午後2時に到着した、夏の志賀高原は、グリーン一色。
ホワイト/雪バージョンの冬の賑わいはなく、
とても静かで、さわやかな風が流れていました。
翌朝6時、ホテルを出ると、道を挟んだ向かい側の広大な駐車場に、
トレーニング姿の若者男子がいっぱい。
お隣のホテルに宿泊する合宿生さんでしょうか。
前日の夕方には、外に置かれた数台の洗濯機が活躍をしていましたし、
幾つもの部屋には、若者の姿がありました。
夏の志賀高原は、合宿地でもあるのですね。
岩菅山は、思っていた以上に魅力のあるお山でした。
アライタ沢は涼しくて、グリーンタフの岩盤(緑色凝灰岩)は美しく、
頂上直下のガレ場は、ちょっとしたアルプス気分です。
復路は、ノッキリから幾つもの小さな登下降を繰り返し、
金山沢の頭を過ぎればも間もなく寺小屋峰。
少し下ると、広々とした草原にポンと出て、視界が広がります。
最後は、植物園から東館山ゴンドラリフトの下をくぐり、
高天ヶ原マンモススキー場を歩いて下り、高天ヶ原に下山。
車道の手前から、せせらぎ遊歩道の木道を歩いて
一の瀬のチウーホテルに戻りました。
コースは、変化に富んで面白いと思います。
※「夏山リフトのご案内」
http://www.shigakogen-ski.com/summerlift.html
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1.岩菅山(いわすげやま 標高2295.0m 、長野県下高井郡山ノ内町 志賀高原)
2.2012年7月28日~29日(日) 時々
3.全行動時間:概ね、7時間( 6:30~13:26)。大変ゆっくりです。
写真を撮り、出会った人とお話をしたり、
なかでも、復路のノッキリでであったご夫婦とは、
少し長い時間お話をさせていただきました(^^)。
4.コース詳細
全歩行距離11.988km
累積標高(+) 1029m
累積標高(-) -948m
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5.行程
第1日:JR長野駅東口発 12:20志賀高原行きバス一の瀬スキー場13:50着
チウーホテル(泊)
第2日:6:10チウーホテルスタート6:20登山口(アライタ沢起点)6:30スタート・・
7:09アライタ沢・・8:36ノッキリ8:48・・9:27岩菅山9:39・・
ノッキリ・・11:58金山沢の頭12:12・・12:29登山口・・12:53植物園
・・高天ヶ原マンモススキー場内を歩き・・13:20せせらぎ遊歩道・・
13:26チウーホテル着 入浴・休憩。・・ホテルから2分の一の瀬バス停留所
15:09発JR長野駅東口行き バス乗車
※ ながでん 急行バス
アライタ沢からの登山口。
一の瀬から車で5分。
ここまで、宿の方に送っていただきました。
既に2台の車が駐車していましたが、
極端に広くはないものの、
スペースあります。
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小三郎小屋跡の分岐。
小屋跡らしきものは見受けられませんでした。
標識通りに左へ。
上条用水路を右に見ながらの、
気持ちの良い道です。
道なりに木の橋を渡り
やがて、沢の音が左から聞こえてくると・・
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アライタ沢です。どうどうとした流れの下に透いて見えるのは
緑色した凝灰岩の岩盤。涼やかで美しい流れでした。
頑丈で安定した橋を渡り、10分ほど木の急な階段を登ると
ほぼ平ら。ヤレヤレ ┐(´ー`)┌
ホッとしたのは、しばらくのこと・・
この案内が出てくると、
まずは、ノッキリまでの本格的な登りです。
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樹林を進み、時々、天井が空けて
眺望がききます。
岩菅山!?
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ノッキリ到着。
おっと、道の真ん中に!
アライタ沢から来ると、ぶつかりそうになります(^^)
頂上から戻り、ここで休憩していたら、
アライタ沢から登ってくる皆さんが、
申し合わせたように右側を見ようと振り向くので、
おかしかったです。
実は私も、振り向きました。右側が直ちには見えないのです。
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ノッキリをスタートして、間もないところです。
こうして写真で見ると、それほど高くは見えないのですが、
頂上に近いほど急坂で、実際には、反りあがっているように見えました。
ノッキリ2070m、岩菅山2295mの標高。その差225m。
沿面距離にして1.686km未満 と、斜度は???
