須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

タイのブログを新しく立ち上げました!

2022-10-22 21:48:53 | 日記
2022年11月からタイで活動することになりました。
まだ準備中ですが、ご興味のある方は、下記アドレスからご訪問ください。
よろしくお願いします💛

「泰屋倶楽部~タイ・ラムパーン編」



麗しき女友達(1)~『薔薇の名前』

2022-05-27 23:20:09 | 日記
皆さま、お久しぶりです。冬眠から春眠・・・少しずつ覚めています。
2021年末から2022年にかけての冬には、心配な看護、手のかかる介護や通院、心悼む看取り等が、これでもかというように続きに続き、心ここに(ブログに)あらずでした。
ブログが書けるということは、心身が安定しているということ。悲喜こもごもの人生で、それでも前を向いて、安定した幸せな時間が過ごせているという状態なんでしょう。

4月27日水曜日、30数年前に同僚だった麗しの女友達(ちょっと先輩)をお尋ねする幸運に恵まれました。一時は濃密に仲が良くても、環境や志向が変わり、道が分かれ、会えなくなってしまうことがありますね。

彼女ともそんな仲でした。それでも思いは強く残っていました。今に至っては互いに年賀状だけは交換する間柄でしたが、4月に入って思いがけずお手紙をいただいたのです。すぐに連絡を・・・と思いましたが、携帯の電話番号さえお互いに知らずにいたことに驚きました。そうですね、当時は携帯電話がなかったのです。

私はそこそこ年齢なので(若くはないが年寄りでもない)、過去から現在に至る経験や思い出がいっぱいあります。そして、その大部分について印象的な断片しか覚えていません。たぶん皆さまもそうだと思います。4月末に彼女との「時のタイムカプセル」が開いて、再度の濃密な邂逅のおかげで20代最後の思い出がたくさん蘇りました。

手紙の書き出しは『薔薇の名前』でした。

彼女と一緒に映画を観に行ったらしいのですが、行った場所やそこで得た印象が強ければ強いほど、誰と行ったか全く覚えていない傾向が私にはあるようです。面白い!!もちろん素晴らしい経験を覚えているので、ご一緒したんだと改めて感謝しています💦

彼女は精神が透き通ってみえるような、もっと美しい人になっていました。
人を色で例えることがありますね。彼女は以前、他の人から「一色に限定できない」と言われたことがあるそうです。すべての色を混ぜると無彩色(グレイ系)になるらしく、「グレイに混ざりあう前のマーブル状態かも」と言ってみたのですが、時間を置いて「透明」なんだと気がつきました。

歳を重ねて美しい人がもつ佇まい・・・過去の全てを混ぜて凛として存在するか、もしくは、過去の全てを透明に変える力を持って存在するか・・・そんな「潔さ」の中にだけ、人生の美しさはあるのだと気がつきました。本当にありがとうございます🌹


6年前、職場にあった池の埋立地から救出した野薔薇。
自宅は保護動物と保護植物ばっかり(笑)・・・。

これまた忘れていましたが「須磨観光ハウス花月」にも、当時二人で行って松花堂弁当を食べたらしいのです!!昭和の終わり頃、ご先代の頃ですね。少しだけ思い出が蘇りました、私がご案内したんです。
私はずいぶん前から須磨浦公園西側の高台と須磨観光ハウスの佇まいをこよなく愛していたのですね。


美しいゆったりした大海原。。。この景色が大好きなんです。。。

河津桜が美しい。。。愛すべき昭和レトロな佇まい。。。

『薔薇の名前』ラストシーンも美しかったです。「薔薇の名前は誰も知らない。ただ神のみが知っている」・・・だったように記憶しているのですが、どうだったでしょうか?

