健康と鍼灸マッサージ in キュアーズ長町 season 14 宮城県仙台市太白区長町七丁目にある鍼灸マッサージ治療院

ぴーちゃんによる鍼灸マッサージ雑学と独り言・14年目&食いしん坊な食べ歩き日記とクライミング雑記

マッサージって part 2

2007年12月11日 | マッサージ
マッサージって気持いいですよね。ぴーちゃんも好きなんです、実は。
と、言う訳で、続きです。
前回は「按摩」について書いてみました。
今回は「マッサージ」についてです。
そもそも、マッサージは古代ギリシャが発祥とされていて、語源的には「こねる」とかという意味の言葉のようです。
あの医聖ヒポクラテスも、「医者たるものマッサージの技術を修得することが寛容だ」と言ったとか、言わないとか。
ぴーちゃんはヒポクラテス先生のことだから、言ったのではないかと思っています。
こうして「マッサージ」はヨーロッパで発展し、患者さんを治療する技術の一つとして定着してきました。
日本へは明治維新の西欧化の波に乗って、ドイツ医学やフランス医学と共に輸入されてきました。
そして、按摩と一緒に教育され、医療現場においてリハビリテーションの手段として導入されていったようです。
この「マッサージ」ですが、手技としては「按摩」と大きく異なる点があるのです。
それは、施術を行っていく方向と、施術のスタイルです。
基本的には、マッサージをしていく方向が「求心性」(つまり手足の末端から心臓へ向かってですね)なのと、按摩と違って衣服を外し皮膚の上から直接施術を行っていくのと、この2点が大きく違うところですね。
求心性に筋肉や血管、リンパなどの流れを考えつつマッサージしていきます。
この際、マッサージでは、マッサージ・オイルやマッサージ・ローション、タルク(パウダー)など滑りをよくする滑剤を使って施術することが多いです。
もちろん、「結合織マッサージ」や「MLD」(医療リンパドレナージ)などの施術では、滑剤を使わない「ドライハンド」(素手のことです)で施術することも珍しくありません。
ここまで説明すると察しがつくと思いますけど、「按摩」と「マッサージ」は全くと言っていいほど異なる技術なんです。
わが国では、昔から衣服を着たまま施術する「按摩」が存在するので、衣服を脱いで行う「マッサージ」が近年まで敬遠される傾向にありました。
ところが、近年では健康に対する意識の高まりと、女性の「美しさ」への探究心の高まりのおかげで、エステティックなどのサロンでオイルを使った「マッサージ」が「トリートメント」と称されて普及してきていますよね。
せっかく医療以外でも「マッサージ」を受け入れる土壌が出来上がってきたのに、肝心のマッサージ師が「マッサージ」の技術を提供できなかったり、しなかったりという現状があって、残念だなという感じはあるんです。
ぴーちゃんは学生時代から「マッサージ」をするのも、されるのも好きなので、現在のキュアーズ長町でも、患者さんが希望されれば本当の「マッサージ」をして差し上げてるんですよ。
以前、エステティシャンの患者さんに結合織マッサージや、クラシック・マッサージをしてあげたところ「うわぁ、気持いい!!手の動きを見てみたい!!」って喜んでもらったことがありました。
ある意味、本職のエステティシャンの人たちに誉められて嬉しかった、ぴーちゃんなのでした。
マッサージ・オイルだって、無香料のものや、アロマ・オイルなど、使いやすい滑剤があれば、いろいろと試してみています。
んー、こうやってマッサージのことを書いてみても、手技や施術スタイルがいろいろあるので、まだまだ続きそうですね。
今日はここまで。