この2週間ほど、ずっと紙の事で動き回っていた。
どうしても表紙は黒ネコの手触りでなければと。
大阪へ2回も足を運んだ貴重な制作時間の喪失。
そして見つかったイメージ通りの紙だったけど、ロールで買わないといけないという現実。
他に探すも取り寄せで、自宅まで郵送だと紙代に加え郵送代が2000円以上かかると言われ、迷った。お金をかけたら理想のものが出来上がるのかもしれないけど、それは自己満足の世界であって、手に取っていただくzineとしては、コストがかかりすぎる。そのビロードのような手触りにこだわるならビロードでいいじゃないか!と、神戸に戻って生地屋さんに出向く。
ベルベットの滑らかな肌触り…でもちょっと違う。違った!
色々さわってこれってものに決めたのは、かつてうちに居たシャムネコの手ざわり。
そういえば、黒ネコを触ったのは友達の家で一度だけだった。
だから購入した生地が黒ネコさんの手触りじゃないかもしれないと、今朝ちょっと後悔した。
そして生地の裏打ちをするため、今回は熱処理のシートを購入することにした。
合成繊維のその伸びるニット生地に対して、裏打ちの為の水張りが有効かどうかわからないから。
製本は初心者の域を毎回味わう。
昨夜、ネットで注文した。キャンセルできませんの文字に息をのむ、小心者。何回も確かめて最終ボタンを押す。代引きと銀行振り込みしかできなくて、そろったらご連絡があるとの事。それから振り込み先のご連絡があって、振り込み確認出来たら1週間以内に発送します・・・だなんて、気の遠くなるような時間。それからの制作だから、間に合うかどうかは懸けだなぁ~。
でもその紙はすぐ手に入るところには売っていないから、しょうがない。
搬入の日に間に合わなくても、開催日までに必ず仕上げる!理想どおりの装丁ができるかどうかまだわからないけど、きっとうまくいく。