須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

2021年9月15日 晩夏の花月猫(1)~ペロリ編

2021-10-17 12:19:07 | 猫の物語
今年の9月はとても暑かったのですが、それでも盛夏の厳しさは和らぎ、花月猫ちゃん達にとって過ごしやすい日々がやってきました。
健康状態も安定した嬉しい日々が続きました。ジジ&ウニ太郎の子供達、今では北側バックヤードから崖の上まで登れるようになりましたが、一月前はまだ子供子供していました。目もガチャガチャですが、段々と良くなっています。

さて、今日は「ペロリ」顔の紹介です! 目薬はやっているんですよ。ウニの子供、チュールを鼻につけてペロリ!

コジマとコハル、ペロリ! コジマの目も以前はガチャガチャでした。

チビ、ぺロリ!

ラビ、👅出し、ペロリ!

秋に一杯食べてどんどん太ってね、外飼い猫は寿命が短いと思いますが・・・まれにご長寿もいますよね。免疫力つけて、長生きしてね、できるだけ一緒にいようね!!

花月のお料理(70)~ 松茸土瓶蒸し・お造り・鰻市松煮ほか

2021-10-12 10:43:30 | 花月のお料理
いつまでも暑い日が続いていますが、そうこう言う間に10月中旬になりました。花月猫の異動が激しく、嬉しかったり悲しかったりすることの多かった夏が過ぎ、一年で最も過ごしやすい季節を迎えました。

実は二か月前の8月14日、暑気払いのお料理をいただいたのですが、ご紹介ができていません。この時は事実、全て絶品でした!!この度、緊急事態宣言が解除されて、花月でもお酒を召し上がっていただけることになりました。このお料理は夏の終わりから初秋のしつらえで、本来はきちんと季節を先取りされたものです。ご紹介が遅くなってしまって申し訳ありません。ということで、食レポの内容がかなりぼやけてしまっているので、写真をたくさん紹介したいと思います。

まずはやはり!松茸土瓶蒸しです。海老、鱧等、松茸の香りと出汁でいただく、もはや説明不要ですね。林修先生が京都巡りをする番組で「大人は鱧と松茸を一緒に食べる」と言っていらっしゃいましたが、既に実行済。この組み合わせって大人の味なんですね。


枝豆豆腐の雲丹載せ・・・色がきれい!枝豆とウニの香りがよかったです。


お造り・・・本マグロ、カンパチ、タイなど。この涼しげなしつらえに感動します!花月のお料理、お肉も選び抜いた素材ですが、お魚についても目利きの二人が選んだものですので、間違いないんです。


実はマネちゃん、かつてフランスでプロスキーヤーだったお話はしましたね。他にもたくさんの顔を持っていらっしゃいます。その一つが「釣り師」なんです。そりゃそうですね、生まれも育ちもこの「花月」、須磨浦の真ん前で一番楽しいことは何?そう、子供の時からずっと釣り、釣り、釣り・・・。釣りは人生の一部なんですって。そして料理長も既に釣りに目覚めたみたい・・・「花月」にいたら仕方ない、これは宿命です。嘘だと思うなら来て見てください。花月からの海の絶景にきっと誰もが圧倒されるはずです。

そして、今回の一押しはこれ!!「鰻の市松煮」です。鰻と野菜、煮込みの味付けと組み合わせが絶品!!「自己アピールは口でなく腕で」と思っていらっしゃるのか、料理長は「そもそも鰻が美味しいからね、鰻をつかった料理は何でも美味しいから・・・」と謙遜なさいました。しかし!それは違います!!以前の記事で、「鰻は東京の方が美味しい」と紹介しましたが、鰻を使ったお料理となると、それは料理人の腕次第なんですよ、料理長、ありがとうございます。皆さまに食べていただきたい逸品です。


銀鱈の西京焼き


天婦羅・・・鱧肉でアスパラガスを巻いた絶品。松茸、三つ葉の天婦羅です。

アワビの肝ソース煮加茂茄子添え


トウモロコシご飯・・・豆ごはんの青臭さもなく、更にスイート。

最後に直近のクマちゃん。ちょっと太りました。足腰も丈夫になり、気持ちも明るく、元気でやってます。クマちゃんの「家猫シリーズ」早く書かないとね。。。トホホ。。。。。


花月猫 男の道

2021-10-02 11:14:27 | 猫の物語
人の出産する男女比は、男性がやや多くなっているようで、高度な医療体制を持ち文化的生活を享受できている国々では、赤ちゃんの死亡率が低いので、男の子の方が多いようです。昔から男の子の方が育てにくいと言いますよね、昔なら男の子は死亡率が少し高くて、それで五分五分の男女比に近づいていたわけですから、自然の摂理とはすごいものですね。


 イケメンスタッフの兄ちゃんによると鳴き声は仔猫のようなブラック、赤・黒・白がカッコいい!

