久々のたてもの見学。
昭和の建物とガラスブロックは切っても切り離せない関係よね、やっぱり。
ポップです。
気になるぞ…というわけでちょっと調べてみました。
このリビングでくつろぐ夢の時間を想像。
収納や窓のカタチ、外の景色に惚れ惚れ。
リビングの窓。彩光抜群。
アールアール。
ここに丸く窓をつける余裕が素敵だ。
団地っぽい台所にはガス炊飯器が。
田園調布っぽいお金持ちのおうちの応接室には、やはりコーヒーポットだ。
今回の最初の目標地はこちら。
昭和9年竣工の
アントニン・レーモンド設計
しかも、期間限定公開
と聞いたら、
行くしかないだろ…
というわけで、吉祥寺から徒歩16分
吉祥寺の街はお洒落なお店も多く、素敵なお屋敷や路地なんかがあって街歩きも楽しい。。
可愛い門構えのお宅を発見してパチリ記念にお写真頂いたりして。楽しい。
テンション上がります。
いよいよ、赤星鉄馬邸到着。
案の定、10時のオープン前にも関わらず、
かなり長い列が。
みんな好きよねー。(笑)
人の多さで外観は映り込みがない画像がとれず。こちらをご参照ください。
美しい
アールの外壁がお洒落
中は螺旋階段です。
では、内部を。
内部もなかなかの混み具合でゆっくり写真を撮れる雰囲気ではなかったのですが、
撮ったお気に入りの場所をご紹介します。
お気に入り①
アントニン・レーモンド氏の奥様、
ノエミ・レーモンド女史デザインの作り付け家具の数々が素晴らしかったこと。
もちろん、建物も美しいのですが、各部屋の備え付けの家具が可愛くて。
特に、子供部屋は飾り棚や作り付けの洋服ダンスがとってもcute
子供部屋の部屋数はかなり多くて個室が3部屋、3人部屋が1部屋?
洋服ダンスの取手も可愛い。
主寝室にあった引き出しも変わっていて
こんな感じに開きます。珍しい。
書斎の棚も素敵です。
お気に入りその②
トイレが可愛い。
主寝室横のトイレ。
ライトの感じといい、ガラスで区切られたところといい、昭和のお洒落なホテルっぽい感じがたまりません。
お気に入りその③
灯り取りの窓が美しい。
まずは、やはり螺旋階段。
外からの灯り取りのスリット窓が
デザインになっていて美しい。
書斎の本棚の後ろが丸いガラスブロックの灯り取りになっているのが何ともお洒落
本を入れたら灯りが入らないから
飾り棚が正しいか。
廊下にも灯り取りのガラスブロックが。
昭和の建物とガラスブロックは切っても切り離せない関係よね、やっぱり。
エントランスの天井もこんな穴にガラスブロックが入った意匠。
お気に入りその④
庭には可愛いタイルの噴水が。
ポップです。
旧赤星鉄馬邸
その後、修道院が所有していたこともあり、かなりの増築されていることもあって、想像以上にシンプルな印象。
病院っぽいというか、機能的で飾り気がない印象の部分が多い反面、螺旋階段のR型の壁面や作り付け家具など、こだわりの部分もあり、なかなか面白い建物でした。
是非、有効活用され、長く長く愛されてほしいです。
案内スタッフの皆さまもとても親切で丁寧に対応していただきました。感謝。
では、次。
やはり、ここまで来たら、行くでしょ。
1時間に1本来るか来ないかの鷹33のバスに乗って、赤星鉄馬邸付近から直行です。
「江戸東京たてもの園」
現在開催中の企画展
「日本のタイル100年」も気になる。
お天気がイマイチの平日ということもあり、いい感じに空いてる。
まずは企画展を拝見。
様々なタイルと世相との関係を
時代を追って丁寧に展示。
意外に写真を撮っておらず。残念。
そんな中、
特に間取り図好きの私が食いついたのは
こちら。
文化村住宅の絵葉書の付録の平面図。
気になるぞ…というわけでちょっと調べてみました。
何でも、大正11年に開催された
平和記念東京博覧会
という博覧会に文化村という住宅展示場のようなスポットがあり、あめりか屋などが手がけた最新のイケてる、でも中流階級向けの住宅をモデルハウスとして14棟建てたらしい。
平和記念東京博覧会については
婦人画報さんのサイトがなかなか興味深いので、貼っておきます。
こじんまりとしたお洒落な建物だ。
14棟のラインナップはこちらの東京都立図書館のサイトからも拝見できます。
大正11年に「タイル」という名称に統一されたこともあり、新しいカタチの住宅において「タイル」は新しさの象徴であったのかもしれませんね。
掃除しやすく清潔でカラフルですものね。
14棟にもタイル使われていたのかしら。
見てみたい!
