいたことが、不思議な感覚でした。



東館山からも大勢の登山者が登ってきていましたが、
午前11時を過ぎたころから、すれ違う人もなく
気持ちの良い道を独り占め。このあたりはお花が多くて、ウキウキ。


下を見れば素敵で、((o(*^^*)o))わくわく。


水飲み休憩でザックをおろし振り返ったら、
岩菅山はずいぶん遠くなったこと。

そこに、シニアの男性2人パーティがやってきました。
今日は、山頂の非難小屋泊まりだそうで、
食事を作って食べて飲んで「これが楽しみ」って、
にこにこと笑顔が素敵でした。


岩菅山見たのは、ここが最後でした。

金山沢の頭(かなやまざわのかしら)


その後は樹林の中を歩き、30分ほどで
赤石山への分岐、金山沢の頭に着きました。

道幅ほどの、狭いところです。
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寺小屋峰がどこかわからないうちに、ポンと草原に飛び出ました。
右側にリフトが見えたので、スキー場のようです。



はっきりした道があるわけではないので、
草丈の低いところを選んで、下ってゆくと、
左側に広い道がみえますから
そのまま進むと、やっと案内標識が
出てきました(´▽`) ホッ。

スキー場のように広がった&初めての場所では、
深いガスがでていると、
進むべき方向を見失うことがあります。

いくら磁石と地図をもっていても、やっぱり怖い。
晴れていればこそ、使いこなせる程度の実力しか持ち合わせていませんから

かねてから、登用GPSに関心を持っています。本当は欲しいけれども
数万円以上するので・・・



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標識に従って右に入りると、自然に植物園の中に入ってゆきました。
東館山ゴンドラリフトの下を通って、高天ヶ原リフトの脇から、
高天ヶ原マンモススキー場に誘われ、どんどん下山。


車道に出る手前から、せせらぎ遊歩道に入り、
一の瀬のチウーホテルに到着。

「順調でしたね」と笑顔で迎えていただきました。

すぐさま入浴、さっぱりしたところで、
朝食用のお弁当を半分残していたので… 
…ヾ(@⌒¬⌒@)ノ ウマヒィ。

おかげさまで、良き山旅でした


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最後に、宿について
チウーホテル

お宿にも恵まれました。
下の画像は、チウーホテルさんへリンクしています。

スキーのOFFシーズンの現在は、
登山者対応しています。

入山当日は登山口まで送っていただき、
(歩けば1時間)
汗びっしょりの下山後は、入浴無料。

バス乗車時刻まで、涼しいロビーでゆっくりくつろぐことができますし、
もちろん、宿泊料金もリーズナブル。

何よりも、岩菅山にお詳しいので、細かいところまで教えていただき、
事前に確かなイメージを描くことができました。


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです (おみや)
2012-08-08 21:11:31
こんばんわ
相変わらずお元気に山を楽しんでいらっしゃいますね。羨ましい限りです。
素晴らしい山の景色が次々と出てきて行ってみたくなりました。

私の方は山はもう無理になってきました。
先日「花の山」で有名な伊吹山へ初めて一人参加でツアーに行ってきました。
昨年とは雲泥の差ですが仕方ありませんね
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なつかし~~~ (kaibonkaibon)
2012-08-09 22:41:33
全然知らない名前ばかりの中に、発見!!
高天ヶ原、学生時代に行ったのよ。
どうやって行ったかも忘れてしまったけど。
なつかしいわ。
真面目に読んじゃいました。。(いつもだけど)
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私もチョイ足を (チーママ)
2012-08-12 05:08:43
さわやかな風景・水のきれいなこと
30年くらい前にスキーで行った志賀高原、周りはまっ白だった・・・この前、夏の景色で行ってきました。冬とはぜんぜんイメージ違い
山を登るというのではないけど、池めぐりのハイキングでもけっこうきつかったんですの
こちら猛暑だったけど、涼しさ満喫!それでも汗たっぷりで
チョイ進んで後ろを振り返ると、あんなに遠くに 不思議な感じですね。
山ならではの野草に出逢えるのも嬉しく
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伊吹山は・・ (おみやさま)
2012-08-13 12:19:01
お花の多い山。
イブキなになにと冠になるほどですものね。
おみやさんがお花を求めて、
お出かけになること、よく理解できます。

