レガスピへの道 (でも時々、菊川)~Road to the Legazpi City Albay!~

37年7ヶ月の会社生活を終え、次のステップをフィリピンで過ごす事に決めた男のつぶやき
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2021年12月5日のまにら新聞から_新聞論調

2021-12-05 06:42:57 | フィリピン

2021年12月5日のまにら新聞から_新聞論調

12月5日のまにら新聞から 新聞論調

ドゥテルテ氏の影響力低下 大統領選の迷走

 大統領の片腕ボン・ゴー上院議員は、予想されていたように、大統領選への立候補取り下げを発表した。同氏は退くことを決めた政治の舞台で哀れな姿を見せていたが、今回自ら人生の主導権を取り戻したのだ。

 先月、サラ・ダバオ市長が副大統領選への代理立候補を決断したとき、まだ副大統領候補だったゴー氏は、自分の運命を左右する抗しがたい力を前に涙した。その後すぐ、ドゥテルテ大統領はゴー氏を大統領候補として代理立候補するよう促した。以来、ゴー氏の人生は下り坂になった。

 ゴー氏の大統領候補としての活動は、一向に軌道に乗らなかった。ドゥテルテ氏以外の主要な政治勢力は彼を祝福せず、立候補を支持する団体も極めて少なかった。

 実際、彼が辞めようが、孤独な選挙活動を続けようが、たいした問題ではなかった。彼がいてもいなくても、大きな流れは変わらない。彼の少ない支持層が、選挙戦を大きく変えることはないからだ。

 ゴー氏の辞退後、大統領が誰を支持するかすらもはや重要ではなくなった。最大与党・PDPラバンは空洞化しており、今回のごたごたで大統領への信頼は失われてしまったからだ。

 これが接戦だったら、誰もが固唾を飲んでゴー氏が去った後にドゥテルテ氏が誰を後継者指名するかを待っていただろう。しかし自身の無計画な行動により、大統領推薦の価値は急落した。

 ドゥテルテ氏は橋を渡る前に燃やした。今や後継者のいない大統領だ。(2日スター、政治学者 アレックス・マグノ)

コロナ下フィリピン社会の軛 フェイスシールド着用義務

 新型コロナへの予防効果を高めるとの「信仰」のもと、世界でフィリピン人だけが着用義務を課せられてきたフェイスシールドは、比国民にとって軛(くびき)だ。

 実際、フェイスシールド着用が任意化されたとき、われわれの多くが安堵(あんど)した。しかし新しい変異株の登場で政府は義務化を再検討している。これは益より害の多い、浅はかな反応と言わざるを得ない。

 フェイスシールドはかさばり、マスクと一緒に着用すると呼吸が苦しいので国民には不評だ。それだけではない。流体力学の専門家でフィリピン大のジョシュア・アガル助教は、シミュレーションの結果、フェイスシールドが微細な粒子を内側に滞留させていることを発見。着用時に一時的にでもマスクを下げた場合、感染リスクがかえって高まることを警告している。 

 アメリカ物理学会のジャーナル「流体力学」に掲載された2020年の論文では、フェイスシールドは最初に飛ぶ大きな飛沫を防ぐ効果はあるものの、微細な飛沫はシールド周辺に漂い続けることを明らかにした。

 さらにカナダ労働衛生安全センターは、フェイスシールドはマスクと異なり、飛沫吸入を防ぐ効果は薄いと指摘。毎回使用後に消毒しなければ逆に新たな感染源になると指摘している。

 世界保健機関(WHO)も、新しい変異株が現れたという理由でフェイスシールドを再び義務化する必要はないと言っている。科学の成果を踏まえるなら、マスクの上にフェイスシールドを着用することは、任意のままにすべきだ。(2日・マニラスタンダード)

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