花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

芸術祭十月花形歌舞伎 夜の部

2011年10月16日 | 歌舞伎
土曜日曜東京は、暑かったですねえ・・真夏って程ではないけれど、
半袖でOK!という陽気。でも秋ですものねえ。
街の中歩いている人の服装も様々でした。

日曜日は、演舞場『通し狂言 『當世流小栗判官』』へ。
この『當世流小栗判官』は、以前演目としてみた事があるのか?記憶がない。
みたという自覚があるのは『スーパー歌舞伎 オグリ』。
でもこれもそれほど記憶がないんです。

今回みた場面で・・ラスト近く小栗判官の顔が醜くなり、さらには、足腰が立たなくなってしまい、照手姫が、彼をひき車にのせて、ひっぱっていくところ。
そして・・なんとか上人(遊行上人だった)のところに行ったところこの2場面ぐらいが記憶にあるのだけれど・・これスーパー歌舞伎 オグリにもあったのかしら?
右近あたりでみたのかしら?

また、写真(ポスター)で天馬に乗ってる場面はなんとなく記憶にあるのですが・・

猿之助四十八撰の内ということですが・・スーパー歌舞伎以外の演目猿之助であまり見ていないんですよね。

今回初めてモードでみていました。
昨日国立で、「澤瀉屋さん段四郎さん休演しちゃったのよね」なんて話を聴いていたものの・・やはり今日も休演されてました。
代役は右近さんでした。

當世流小栗判官って猿之助さんの視覚刺激歌舞伎・・当時の娯楽をとことん追求した歌舞伎だったのかなあ?と今回大奮闘する亀治郎を見てて思いました。
この大胆な歌舞伎を楽しんでください精神に成田屋の海老蔵もやってみたいということで彼の意気込みでやたのかなあ・・と登場人物の心理状態云々よりもまず視覚で楽しめるようにという演目。

亀治郎って、自らが主役だとこんなに突っ走る芝居する人なのかなあ?とここでも初めて見た感じがありました。

それを待ってましたといわんばかりに亀治郎が最初に登場して来た時の拍手のすごさにどこか宝塚の人気スターさんの登場シーン拍手や演歌歌手の氷川くんの登場あたりににてるんじゃないか?って思ってしまいました。

今回ご馳走的に矢橋の橋蔵/上杉安房守に獅童、遊行上人に愛之助が出演だったのですね。
愛之助は芝居のなかの正統派ゲストでしたが、獅童はこういう時コメディ要素いっぱいですね。お客さんを楽しませるという点では・・上手ですね。

ただ私としてはこの作品、通しでなくて
第一部
発端「鶴ヶ岡八幡宮社前の場」と馬の活躍する序幕「横山大膳館の場」でいいかなあ。なんて。

結局いろいろありすぎて、記憶に残っていないのかもしれません。

話は舞台ではありませんが、代役で演じられることに対し、休憩時会場案内の方に表示が少ない、プログラムなどに織り込みもないというようなことをはなしている方がいましたが・・
おりこみやお知らせといったペーパーは、なくてもいいですが、現在、代役の案内表示は少ないですね。
1階の入り口にしかない。歌舞伎座のときは3階の筋書き売り場にでていまししたねえ。
親切と言う点からは希望者には、配役変更の紙をチラシ近所に置くというのも考えられるのかな。

その方配役変更になった場合・・筋書きの訂正についてもいろいろ言ってましたが・・歌舞伎は難しいですね。
筋書き配役、完全に休演決定ならまだしも、ご本人が、落だけでも出る気でいらっしゃる場合もあるし・・そんなにああして欲しいこうしてほしいといわなくても・・て思ってしまった私なのでした。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
懐かしさから (yukinama)
2011-10-17 21:56:37
猿之助さんトリビュートする亀治郎さんに最初は懐かしさを感じていましたが、明治座狐忠信から今回の小栗判官と、踏襲しつつ、自らのものになっているからスゴい。若さゆえの気張りが気になる、猿之助さんは二枚目からオカルトチックな役まで影や見えない切なさがあったような気がします。
返信する
賢さ (harumichin)
2011-10-18 01:57:03
なにか彼には『不器用』と言う言葉が似合わない『賢さ』があるように思います。
芸にも生き方にも・・
それゆえに突っ走れるのかなあ?なんて時に思います。

その点では、猿之助さんは、努力の人で器用ではないような・・そこが、亀治郎さんとは違うような気がします。
返信する

コメントを投稿