こちらは、当時の洒落た風呂桶。
昭和40年代くらいまではあるあるだったかも。ステンレス浴槽が出てきてから変わってきたのかなぁー。色が可愛い。水槽とかに使えそうです。
そんな感じでタイル100年
気分は大正モダンな感じでいざ、常設の屋外へ。
外国人のお客様もちらほら。
ワールドワイドです。
江戸博さん、本館が閉館中ということもあるのかしら。。
何回来ても楽しいたてもの園。
やっぱり私のイチオシはこちら。
一度は住んでみたい
前川國男自邸。
このリビングでくつろぐ夢の時間を想像。
ドラマとかテレビは観ないなぁーきっと。
モノトーンタイルの水回りが何度見てもモダンでカッコいい。
収納や窓のカタチ、外の景色に惚れ惚れ。
照明も可愛いし、台所の広さも適切なのよねー。
一緒に行った友人は
お隣の田園調布の家を大層お気に召したご様子で。
田園調布の家で作ったクッキーやケーキを前川國男邸に住んでいる私が美味しく頂くという夢のような妄想を楽しんだのでした。
田園調布の家も可愛いんだよねー。
鳥さんの玄関照明。
リビングの窓。彩光抜群。
ここでお茶会したい!
キッチンリビングの収納も完璧。
キッチンリビングの収納も完璧。
通気口。
来るたびに撮影してるかも。(笑)
キリがない。
常盤台の写真館も絶品。
アールアール。
ここに丸く窓をつける余裕が素敵だ。
三井家の照明が美しい。
いろいろな照明たち。
可愛い…。
この時代の建築を眺めていると
全てに余裕がある人が建てた感じがします。
それは、施主の財力はもちろんかも知れませんが、設計した人、施工した職人さんたちの手間暇を惜しまない作り手の余裕が見える感じがたまらなく魅力的なのです。
タイパコスパに追われる今の時代には究極の贅沢なのかもしれません…。
羨ましい
新緑の季節、美しい。
鉄板の看板建築や銭湯を楽しんでから
先を急ぎます。
この日はもう1ヶ所目的地があって。
こちら。
ちょうどたてもの園から路線バスで行けるってことで。行ってまいりました。
赤煉瓦の建物が2棟建っております。
大変親切に案内して頂きました。
いろいろなガス灯を展示。
モダンです。
もうひとつの棟ではガス用品を展示。
懐かしいものがいっぱい。
パン焼き器や、コーヒーポット?
なんてハイカラなっ!
きっとお金持ちのお宅にあったのね。
カニ型のストーブな謎過ぎる。(笑)
ザ・昭和のお台所。
ガス湯沸かし器だ。
団地っぽい台所にはガス炊飯器が。
田園調布っぽいお金持ちのおうちの応接室には、やはりコーヒーポットだ。
会場には懐かしいポスターなども多く展示されていて、昭和レトロを満喫できます。
もちろん、企画展
「めぐる橋、眺める橋」も面白く。
吾妻橋のお洒落さには目を見張りました。
お花模様?可愛い感じ。
明治20年に最初の鉄橋としてかけられたそうですが、今も残っていたらと思うと残念です。
お天気があいにくの雨でレトロな外観の写真がほとんどありませんが、お天気が良い時に行きたいなぁー。
帰りもやはり路線バスで。
よく乗りました。よく歩きました。
建物探訪班…次は…秩父?楽しみ
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