8月3日のまにら新聞から econoTREND
大統領選集計作業で衛星通信業者が活躍
衛星ブロードバンドサービス業者ウィー・アー・IT・フィリピン(WIT)は、5月9日に実施された大統領選を含む統一選で、通常の通信手段が届かない地方の投票所での集計結果を都市部まで届ける高速無線通信プラットフォームを提供した。同社は僻地におけるスマートマティック製の自動投票読取機からの集計結果を即座に都市部に届けるため、国内の720カ所に静止衛星を使った小型地球局(VSAT)システムを59日間で構築し、投票結果のデータ移送に貢献したという。(2日・スター)
米銀個人向け事業買収手続きが完了
アボイティス財閥系のユニオンバンクは1日、米シティーグループの比における個人向け銀行事業資産の買収手続きを完了したと発表した。買収にかかった費用は約13億ドルで、当初計画の10億ドルを大きく上回った。6月末時点の比シティ銀の純資産は267億ペソで、ユニオンバンクは453億ペソの割増金を支払う。シティーはクレジットカード事業が強みで顧客数は約100万人。買収後のユニオンバンクのクレジットカード事業は国内トップ3に入るとみられている。完全経営統合は2023年半ばの予定。(2日・インクワイアラー)
メトロバンク純益上半期は33%増
拡大商銀大手メトロポリタン・バンク&トラスト(メトロバンク)は今年上半期(1~6月)の純益が156億ペソで前年同期比33%増加したと発表した。貸付が拡大し、金利・手数料収入が改善したのが要因。6月末時点の貸付残高は1兆3000億ペソで前年同月比9%増。特に法人・商業向け貸付が同12%増加したことに加え、クレジットカード貸付も同16%増加した。また、不良債権比率も1.9%と前年同期の2%からさらに改善、5月の市中銀行の平均不良債権比率3.9%と比べてもかなり少ない水準。(2日・インクワイアラー)
SМプライム純益が21%増
SМグループの不動産開発・モール運営部門持株会社SМプライムによると、今年上半期(1~6月)の連結純益が141億ペソで前年同期比21%増加し、連結総収入も463億ペソで同13%増加した。コロナ防疫規制緩和で客足が戻り、モール運営事業の総収入が206億ペソと前年同期比92%増加したことが純益増に貢献した。一方、住宅事業部門の総収入は182億ペソで前年同期比25%減少した。事務所ビルやホテル、会議場運営事業部門の総収入は45億ペソで同49%増加している。(2日・スター)
2022年8月3日のまにら新聞から econoTREND
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