計算方法が分からないのであります
急坂のザレ場は手も使い、ノッキリから約40分、山頂ですヾ(=^▽^=)ノ。
左側の一段下がったところに避難小屋が、私の背中側には
秩父宮登山記念碑があります。
中央の岩菅神社の祠、山頂標識のあるあたりから、
裏岩菅山(2341m)への道が延びていました。
その先の鳥甲山、秋山郷の山々の同定を楽しみにしていましたが、
ざんねん、濃いグレーのガスがかかってなーんにも見えません。
南西には北アルプスも見えるそうですが、こちらもダメ。
でも、「昨日、山頂では雨が降って何も見えなかった」と、
一夜明けて下ってこられた非難小屋泊りの男性が、
おっしゃっていましたから、今日のお天気は、ラッキーな方ですね。
さあ、下山
ノッキリに戻ってきました。頂上にいたのは10分ほどでしたし、
小腹もすいてきたので、ここで休憩、パンを食べました。
「アライタ沢から登ってきて休んでいる」ご夫婦と
しばらくお話をしたのち、東館山・高天ヶ原に向かってスタートしました。
小さなピークをあっという間に越え下って、登りにかかったころ、
振り返ってみた岩菅山です。
さっきまであの頂にいたことが、不思議な感覚でした。
東館山からも大勢の登山者が登ってきていましたが、
午前11時を過ぎたころから、すれ違う人もなく
気持ちの良い道を独り占め。このあたりはお花が多くて、ウキウキ。
下を見れば素敵で、((o(*^^*)o))わくわく。
水飲み休憩でザックをおろし振り返ったら、
岩菅山はずいぶん遠くなったこと。
そこに、シニアの男性2人パーティがやってきました。
今日は、山頂の非難小屋泊まりだそうで、
食事を作って食べて飲んで「これが楽しみ」って、
にこにこと笑顔が素敵でした。
岩菅山見たのは、ここが最後でした。
金山沢の頭(かなやまざわのかしら)
その後は樹林の中を歩き、30分ほどで
赤石山への分岐、金山沢の頭に着きました。
道幅ほどの、狭いところです。
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寺小屋峰がどこかわからないうちに、ポンと草原に飛び出ました。
右側にリフトが見えたので、スキー場のようです。
はっきりした道があるわけではないので、
草丈の低いところを選んで、下ってゆくと、
左側に広い道がみえますから
そのまま進むと、やっと案内標識が
出てきました(´▽`) ホッ。
スキー場のように広がった&初めての場所では、
深いガスがでていると、
進むべき方向を見失うことがあります。
いくら磁石と地図をもっていても、やっぱり怖い。
晴れていればこそ、使いこなせる程度の実力しか持ち合わせていませんから。
かねてから、登用GPSに関心を持っています。本当は欲しいけれども
数万円以上するので・・・
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標識に従って右に入りると、自然に植物園の中に入ってゆきました。
東館山ゴンドラリフトの下を通って、高天ヶ原リフトの脇から、
高天ヶ原マンモススキー場に誘われ、どんどん下山。
車道に出る手前から、せせらぎ遊歩道に入り、
一の瀬のチウーホテルに到着。
「順調でしたね」と笑顔で迎えていただきました。
すぐさま入浴、さっぱりしたところで、
朝食用のお弁当を半分残していたので…
…ヾ(@⌒¬⌒@)ノ ウマヒィ。
おかげさまで、良き山旅でした
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最後に、宿について
チウーホテル
お宿にも恵まれました。
下の画像は、チウーホテルさんへリンクしています。
スキーのOFFシーズンの現在は、
登山者対応しています。
入山当日は登山口まで送っていただき、
(歩けば1時間)
汗びっしょりの下山後は、入浴無料。
バス乗車時刻まで、涼しいロビーでゆっくりくつろぐことができますし、
もちろん、宿泊料金もリーズナブル。
何よりも、岩菅山にお詳しいので、細かいところまで教えていただき、