そこで花月猫、ゾロの子供は男3:女1でした。仔猫達はまだ調べていませんが、現在の定住猫をみるとその割合は圧倒的にオス猫が多いのです。その理由はよく分かりません。メス猫は大事にされていますが、いつも出産の機会を狙われていてしんどいだろうと思います。またラビ&ウニ太郎のような外からの猫が来ないなら、だんだん血が濃くなってしまって、あまりよい結果が望めない・・・だからもうそろそろ避妊ですね。とはいえ恋の季節には、ボディガードのオス猫達を出し抜き、コマちゃんのようにしつこく頑張る子もやってくるので、そうそう血も濃くならないのかもしれません。


義理の親子ウニ太郎&ボブ。ボブは身体は大きいけど気性はおとなしくて、時々仔猫のケージに入っています、今のところ・・・。

もちろん縄張りはあって、2021年夏現在のエリアボスは、東:チロ&バン兄弟、西:マリオ、南:ラビ、北:ウニ太郎です。縄張り全体の統括猫はやはり縞次郎、先日、久々に帰宅した姿を見て「ラビは頭を隠してビビっていた」とマネちゃんから聞きました。

格下在住オス猫は、東:クロ、ビリー、西:ブラック、コハル、チビ、ボブ(まだ少し幼い)、南:ポコ(ニャニャの連れ子)、北:なし・・・南北エリアは共に狭いので、共生は難しいかと思います。

うし、ユキ、ニャン太、ニャン吉などは、お腹が空いたら東西エリアのどこかでご飯だけ食べに帰って来て、すぐに周辺に散っていきます。私はうしやユキちゃんが好きなので、会えると嬉しいですし、エリア外であったらご飯に誘います。


 みんな大好き、コハル。抱っこされたらゴキゲン!!

とはいえ、子育ても一段落、また秋の恋の季節がやってきました。先日、南エリアラビの基地でチュールをやっていると、匂いに釣られてワラワラと集まってきた中に、バン、ウニ太郎なんかもいて、チビ白が不思議そうにご挨拶をしている様子を見ました。



新しい恋のさや当てや家族関係の行方、これからどうなるのでしょうね、花月猫社会のニャン間関係もなかなか難しく厳しいようです。男の子達は早めに「色気より食気」にシフトしていってほしいなぁ。女の子の避妊手術もおねがいしま~す。

追伸:空ちゃんに続き9月中旬、海ちゃんも行方不明になりました。ある程度まで成長していたので大変残念です。冥福を祈ります。



ラビとウニ太郎の家庭(2)~2021年9月1日ラビ&ニャニャ(ハナ)家 夫婦の絆

2021-09-22 08:46:36 | 猫の物語
2019年のいつからか、ラビとウニ太郎は西エリアの花月猫になり、共に成長しました。2020年にはウニ太郎の大怪我や、ラビ・ウニ太郎ともに一時的な修行の巣立ちがありましたが、2021年の春ごろには故郷である花月に戻って来ました。2021年9月現在、共に2歳~3歳、ラビは南エリア階段にニャニャ(ハナ)と、ウニ太郎は北側バックヤードにジジと、それぞれの縄張りと家族をもって幸せに暮らしています。


 ウニ太郎&ジジ夫婦。ジジとクマちゃんはそっくりです。

私はオス猫を飼ったことがありませんので生態を知らないのですが、メス猫に比べて甘え上手だと言われています。それは外面がいい証拠、だから自然界においては縄張りを守り見回ることに専心し、子づくりの後は全てメス猫任せ、妊娠、出産、子育てには無関心だと思っていました。今回、ラビが子育てをする様子を見て、オス猫に対する見方が変わりました。ラビは見事なまでにイクメンだったからです。

ちょっと前までプレイボーイだったラビがニャニャに気に入ってもらい、一生懸命家庭を守るのをみていると、とても可らしく嬉しい気持ちになります。猫は気まぐれというイメージがありますね。また種の保存のためもあって、メス猫は多重婚だとも言われています。表題を「家族」ではなく「家庭」とした理由は、花月猫ちゃん達は元からほぼ全員が血の繋がった家族であり、その繋がりを大事にして暮らしているからなんです。そこに偶然やってきた仔猫のラビとウニ太郎が成長し、ステキな家庭を築きました。自分のテリトリー内で奥さんと子供を守っている・・・奥さんの前の子供も一緒に暮らしている・・・なんかいいと思いませんか!



