半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
≪安心ブログ≫

『Trust me!』の意味するもの

2010年05月27日 11時52分16秒 | これでいいのか、日本の政治
こんにちは、半次郎です。

辺野古で合意していた米軍基地移設問題。
それを、スーパーマンよろしく颯爽と登場した民主党の党首、鳩山さんが、『国外移転!』『最低でも県外!』と、出来もしない理想を語り、日米間の合意を“反故”にしたかに見えました。

私たち国民の多くが、その言を信じ、期待していました。
国外に移転させるために、米国や移転先の諸外国と丁々発止のやり取りがあるに違いないと…。

ところが、首相に就任した当初、オバマ大統領に会った際、首相の口から出た言葉は『Trust me!』でした。

訳す必要もないほど簡単な英語です。
『私を信頼して下さい。』

ただ、何に対しての“信頼”なのかは、分かりませんでした。

その後、一度だけ米国にグアム移転を打診し、拒否されるや否や“最低でも”と言っていた県外の移設先を探し始めました。
「“腹案”がある」と嘯いて…。

その後の動きは至ってお粗末で、全て“後手後手”に回っています。
それでも、不思議に“5月末”の期限だけは変えません。

みんなが、これでは国外移転はおろか、県外移転すら不可能と思い始めた矢先、『辺野古に移転せざるを得ない』と結論づけました。

移転先が見つからないから“前政権の決めた辺野古”でやむなしと。

これが『Trust me!』の真相だったのか!

そう気付いたからこそ、社民党の福島党首は沖縄訪問を決行し、移転問題には“辺野古”の文字がなくても署名しないといきり立ち、閣内非協力の立場に立つことを明言したのでしょう。

『辺野古には移転させない!』と言って自民党から奪い取った政権の座。
それが、こんなお粗末な形で前政権の決めた案を踏襲するのですから、デマゴーグと言わざるを得ません。

期待していただけに、失望感は大きく、強い怒りに変わって来ました。

結果として、米国の“信頼”は保てても、国内の“信頼”は風前の灯火となりました。

残念でなりません。

from 半次郎


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