何時もご主人様とご一緒に楽しまれていらっしゃいましたが、
この度はお一人参加ですね、いろいろと感慨にふけることもあるかしらと
存じますが、こうしてお山を花を楽しまれているご様子に、
おみやさんフアンとしては、嬉しくなります。

おみやさんに、先輩山ガールの姿を求めています。
何時の日か、私も、真似します

コメントありがとうございます。
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そうだったの~♪ (kaibonkaibonさま)
2012-08-13 12:33:16
高天ヶ原って文字は、そう出てこないので、
全部読んでもらって、学生時代を思い出していただいて、
うっれしいありがとう。

どう行ったのか記憶にないってこと、よく分かる。
私も、学生寮が軽井沢にあって、
そこから歩いて近くの夏山に登ったのだけれど、
山の名も、道順も思い出せないの。
頂上でみんなで歌ったこととか、眺めたことは覚えているのだけれど・・
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志賀高原の夏と冬・・ (チーママさま)
2012-08-13 13:11:11
グリーシーズンとホワイトシーズンって感じ、
ほんと違いますね。静けさも。

標高あるから、じっとしていれば涼しいこと。
私の借りた旧館の部屋は冷房なかったけれど、
窓を開けておけばOKでした。

志賀高原は、あちこちにあるけれど、
もしかして四十八池?
スノーシューで歩いたけれど、平らなようで、
起伏がありました。
志賀高原といえど、体を動かせば、やっぱりε-(´o`;A アチィ

振り返ると山の全体像が見て取れて、かっこ良く立派に見えました。
でも、それだけ遠くなっているということでして、
一歩一歩の積み重ねがここまで来ているんだなーって。
登山って地味なスポーツかもしれないけれど、
私の性に合っているのかもしれません(⌒∇⌒)

コメ、いつもありがとう。
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Unknown (nakamura)
2012-08-16 09:26:45
おはようございます。

今年の夏もお元気ですね~、涼しい空気をたくさんいただきました。
チウホテルもよろしいですね・・・(笑い)。
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暑いことですね (nakamuraさま)
2012-08-22 23:07:59
おはようございます。

本当に暑いですね~
車はできるだけ使わず、もっぱら歩き専門ですから、
この一夏でどれほど汗をかいたことでしょう。
今や、帰宅後の水風呂が快感だったりします。
足へのアイシング効果も期待できますし(^^)

さて、夏の志賀高原は初めてでしたが、さても志賀高原、
涼しかったです。
じっとしていれば、汗が噴き出すこともなさそうです。
個人的には、たっぷりと汗をかきましたが。

チウ-ホテルさん、ご家族経営のようでして、
ちょっとした接遇にも、ぬくもりを感じ、
とても和みまして、
応援したくなってしまいました。


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遅くなりました (トラ子)
2012-09-20 01:31:06
岩菅山、いい形の山ですね。

気持ちの良い登山をされ・・・ウキウキとしてらっしゃる様子が伝わってきて、私も楽しくなってしまいました。
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Unknown (トラ子さま)
2012-10-16 12:03:28
毎度、遅くなって申し訳ないです(*_ _)人

実は山の会の7月例会登山(1泊2日)でしたが、希望者が少なくて
取りやめになりました。
参加者が少ないと一人あたりのバス代金が
高額になりますからね。

でも、山行担当者としていろいろ調べてありましたから残念で、
いっそのこと一人で行っちゃえーてなことで、行っちゃいました。

その後の夏山訓練にもなりましたし、
チウーホテルさんのの対応も気持ちの良いもので
楽しめましたよ。
夏の志賀高原体験は初めてで、ともに名の知れた
軽井沢とくらべ、爽やかさは変わりませんが、
とても静かで和みました(*´∇`*)
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