先日参加したイベントで頂きました。
こちら
Koreana
季刊誌のようですね。
2016冬号は韓国映画特集。
作品名、監督名がいろいろ出てきます。
観ているもの多し。
この10年結構頑張ってたんだなぁー私。(笑)
映画特集の他にも
興味深いコラムもあって読み応えありました。
書店にあるのは見かけたことがないですが…
都内図書館で取り扱いがあるところも。
機会があれば是非。
この雑誌も面白かったのですが
参加したイベントはそれ以上に大変面白かったです。
日韓若手文化人対話 西川美和×ムンソリ
これが5回目となるこの企画ではこれまで様々な
若手文化人の対談が実現していたようです。
知らなかった…。
今年は過去5回の対談を一冊にまとめ書籍化、発売が決まっているとのこと。そちらも楽しみ。
さて、今回のイベントについてざっくり。
大学院に進学し改めて映画について学んでいるというムンソリさんが脚本、演出、主演を務めた短編映画3本の上映(70分)の後、お二人の対談(じっくり)、質疑応答で計3時間という流れ。
ムンソリさんが撮られたという短編映画がとっても面白かったです。
テーマは「女優」ということでムンソリさん実名で登場する女優の日常を描いた3部作。
今、40代の女優が向き合っている人生をとてもまっすぐ捉えた印象の潔い作品。
身も心もすっぴんなムンソリさんがとってもカッコ可愛くて惚れ惚れしました。
うん、うん。
人生、叫びたくなること、泣きたくなること、逃げたくなることあるよねー。(女優さんじゃなくても)
最近7部の力でゆったり生きている私としては
その彼女の描く生き様がちょっと懐かしく羨ましく。
そんな自分のもがく姿をこんな風に描ける彼女を尊敬したのでした。
初演出は老けそうなくらい大変だったそうですが
今後に生きる引き出しが増え、実りが多そう。
この経験を土台にしたこれからのムンソリさんの活躍が益々楽しみです。
映画を観た後はムンソリさんと同い年
西川美和監督との対談。
昨年公開された映画「永い言い訳」の話を含め
監督、俳優それぞれの立場からみた演出についてのお話に花が咲きました。
ムンソリさんから映画「永い言い訳」について
これまでの映画以上に映像の美しさが印象的だったとの指摘があり、今迄と製作過程に違いがあったのかとの質問が出ると
「永い言い訳」は小説が先だったので映画では小説では表現出来い視角的、感覚的部分により力を入れたからでは…といったような回答が。
私は映画を見損ない、この対談に合わせて急いで小説を読んだ不届き者ではありますが、この対談を聞いて益々映画楽しみになったのでした。
また俳優以上に監督は自らの内面をさらけ出さないと多くの人の感情を揺り動かすことが出来ないといった内容にも話がおよびました。
西川監督からは「永い言い訳」の主人公には自己を投影した部分が多いが男性にすることでその自分の恥ずかしさを緩和するような効果があるかも…といったニュアンスのお話があったと記憶しています。
とにかく作品を生み出すために女優さんも監督さんも苦労しているんだなぁーとしみじみ。
詳しい内容は是非発売書籍でご確認下さいませ。
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