1月2日、早朝からの電車移動で車窓がようやく明るくなってきた頃。山の端から空の方を眺めていると月が見えたのです。有明の月です。月の上半分が丸く、下半分が欠けている月です。半月までは行かないもう少し丸さが残っている月なので、下弦の月とは言えない状態です。そこで、月齢カレンダーと月の呼び名に関する情報をwebサイトに求めると、1月2日の月齢は20.1とありました。そこで、月の呼び名に関する情報に合わせて見ると月齢約20の月を「更待月」( ふけまちづき)と呼ぶようです。月齢15日目は十五夜(満月)16日目は、月が出てくるのをいざよう(ためらっている)ようだとして、「十六夜」と書いて「いざよい」。17日目はさらに遅いため、まだかまだかと立って待つ「立待月」。18日目は、待ちくたびれて座ってしまうので「居待月」。19日目は、もう床に入って待つから「寝待月」。20日目は、夜も更ける頃なので「更待月」というようです。ゆっくりと時間が流れた時代の風流な呼び名です。
30秒の心象風景26690・有明の月が見える~JR山陽本線~
https://youtu.be/Mhf9ZJrzCGU