買ってしまった「文・堺雅人2」
すこやかな日々
前
文・堺雅人を読んだ時は
何処か自分を俯瞰しているような
飄々とした堺雅人氏をイメージしたのですが、
今回の「文・堺雅人2」
相変わらずのマイ視点マイワールドな内容ながらちょっと「人に近づいた」というか…いい感じに「降りてきた」印象を受けました。
ちょっと傍観者っぽかった引いた文章もとっても好きだったのですが、「降りてきて」近くから独自の視点で物事を考えているらしいその思考回路も大変面白かったです。
例えれば
前作は博物館に行ってお行儀よく見学してる図。
今作は「お手に取ってご覧下さい」と書いてあるからと手に取って隅々まで眺め回してるような図
とでもいいましょうか。
それもまた楽し です。
私がお気に入りだったのは
坪内稔典さんのエッセイを引用し、
日本人を長嶋茂雄(短歌的人間)と野村克也(俳句的人間)に分類すると…から始まる「モゴモゴばなし」
(堺雅人氏は80%の割合で俳句的人間らしい。)
リーガルハイから派生して
職業と距離感について考察した「罪と悪」(これ、激しく同意)
バッタの「不完全変態」の話とか。
(不完全変態な堺氏がいい!)
クヒオ大佐の半端なカラダの話とか。
(私がクヒオ大佐が苦手な理由がわかった気がしたりして)
他多数。
ニヤニヤしながら読んだり、
激しく頷いたり
写真に見惚れたり。ウフフ。
というわけでオススメです。
それぞれの話が彼が手がけた数々の作品に結びついているのですが、
全部観ておりました。
やっぱり私、ファンよね。かなり。
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