こんにちは。ぴーちゃんです。
今日はマッサージの話を一つ。
以前、顔面神経麻痺(まひ)の治療について書きました。
これに関連した話なんです。
どんな話かといえば、子供の顔面神経麻痺の治療についてです。
キュアーズ長町では、小児鍼で夜泣き・疳の虫(かんのむし)の治療をすることは多いので、子供の治療そのものは珍しいことではないんですね。
でも、小児顔面神経麻痺の子供が患者として来院したときは、さすがに驚きました。
ご両親から病院での治療について伺うと、子供も大人と同様の治療方針のようでした。
3歳児の小さな子供が、入院して検査や点滴、注射などの治療を受けたことを思うと、「よく頑張ったね!偉いぞ!!」と誉めて上げたくなりました。
医療機関での顔面マヒの治療経過、症状の回復具合も、大人の場合とさほど変わりません。
ある程度、回復してしまうと「症状固定」→「経過観察」ということで、特に治療手段が無くなってしまうようでした。
子供のことですので、大人と違って「成長と共に回復」という、自然回復・自然治癒といった期待もあるのかもしれません。
そんなことを言っても、ご両親にしてみれば「このまま麻痺が残ってしまうのではないだろうか?」という、心配も危惧も痛いほど分かります。
ぴーちゃんとしても子供のことだけに、出来るだけ正常な状態に近づけて上げるには、どのような治療方法がベストなのか悩みました。
子供なのだから小児鍼で治療すべきか、いやいや、大人と同様に鍼をして低周波鍼通電がいいのか。
はたまた、子供の神経再生能力を信じて顔面のマッサージが効果的なのではないかなど、それはそれは悩みました。
でも、入院生活で天敵や注射など、決して快くはない治療を受けていた小さな体に、これ以上、苦痛を伴う治療を選択することは、出来ることならば避けたいという気持ちが正直な本音でした。
そこで、ぴーちゃんは考えました。
本人に「小児鍼」を見せて、触らせて、さらに前弯を出してもらってマッサージをしてあげて、「どっちがいい?」と尋ねてみました。
結果は「火を見るより明らか」で、「マッサージ」でした。そりゃそうですよね。
本人とよくよく話をして、「曲がった顔はイヤ」「がんばる」ということで決まり、顔面マヒのマッサージによる治療開始です。
マッサージをしてみると、大人と違って「アッ」という間に顔色に赤みが。
こわばっていた表情筋も緩んで徐々に柔らかさも戻ってきます。
ほっぺが柔らかくなったところで、頬を膨らませてみたり、いろんな顔をしたりと表情筋のリハビリです。
ご両親、お爺ちゃん・お婆ちゃんも頑張って通院してくれました。
他の誰より頑張って通院したのは「本人」であることは、言うまでもありません。「治りたい」という小さな決意のおかげで、奇跡的な回復をみせてくれました。
治療開始して1年も経たないうちに、ほとんど麻痺が分からないくらいまでに回復してくれたのです。
後日、ご両親のお話によると、病院の受診時に担当医師から「すっかり良くなって、本当に良かったね」と言われたそうです。
その子も大きくなって、今では小学生。
時々来院しますが、全くと言っていいほど麻痺してたなんて分かりません。
もちろん、この子が特別驚異的な回復を見せてくれたのかも知れませんので、一概に「全員が回復します」と言い切れないのですが。
将来ある子供のことだけに、症状が回復してくれると嬉しい限りの、ぴーちゃんなのでした。
今日はここまで。
今日はマッサージの話を一つ。
以前、顔面神経麻痺(まひ)の治療について書きました。
これに関連した話なんです。
どんな話かといえば、子供の顔面神経麻痺の治療についてです。
キュアーズ長町では、小児鍼で夜泣き・疳の虫(かんのむし)の治療をすることは多いので、子供の治療そのものは珍しいことではないんですね。
でも、小児顔面神経麻痺の子供が患者として来院したときは、さすがに驚きました。
ご両親から病院での治療について伺うと、子供も大人と同様の治療方針のようでした。
3歳児の小さな子供が、入院して検査や点滴、注射などの治療を受けたことを思うと、「よく頑張ったね!偉いぞ!!」と誉めて上げたくなりました。
医療機関での顔面マヒの治療経過、症状の回復具合も、大人の場合とさほど変わりません。
ある程度、回復してしまうと「症状固定」→「経過観察」ということで、特に治療手段が無くなってしまうようでした。
子供のことですので、大人と違って「成長と共に回復」という、自然回復・自然治癒といった期待もあるのかもしれません。
そんなことを言っても、ご両親にしてみれば「このまま麻痺が残ってしまうのではないだろうか?」という、心配も危惧も痛いほど分かります。
ぴーちゃんとしても子供のことだけに、出来るだけ正常な状態に近づけて上げるには、どのような治療方法がベストなのか悩みました。
子供なのだから小児鍼で治療すべきか、いやいや、大人と同様に鍼をして低周波鍼通電がいいのか。
はたまた、子供の神経再生能力を信じて顔面のマッサージが効果的なのではないかなど、それはそれは悩みました。
でも、入院生活で天敵や注射など、決して快くはない治療を受けていた小さな体に、これ以上、苦痛を伴う治療を選択することは、出来ることならば避けたいという気持ちが正直な本音でした。
そこで、ぴーちゃんは考えました。
本人に「小児鍼」を見せて、触らせて、さらに前弯を出してもらってマッサージをしてあげて、「どっちがいい?」と尋ねてみました。
結果は「火を見るより明らか」で、「マッサージ」でした。そりゃそうですよね。
本人とよくよく話をして、「曲がった顔はイヤ」「がんばる」ということで決まり、顔面マヒのマッサージによる治療開始です。
マッサージをしてみると、大人と違って「アッ」という間に顔色に赤みが。
こわばっていた表情筋も緩んで徐々に柔らかさも戻ってきます。
ほっぺが柔らかくなったところで、頬を膨らませてみたり、いろんな顔をしたりと表情筋のリハビリです。
ご両親、お爺ちゃん・お婆ちゃんも頑張って通院してくれました。
他の誰より頑張って通院したのは「本人」であることは、言うまでもありません。「治りたい」という小さな決意のおかげで、奇跡的な回復をみせてくれました。
治療開始して1年も経たないうちに、ほとんど麻痺が分からないくらいまでに回復してくれたのです。
後日、ご両親のお話によると、病院の受診時に担当医師から「すっかり良くなって、本当に良かったね」と言われたそうです。
その子も大きくなって、今では小学生。
時々来院しますが、全くと言っていいほど麻痺してたなんて分かりません。
もちろん、この子が特別驚異的な回復を見せてくれたのかも知れませんので、一概に「全員が回復します」と言い切れないのですが。
将来ある子供のことだけに、症状が回復してくれると嬉しい限りの、ぴーちゃんなのでした。
今日はここまで。