事前に確かなイメージを描くことができました。
相変わらずお元気に山を楽しんでいらっしゃいますね。羨ましい限りです。
素晴らしい山の景色が次々と出てきて行ってみたくなりました。
私の方は山はもう無理になってきました。
先日「花の山」で有名な伊吹山へ初めて一人参加でツアーに行ってきました。
昨年とは雲泥の差ですが仕方ありませんね
高天ヶ原、学生時代に行ったのよ。
どうやって行ったかも忘れてしまったけど。
なつかしいわ。
真面目に読んじゃいました。。(いつもだけど)
30年くらい前にスキーで行った志賀高原、周りはまっ白だった・・・この前、夏の景色で行ってきました。冬とはぜんぜんイメージ違い
山を登るというのではないけど、池めぐりのハイキングでもけっこうきつかったんですの
こちら猛暑だったけど、涼しさ満喫!それでも汗たっぷりで
チョイ進んで後ろを振り返ると、あんなに遠くに 不思議な感じですね。
山ならではの野草に出逢えるのも嬉しく
イブキなになにと冠になるほどですものね。
おみやさんがお花を求めて、
お出かけになること、よく理解できます。
何時もご主人様とご一緒に楽しまれていらっしゃいましたが、
この度はお一人参加ですね、いろいろと感慨にふけることもあるかしらと
存じますが、こうしてお山を花を楽しまれているご様子に、
おみやさんフアンとしては、嬉しくなります。
おみやさんに、先輩山ガールの姿を求めています。
何時の日か、私も、真似します
コメントありがとうございます。
全部読んでもらって、学生時代を思い出していただいて、
うっれしいありがとう。
どう行ったのか記憶にないってこと、よく分かる。
私も、学生寮が軽井沢にあって、
そこから歩いて近くの夏山に登ったのだけれど、
山の名も、道順も思い出せないの。
頂上でみんなで歌ったこととか、眺めたことは覚えているのだけれど・・
ほんと違いますね。静けさも。
標高あるから、じっとしていれば涼しいこと。
私の借りた旧館の部屋は冷房なかったけれど、
窓を開けておけばOKでした。
志賀高原は、あちこちにあるけれど、
もしかして四十八池?
スノーシューで歩いたけれど、平らなようで、
起伏がありました。
志賀高原といえど、体を動かせば、やっぱりε-(´o`;A アチィ
振り返ると山の全体像が見て取れて、かっこ良く立派に見えました。
でも、それだけ遠くなっているということでして、
一歩一歩の積み重ねがここまで来ているんだなーって。
登山って地味なスポーツかもしれないけれど、
私の性に合っているのかもしれません(⌒∇⌒)
コメ、いつもありがとう。
今年の夏もお元気ですね~、涼しい空気をたくさんいただきました。
チウホテルもよろしいですね・・・(笑い)。
本当に暑いですね~
車はできるだけ使わず、もっぱら歩き専門ですから、
この一夏でどれほど汗をかいたことでしょう。
今や、帰宅後の水風呂が快感だったりします。
足へのアイシング効果も期待できますし(^^)
さて、夏の志賀高原は初めてでしたが、さても志賀高原、
涼しかったです。
じっとしていれば、汗が噴き出すこともなさそうです。
個人的には、たっぷりと汗をかきましたが。
チウ-ホテルさん、ご家族経営のようでして、
ちょっとした接遇にも、ぬくもりを感じ、
とても和みまして、
応援したくなってしまいました。
気持ちの良い登山をされ・・・ウキウキとしてらっしゃる様子が伝わってきて、私も楽しくなってしまいました。
実は山の会の7月例会登山(1泊2日)でしたが、希望者が少なくて
取りやめになりました。
参加者が少ないと一人あたりのバス代金が
高額になりますからね。
でも、山行担当者としていろいろ調べてありましたから残念で、
いっそのこと一人で行っちゃえーてなことで、行っちゃいました。
その後の夏山訓練にもなりましたし、
チウーホテルさんのの対応も気持ちの良いもので
楽しめましたよ。
夏の志賀高原体験は初めてで、ともに名の知れた
軽井沢とくらべ、爽やかさは変わりませんが、
とても静かで和みました(*´∇`*)