8月4日のまにら新聞から econoTREND
NAIAターミナル2搭乗ゲート増設を
バウティスタ運輸相は2日、前日に視察したニノイアキノ国際空港(NAIA)第2ターミナルについて、同空港の航空機取扱い能力を向上させるため第2ターミナルの搭乗ゲートを増設する必要があるとの見解を示した。また、搭乗前待機エリアの照明や空調、無料インターネット接続などを改善する必要も指摘している。同相はフィリピン航空の元社長。マルコス新政権下では国内の空港設備の改善が優先課題となっている。一方、フィリピン航空とエアアジアは政府の進める新国際空港の建設計画が航空業界の新たな成長につながるとしてブラカン国際空港建設事業などに期待感を示している。(2日・ビジネスワールド)
貧困高齢者への年金引上げへ
貧困状態にある高齢者への年金を現行の月500ペソから1000ペソに引き上げることや60歳以上の高齢者を雇用した企業に対する税優遇措置を付与することなどを盛り込んだ共和国法第11916号がこのほど成立した。マルコス大統領が拒否権発動や署名をしなかったため7月30日に自動的に成立した。同法では高齢者を雇用した法人に対して最低半年間にわたり当該高齢者への給与や賃金の総費用の15%に相当する追加税控除を認めるもので、高齢者の雇用促進を図る。社会福祉開発省によると、現在、収入が途絶したり家族の扶養を受けられないなど貧困状態にある高齢者は約410万人いる。(2日・ビジネスワールド)
ピュアゴールド純益5.4%増
スーパー大手ピュアゴールド・プライス・クラブは今年上半期(1~6月)の連結純益が前年同期比5.4%増の42億ペソだったと発表した。連結純売上は同7.9%増の822億ペソ。コロナ防疫規制が緩和されたことで売上が伸びた。傘下スーパーへの客足は同10%増。既存店売上伸び率ではピュアゴールドの0.6%増に対し、会員制スーパーチェーンS&Rウェアハウス・クラブが同3.8%増。(2日・インクワイアラー)
セミララマイニング純益3倍増の258億ペソ
コンスンヒ財閥の持株会社DМCIホールディングス傘下の国内資源大手、セミララマイニング&パワーは3日、1~6月期の純益が258億ペソと前年同期比311%増加したと比証券取引所に報告した。ウクライナ危機による石炭の国際価格高騰を受けて炭鉱事業の売上が大幅に伸びたため。同期の純益のうち炭鉱事業部門が85%を占める。しかし、4~6月期に限ると純益は前期比28%減少している。また、1~6月期の石炭生産量自体は前年同期比21%減少しているほか、石炭輸出量も同44%減少している。同社は石炭を国内向けだけでなく中国や韓国、ベトナムに輸出している。(3日・スター電子版)
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