半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
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『フォー・エヴリマン』(For Everyman)

2015年03月04日 12時27分39秒 | ★ ジャクソン・ブラウン ★

『フォー・エヴリマン』(For Everyman)

こんにちは、半次郎です。

さて、ジャクソン・ブラウンのアルバムをご紹介する記事の第二弾、今回はセカンドアルバムを取り上げます。
1973年リリースの『フォー・エヴリマン』です。

このアルバムは、ジャクソン・ブラウンとグレン・フレイが作ったイーグルスのデビュー曲「テイク・イット・イージー」をセルフカバーしたアルバムでジャクソンにとって、その後のアルバムやコンサートでキー・パーソンとなるギタリストのデヴィッド・リンドレーと初共演した重要な意味を持つアルバムでもあります。

聴くと直ぐに分かりますが、冒頭の「テイク・イット・イージー」から2曲目の「泉の聖母」へと繋がる部分と、9曲目の「僕の歌を聴かせておくれ」からエンディングの「フォー・エヴリマン」に繋がる部分は、曲と曲の間の空白はなく、前の曲のエンディングがそのまま次の曲のイントロになっています。つまり、同じキーで作られている曲なのです。
こういった遊び心に粋さを感じます。

5曲目の「青春の日々」は、グレッグ・オールマンをはじめイアン・マシューズやニコなど、多くのシンガーにカバーされている名曲です。
もちろん、半次郎も大好きな曲です。
LPでは、この曲がA面のラストでした。

そして、B面の1曲目(通しでは6曲目)は、軽快なロックンロールナンバーで、ピアノで参加しているロッカディ・ジョニーのノリの良い速弾きが聴かれます。
このロッカディ・ジョニーとは誰あろう、あのエルトン・ジョンで、レコード会社との契約の関係か、偽名で参加しています。こういうミュージシャン同士の交流というのも素敵ですね。

続く「君のきた頃」は、それとは対照的に心に染み入る静かなナンバーです。この曲が入っているお陰で、アルバム全体が引き締まったものになっています。女声コーラスは誰あろうボニー・レイットです。この曲の存在は、このアルバムにとって大きいものがあります。

他にも聴き込むほどに惹かれる名曲が多く、勇気づけられたり慰められたり、何かとパワーを貰えるアルバムです。


曲目リスト

 1. Take It Easy
 2. Our Lady Of The Well
 3. Colors Of The Sun
 4. I Thought I Was A Child
 5. These Days
 6. Red Neck Friend
 7. The Times You've Come
 8. Ready Of Not
 9. Sing My Songs To Me
  10. For Everyman


前作と同様、日本語バージョンも掲載しておきます。

曲目リスト(国内盤)

 1.テイク・イット・イージー
 2.泉の聖母
 3.カラーズ・オブ・ザ・サン
 4.幼かった私
 5.青春の日々
 6.レッド・ネック・フレンド
 7.君のきた頃
 8.レディ・オア・ノット
 9.僕の歌を聴かせておくれ
  10.フォー・エヴリマン


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