自分の子ではない少年・少女猫も共に暮らしているけれど、細かいことは気にせず、「幸せがある場所」を見つけたラビとウニ太郎、よかったね!!!

以前にお知らせしたように、ラビとニャニャの子供4匹のうち、黒い子1匹が行方不明、白い子1匹が衰弱死してしまいました。白い子2匹はラビにそっくりで、疑いもなくラビの子なんです。残った白ちゃん1匹はラビと連れだっていることが多く、白猫の大小、ホント微笑ましいですよ。


チビ白ちゃんは怖い目に遭ったからか、とても怖がりでしたが、少し大きくなって、最近は人にもなつくようになりました。ラビは元々人懐っこいので性格も似てくるのでしょう。チビ黒ちゃんはまだなつきませんけどね。

花月には外に鏡はないので、猫ちゃん達は自分の姿を見ることができません。まろ兄のところへ巣立った「なみちゃん」は鏡に映った自分の姿に驚いて「シャー」っと言ったらしいので、自分の姿を認識している子はいないんだと思います。ラビが自分に瓜二つの子供を特に可愛がるのはとても不思議ですが、何かわかるものがあるんでしょうかね~💛


父ラビは顔もかなり大きく身体も筋骨隆々ですが、度重なる喧嘩や免疫力の低下で背中の皮膚が赤っぽくなっていますので、皮膚用の薬を塗ってみようと思っています。ウニ太郎も鼻が傷だらけで痛々しいのですが、もうマリオより身体が大きくなりました。



頑張れ、ラビ~!頑張れ、ウニ太郎!!義兄弟2匹とも幸せになったね~🍀




ラビとウニ太郎の家庭(1)~2021年8月20日ウニ&ジジ家  ジャスミン避妊手術

2021-09-17 13:08:17 | 猫の物語
ラビとウニ太郎は2019年頃の少年期、時を同じくしてフラッっと花月にやってきたオス猫だと聞いています。ライオン家族にみられるルールと同じなら、新しいオス猫、たぶん子供のオス猫は、受け入れられることもあるようですね。新しいメス猫は猫の大家族に受け入れられないようですから、ラビもウニ太郎も「ラッキーだった」といえるでしょう。


 うろこ状の縞模様4匹 + ちょっと黒い縞1匹

7月26日に料理長から「ジジが5匹子供を産んだ!」と連絡をいただきました。北側バックヤードにある安全な段ボール箱の中での出産です。ジジは前回の子育てで、順調に育っていた渦ちゃんとコボブ(仮)が突然いなくなり、辛い目にあいました。今まではどこかで産んで、しばらく育ってから北側バックヤードに連れて来ていたのですが、今度はもっと人を信頼して、人間の近くで産むことを選んだようです。

箱穴から覗くとジジに「シャー」っと叱られるので、ジジがご飯を食べに行った隙に、マネちゃん達が交互に安全確認をしたそうです。今度は人間の目も手も借りながら、5匹は暑い8月を乗り切り順調に育ちました。5匹ほぼ全員がうろこ状の縞模様、もう間違いなくウニ太郎の子供です!ウニちゃんもちゃんと分かっているのか、乾燥機の上から見張りを怠りません。



もともと薄暗いバッグヤードの箱の中、全く写真が撮れませんでした。無理に撮ってみても5匹が固まった猫玉状態、見るのは可愛いのですが、写真でお伝えするのは無理でした、お許しを!!
ジジと子供達は、小さい段ボールから軒下に避難していましたが、お盆を過ぎてやっと出てきました!ちょろちょろ危ない!!マネちゃんが得意の段ボール工作技を駆使して安全な仮住まいを作ってくださいました。マネちゃん、ここ数年で段ボール基地を作る技がかなり上達しているようです。二重扉でジジだけは簡単に、チビ達には難しい出入り口、忍者屋敷のような仮住まいができていて「ひぇー」っと舌を巻きました。





出産については、正直「えぇ~、またぁ~」です・・・おめでたい出産ではあっても2021年春~夏、ちょっと多すぎます。みんなが元気なので、出産も多いのでしょうが、仔猫も母猫も、今後の健康を考えて、飼い主であるマネちゃんには、そろそろ経産婦の避妊から考えてほしいと思っています。

そうそうお盆の頃ジャスミンが避妊手術をしました。夏の暑い中膿んだりしないかと心配でしたが、1ケ月後9月中旬に会うと、傷もきれいで、身体も以前よりふっくらと健康そうでした。



身体の弱かったジャスミンがこれで長生きできると嬉しいな!