こんにちは、半次郎です。
春らしい陽気が続きますね。
こんな日ばかりが続くとありがたいのですが、水曜日には傘マークが出ていました。
雨も降らないと、農作物に影響しますからね。
我慢しましょう。
さて、また一人、落語界の重鎮が旅立っていきました。
『授業中』や『中沢毛の人々』で楽しませてくれた三遊亭圓歌さんが、昨日23日の午後、亡くなられたそうです。
享年は難しく、戸籍から言うと85歳ですが、戸籍の間違いをネタにしていましたから、本人が言うには88歳です。
圓歌さんは終戦直後の1945年9月、吃音(きつおん)を治すために2代目・三遊亭円歌に入門されたそうですが、落語ではその吃音の「山のアナ、アナ・・・」の『授業中』という新作落語が人気で、寄席やテレビ、ラジオなどで、大爆笑を誘っていました。
他にも「猪木が危ない! 猪木が危ない!」の『中沢家の人々』も鉄板ネタでしたね。
圓歌さんは1996年8月から柳家小さんさんの後任で落語協会の会長に就任し、2006年5月までの約10年間会長を務めました。
その圓歌さんのさらに後任として、多くの噺家に期待されていた志ん朝さんは2001年に亡くなり、結局、会長にはなれませんでした。
2006年6月からは落語協会の最高名誉顧問に就任しました。
圓歌さんの後任の会長には、鈴々舎馬風さんが就任し、その後に柳家小三治さん、そして現会長の柳亭市馬さんと続きます。
半次郎、志ん朝さんの会長姿も見てみたかったですけどね。
まぁ、それはそれとして、芸人が亡くなるといつも思うのですが、その人にしか出来ないネタが消えてしまうのが残念ですよね。
久しぶりに『授業中』を演じる生前のビデオが、追悼番組として放送されるかも知れませんね。
半次郎も、今夜は圓歌さんのCDを聴いて、故人を偲びたいと思います。
合掌
From 半次郎
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