葛飾区 29施設砂場使用中止 2011-08-23 | 原発 東京・葛飾区は、区内の保育園や小中学校などで砂場の表面の放射線量を測定したところ、29の施設が、独自に設けていた目安を上回ったとして、これらの施設に対して砂場の使用を中止するよう指示しました。 東京・葛飾区は、都内では比較的空間放射線量が高く、区は住民の要望を受けて、今月、保育園や小中学校、それに公園など378か所の砂場で表面の放射線量を測定しました。その結果、29の施設が、区が独自の目安としている1時間当たり0.25マイクロシーベルトを上回ったことが分かり、葛飾区はこれらの施設に砂場を使わないよう指示しました。このうち、今月10日に0.31マイクロシーベルトの放射線量が測定された半田保育園は、砂場をシートで覆い、子どもたちが近寄らないようにしています。また、砂場の上で栽培しているキウイも、ことしは念のため食べないということです。半田保育園の今井恵子園長は「小さい子どもは口に砂を入れたりするため、安全を考慮した。区と対応を協議していきたい」と話しています。葛飾区の鈴木雄祐危機管理担当課長は、「砂場についての安全基準は設けられていないが、安全を考えて目安を決めた。砂の処分方法も定まっておらず、国は方針を示してほしい」と話しています。 34T90