画像はお借りしました。
これ、途中でやめられない、人間ダメにするドラマだ。(褒め言葉です。)
詳細はこちらから。
Amazonプライム・ビデオで視聴。
詳細はKNTVさんのあらすじを読んでいただくとして。(手抜きですみません。)
私的見どころをご紹介したい!
なるべくネタバレなしで書きたいと思いますが、先入観なく、まっさらで観たい方は
視聴後にお付き合いください。
「怪物」の題名。
やはり、ニーチェの「善悪の彼岸」に出てくる一節からきているのでしょうか。
ー怪物と戦うものは、自分もそのため怪物とならないように用心するがよい。そして、君が長く深淵を覗きこむならば、深淵もまた君を覗きこむ。ー
猟奇殺人鬼と戦うために、狂気に自らを追い込んでいく主人公2人。
それぞれ境遇も自らの追い込み方も異なるけれど、同じように「怪物」に取り憑かれている?
全く噛み合わなそうなのに、事件を通して徐々に共鳴し始めるあたりが、とても面白いです。
20年前に閉鎖的な村社会で起こった猟奇殺人事件がことの発端。
あっちもこっちも知り合いばかり。
「必ず誰かに見られている」社会。
ご近所が家族のように親しくて、楽しそうだけど、ちょっと息がつまりそうだ。
そんな村に「よそ者」である若いエリート刑事が配属されてくるところから話は始まる。。
とにかく、やっぱりハギュが凄い!
シン・ハギュン氏といえばあの名作「JSA」の頃からずっとチェックしている
大好きな俳優さんの1人。
作品、結構な頻度で観ています。
「刑事なんだけど、もしかしたら殺人鬼…?」的なの、初めてじゃないよね。(笑)
今回もそんな雰囲気。
変人。血走った目、不気味な笑い。
味方も敵も観ているこっちも煙にまく。
熱量がとにかく高い。
彼が演じるのは、20年前、出来がいい双子の妹を殺した嫌疑をかけられて、誤認逮捕された過去を持つ警察官ドンシク。
妹の遺体は現在も見つかっておらず、
その事件のせいで、彼の家族はバラバラに。
変人と噂され、まだ犯人の濡れ衣を信じる住人もいる中、親しく付き合う友人や同僚も多い。
二面性を見事に演じ分けるハギュ氏だからこそ成り立つ役。
周りがみんな胡散臭い。
昔の2時間ドラマはキャスティングだけで
犯人がわかる…みたいな作品が多かったが、最近は創る方も工夫されているのか、なかなかわからないように作られたドラマが多い印象。
「怪物」も然り。
そこここに芸達者の脇を配し、更に、執拗なまでの怪しい演出。
ちょっと胡散臭い…と思わせておいて、一転、善良な部分をクローズアップする。
巧妙でいやらしいやり口に
「あ"〜〜っ!」
ってなる。
一体何を信じたらいいのか…。
誰を信じたらいいのか…。
そこが、このドラマの見どころ。
ドンシクの周りの人はとにかくみんな怪しいのだ!
特に…と言いたいところだが、やめておく。
イカゲームでもお馴染みのホン・ソンテ氏、面白くしてくれてスパシーバ。
最近、めっちゃよく見かけるこの方。
ウォッチャーの時もハン・ソッキュ氏やガンジュン君とかなりバチバチだったし。
絶対、悪い奴感が凄いのに、なかなか彼まで行きつかない。
だって、他の人もみんな
胡散臭いんだもん。
(一番はハギュ)
胡散臭いロシア語を話す胡散臭い奴を後半熱演。でも、なんかちょっと可愛い。
ヨ・ジング君にすまん、馴染みがない。
ホテル・デルーナは観たが、テリトリー外でノーチェックだった彼。
警視総監の座を狙う次長を父にもち、
異常なまでに自信家ないけすかないエリート刑事ジュウォンを好演。
ハギュ氏とガチンコ対決で頑張っていた。
ハギュの熱さvs.クールビューティージング君が対照的で見応えあり。
気分は、彼の成長を見守るヌナ。
もう、これ以上書くといろいろわかってしまうので、やめておきますが、
陰惨な猟奇殺人事件をベースに描かれる閉鎖的村社会の人間模様。
人間の欲望、信念、家族愛、友情などなどが濃密に盛り盛りの今作。
犯人がわかってからも、ちゃんとどんでん返しや秘密や追い込み方に見せ場を作ってあって、最後まで観ていて飽きない。
それって大事だわ。
先が気になるつくりですので、心してご覧下さい。
この人かなと予見させて実は・・・でやっと真犯人に辿り着きましたね。
身勝手でこれが本質とは思いたくありません。疲れる作品でしたがさすがシン・ハギュン、唸りました!
お口直しに江南美人をまたまた鑑賞。
私の周りにも中国ドラマにはまっている方が。
食わず嫌いの典型でharuさんのようにフットワークが軽く無いのです。
まだまだ韓ドラ継続中です。またね!
そうそう。なかなか犯人がわからない。
二転三転するあたり、スリリングなドラマでしたねー。
シン・ハギュンの存在感ピカイチでした。
最近、故あって若い頃の彼を「スパイリーチョルジン」という映画で観ました。
江南美人の彼も可愛いけど、ハギュも可愛かったですよ。
ウヌくんの20年後も楽しみですね。
Takiさんに君、秋海棠〜観てほしいなぁー。主役の程鳳台、お好きなタイプだと思いますよー。機会があれば是非。