お互いに生きてきた時間と経験、「生きること」を深く味わえる年齢になりました。個々の人生に名前がなかったとしても、そこに確かに存在し、薔薇のように開き輝いた数々の思い、記憶のタイムカプセルを開き、曖昧な過去を共に紡ぐタイムトラベラーになれた喜び。。。そこにも須磨観光ハウスでの一シーンがありました。。。まるで映画のようです🌈

美猫のgooちゃん。遠い記憶は断片、『薔薇の名前』はだれも知らない。
それでも、美しい猫の名前を知っています💛

花月猫おっさんLOVER💛~花月のレディキラー達

2022-04-27 21:18:42 | 猫の物語
以前、花月美猫、女神猫を取り上げましたので、今度はおっさん猫特集です。おっさんといっても、3~4歳、厳しい環境の中では、オス猫は強く大きく・・・早くおっさんになったもの勝ちなのかも知れません。

2021年のこと、冬一番の寒波、冬将軍到来、ホワイトクリスマスだったかな? 須磨浦公園の冷えは半端ないので、花月猫ちゃん達は冬に備え、秋にはドカ食いしてコロッコロに太ります。

まずはハイこの子、ひょうきんで明るくおヒゲにいっぱいチュールをつけて面白い顔!!昨年秋にはチロに替わって、あちこちウロウロして、軽い喧嘩が絶えなかったこの子は・・・バンちゃんで~す。バンちゃんの由来は胸の白く手大きい三角がバンダナみたいだから・・・大きいのは三角だけではなく、再掲載した写真のお腹も、太鼓腹でポンポンですね~。


スタッフさんから、昔の写真を入手できましたのでご紹介しますね。誰だ!この美少年は!!そうです、お鼻が白いチロくんです。え~ぇ!!!澄んだお目目にスッキリした顔だち、頬がたるんでない!少年時代のチロくん、ステキ!

クロちゃん、たぶん一歳、既にオッサンの貫禄です。

これだーれだ??えっ、コハルかな?コハルはまだオッサンじゃないよ、ヒントは少しだけ釣り目の眼差し、そして日付です。



答えは分かりましたか??・・・ジャーン、マリオくんでした。衝撃的な体形の変化。マリオは今では一年中太っていますよね~。

そして・・・。2022年4月1日エープリルフールの一枚!!


あれぇ、ラビ!!なんで角刈りのおっさんが、枕に手をついてお布団で寝ているの??

実は・・・年末も押し迫った2021年12月28日、尿道閉塞で瀕死の状態だったラビを急きょ保護しました。あの日にもし出会えなかったら、ラビはもうこの世にいません。お正月を挟み、命の危機を脱しました。幾度もの縫合手術に耐え、長期の入院生活を乗り越え、そして家猫になりました。頑張ったね、ラビ。。。もう家族の元には帰れませんが死ななくてよかったです。

料理長が整備してくださった南エリアの基地。ラビはこの場所で家庭を築き、子を成し、家族を守ってきました。後ろ姿で分かりにくいですが、下段手前は背中の白抜きから見てマリオかコハル、上段手前はウニ太郎だと思います。

ラビの盟友、兄弟船のウニ太郎始め、花月のおっさん達がラビに替わって南エリアを守ってくれるよ、ラビ、神様にいただいた命を大事に、家猫として第二のニャン生を一緒に生きようね💛



「岩合光昭の世界ネコ歩き」で放送されます!!

2022-02-18 10:43:05 | 猫の物語
年末年始にかけて大変な出来事がいっぱいあったので、新年のご挨拶も差し上げないまま2月中旬がやって来ました。
古来から現在に至るまで、日本では一年の変わり目は節分と立春、つまり2月3日が一年の最終日、そして2月4日から新たな一年が始まったばかりということで・・・見苦しい言い訳をお許しくださいませ~。

2022年初めての記事で、皆さまに大切なお知らせがあります。

2022年2月22日、2(ニャン)づくしの大事な一日、そうです、「猫の日」ですね。こんなステキな日に、待ちに待った私の夢が叶うんですよ!!
実は2021年の年末に、岩合さんとクルーさんご一行が、須磨観光ハウス「花月」の撮影にいらっしゃったんです!!「今年の猫の日」は、私にとって本当に春が立つ大事な一日になりそうです🌈

撮影時の様子や前告知については、放送より先にブログにあげない「お約束」でした。しかし、既にNHKから予告編も出ているので、その宣伝は大丈夫だと判断しました。

岩合さんの取材を受けること・・・猫好きには天にも昇るような夢ですね。私も以前から取材依頼をしていました。雑誌でも写真でも何でも有り難かったのですが、まさか放送されるなんて!!!そしてこんなに早く夢が叶うなんて!!!!!
運を使い果たさないようにしないといけない・・・とはいえ、今回は私のアピールで実現した企画ではなく(そんなことは一切耳に届いていなかったみたい((´∀`))ケラケラ)、あちらから探してきてくださったので、私の運はまだ尽きていないと思いますけどね~。

