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2021年9月15日のまにら新聞から

2021-09-15 06:39:47 | フィリピン

2021年9月15日のまにら新聞から

9月15日のまにら新聞から

 

首都圏はGCQ、警戒レベル4 新防疫制度の細則改定版発表

 

 首都圏で16日から試験的に開始予定の新防疫制度に関して、二転三転した新防疫制度の中身が定まりつつある。貿易産業省や新型感染症省庁間タスクフォース(IATF)は14日までに、施行細則の改定版を発表した。

 

 それによると、首都圏全域は16日〜30日まで、一般防疫地域(GCQ)に置かれ、合わせて用いられる4つの警戒レベルでは、最も厳しいレベル4となる。レベル4では、現行の修正防疫強化地域(MECQ)に似通い、日々の多くの活動が引き続き制限されるが、居住区内に限った全ての年代の屋外エクササイズが可能としている。妊婦や健康リスクを抱えている人、18歳未満と65歳以上の旅行は禁じられる。

 

 大半の企業活動は認められるが、図書館や博物館、コンサート、展示会や会場を借りた会議、映画館、酒場、カラオケバー、ジム、マッサージなどの営業は認められない。散髪、美容院、ヘアースパ、ネイルスパ、レストランではいずれも、店外営業は通常稼働率の30%まで、店内営業は同10%まで許可される。ただし、店内客はワクチン接種者に限定され、レストラン従業員にいたっては、ワクチン接種者のみがサービスに従事できるとしている。

 

 比政府は公にはワクチン接種は「個人の意思」との見方を示しており、保健省も今年8月、「非接種者に仕事を与えない」といった政策は許されないとする労働雇用省の勧告に支持を表明していた。しかし、ワクチンプログラムの進展から、政策への反映が始まったものとみられる。今後、ワクチン非接種者が不利益を被る場面が増すことが予想される。

 

 ▽警戒レベルの詳細も

 

 警戒レベルは主に、保健省が感染者数の増減具合や推移、病院の病床や集中治療室の使用率などを考慮して、毎週決定する。

 

 レベル1では、ジムや映画館などの娯楽施設、スパといった個人向けサービス、学校の対面授業を含め、ほぼ全ての業種が100%の稼働率で認められる。

 

 レベル2と3でも100%認められているのが観光省推奨の「ステイケーション」によるホテル宿泊とレストランでの店内・店外飲食。それ以外の活動は、レベル2で稼働率50%まで、レベル3で同30%までとなっている。

 

 ただし映画館、酒場、カラオケバー、コンサート、映画館、屋外・屋内遊園地、子ども向けの娯楽産業や乗り物、プレイルームはレベル3では禁止される。行進や行列も30%までの指定からは除外され、許可されない可能性が高い。

 

 またレベル4の上に、医療従事者ら重要職種以外の外出を認めない防疫強化地域(ECQ)と同等の「警戒レベル5」も想定されている。

 

 バランガイ(最小行政区)などの自治体が主体の局所封鎖が敷かれた場合、該当区画や通りに住む住民は、医療従事者と警察官らを除いて、出入りが14日間禁じられる。その場合も自治体や病院は、局所封鎖で影響を受ける医療従事者への仮住居の用意が推奨されるという。(岡田薫)



9月15日のニュース

 

  コロナ新規感染者 1万8056人

保健省によると新型コロナ新規感染者は1万8056人、前日からは2689人減少

 

  コバックスがワクチン寄贈 新たに1000万回分到着へ

コバックスが比に新たに1000万回分の新型コロナワクチンを寄贈

 

  政府債務残高が過去最高 前年比26%増の11兆6000億ペソ

7月末時点の政府債務残高は前年同月比26.7%増の11兆6100億ペソ。過去最高に

 

  「成功」「教育瓦解の兆し」 引き続き遠隔で新学年始まる

公立小中高校で新学期が開始。遠隔授業継続は「成功」「教育瓦解の兆し」と賛否

 

  大学が共産党関連文書を撤去

国立カリンガ大ブラナオ校の大学図書館が共産勢力関連の公文書などを撤去

 

  日本外務省がテロ警戒呼び掛け 「報告ない」と国家警察

在比日本大使館が自爆テロの可能性が高まっているとして、警戒を呼び掛けた

 

  2万人超が被災 死者は確認されず

台風14号(比名キコ)で2万3702人が被災。死者の報告はなし



大衆紙の話題

入会の儀式で18歳が死亡

 

 西ネグロス州サンエンリケ市で9日、18歳の誕生日直後に友愛会に入会するため暴行に耐えるなどの儀式を受けた少年が死亡した。サンエンリケ署によると、今年3月から入会を予定していた少年が、18歳の誕生日を迎えた3日、同会のメンバー3人が少年の自宅を訪れていた。翌日、少年は足がうまく動かせなくなり発熱。軽傷とみた両親は少年を自宅で休ませていたが、数日後に死亡した。亡くなる直絶、少年は両親に一部始終を告げていた。後の検視で、でん部に内出血から生じた血腫が見つかったという。



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