そう言って、連絡がきたので東灘までバイクで行くことにした。
ついでにアサギマダラに会いに行こうと、寄り道をしたのだけど、会えなかった。
作品展の日にちが迫ってきているのに何もできないのだ。焦りがぐんぐん私を置いてきぼりにする。
だから森に助けてもらおうと、森に入って深呼吸をする。…そんなに新鮮なにおいがするわけじゃない。それでも落ち着く。
すれ違う人達の会話が、空にすわれていく。虫の声だけが私にまとわりつく。
もう10月だというのに、ツクツクボウシがわめいている。僕はここだよと。
初夏にたくさんの花を見せてくれたその森は、それらが朽ちていい感じの風景になっていた。
枯れてるとか錆びてる…は、少しテンションが上がる。枯葉のカサカサとした音の調子も大好きで、わざと枯葉の上を歩いたりする。
アサギマダラには出会えなかったけど、青い鳥に出会えた。ちょっとだけ軌道修正できたみたい。
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