若いころ青年海外協力隊に参加しました。最初は不純な動機でした。惚れこんだタイ・・・現地で暮らせる理想的な方法は、JICAから派遣していただくことでした。もちろん勉強も努力もしたんですよ。そして本当にタイに行けました。合格と派遣先の書かれた通知を受け取り、開封した瞬間の、胸の高鳴りと涙は、何十年経っても忘れません。「強く願えば夢は叶う」と思った出来事でした。

今でもその奇跡を信じています。そしてその奇跡が、その後のボランティア精神を培ってくれた、新しい価値観をもたらしてくれたことに、ずっと感謝しています。でもね、「強く願う」だけではできない、叶わないこともたくさんあるのだと分かりました。あの時タイで活動できたことには、「運」も味方してくれたのですね。

今は「強く、そして長く、願い続けると夢は叶う」と思っています。「運」というものはあるけど、努力を止めないで逃げないで、いつか「運」がやってくるまで諦めない。粘り強くやり続ける力が大事なんだと思います。私の先生はよく「人は気力だ」とおっしゃいます。気力を持ち続けることは簡単そうで難しいですね。

岩合光昭さんご来訪という強運、さすが「座敷童伝説」をもつ須磨観光ハウス花月ですね。私は花月猫ちゃん達の幸運を、いつもそしてずっと、願い祈っていますよ~。

岩合光昭さんと撮影隊のこぼれ話は放送終了後、良識の許す範囲で紹介させていただくことにしますね💛💛
皆さん、猫の日の夜、ぜひBSをご覧ください。

「岩合光昭の世界ネコ歩き」

お腹デーン、貫禄のバン。「もしかしたらオラが主役かも知れないぜ! 絶対、観てくれよな~😊」(私、放送内容は全く知りません。バンちゃんがつぶやいた無責任発言ですのであしからず・笑)

cocoこたつでホッカホカ~♨

2021-12-23 10:53:05 | 猫の物語
今年もあとわずか、皆さま、二ケ月のごぶさたです~。
今年の秋の様子が抜けてしまったので、少し前を振り返りながら、花月猫ちゃん達をご紹介しますね。

まずは!!小さな応援団長cocoちゃん父娘のご様子からです。
cocoちゃん父娘は土日のいずれかに、午前中から午後にかけていらっしゃることが多いんですが、たまにお会いできることもあります。

cocoちゃんのお父様はアイデアマンで子煩悩。猫じゃらしはじめ、花月猫達が喜びそうなものを揃えて、cocoちゃんと猫ちゃん達が楽しくふれあえる工夫を考え出す方なんです。またそんな生き物同士のふれあいから、cocoちゃんが学ぶこと、心を育てることを大事に思っていらっしゃる方だと尊敬しています。

たぶんトレッキングなどもお好きなのでしょうか、この秋に用意されたのは「こたつ」なんです!!遮熱の保温敷物に、ステンレス枠を置き、布団をかけ、中にあったかいカイロを入れると「即席こたつ」のでき上がり~~!!!まだ一年生のcocoちゃん、屋外での保温や休憩を考えるとベストな選択です。常識のある方ですから、キチンとわきまえて、お客様の目に触れない場所や時間を選んでいらっしゃいました。


こたつに入ったことのない花月猫ちゃん達とcocoちゃん父娘はこたつ㏌!!
私も一緒に㏌ !!!
初こたつの花月猫ちゃん、喜んで出入りする子、恐る恐る入ったもののビックリして飛び出す子と、やってくれることも様々、笑いと笑顔とふれあいの喜びを感じる瞬間でした。ジャスミンなんかは、まるで家にいるようにこたつ布団の縁に居座っていました。



11月には補助金も出たので、cocoちゃん父娘は「花月」にご宿泊、秋の名月を愛でながら昼と夜の「こたつ㏌!」を楽しんでいらっしゃいました。



花月猫ちゃん達の中で、一番のこたつ好きだ誰だったのか?どの子が面白いこと、笑わせてくれることをやってくれたのか??お父様に聞いてみたいですね!!

💛💛💛cocoちゃんパパのお返事をお待ちしておりま~す💛💛💛