隣に君がいたので
ああ これは夢なんだと気づいた
わたしは
君の腕の中にいたので
誰も起こさないでほしいと願った
人の見る夢と書き
儚い(はかない)と読むが
しがみついて
離れたくないと思ういつかの夢は
繰り返し見る
こんなにも幸せと思えるほどの幻は
はたして 儚いのだろうか
君の不在に慣れる頃
いくつ目かの季節が
訪れているだろうけれど
おそれることなく
繰り返し
くりかえし
わたしは 君を夢に見よう
重ねて
かさねて
こころに焼き付いてしまうまで
儚いと言うより
激しく恋うるように
わたしは 何度でも夢を見る
だから 誰も だれも 起こさないで
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