なんだかんだとバタバタしており、
火災受信所がワインセラーになっていたり。
天井の照明も店内の雰囲気にぴったり。
ドアのすりガラスも愛おしく。
下駄箱みたいなポスト
階段はギャラリーのようにこれまでの芝川ビルの歴史を語る写真が展示されていました。当時の建築工事の様子も垣間見れ、大変興味深し。
緑色の建具がアクセントになっていて
ポストも可愛い。
照明のデザインも凝ってる。
入口に敷かれたモザイクタイルが可愛い。
事務所の窓。
ホテルの扉の割には開放的な気がする。
凝ったデザインの側面十字の窓枠がアクセント。
外観もカッコいい。
エレベーターホールに展示された
印象的なステンドグラス。
タイルも歴史を感じる
シンプルながら上品な階段。
この丸窓なんかは確かにアールデコ。
ドアは東宝映画の社長シリーズの森繁さんが出てきそうなザ・昭和なデザイン。
ステンドグラスも可愛い。
こんな図面も展示。
いつかはしっかり中を拝見したいなぁー。
階段
天井
階段の手すりも凝っていて可愛い。
市松模様のモザイクタイル
床のタイルや階段の手すり。
なかなかこちらを開けることもなく、あっという間に冬が来てしまいました。
いろいろ書きたいことはあるのですが、
記録に残さねば。
ということで、まずは旅日記から。
10月28日、29日の二日間。
こちらに参加してまいりました。
生きた建築ミュージアム大阪
以前、大阪で
自主的に近代建築巡りを楽しんだことがありました。
あの時は神戸のヨドコウ迎賓館と旧甲子園ホテルが旅のメインだったので、大阪はちょっとおまけのつもりだったのに、かなりディープな建築が多くてびっくり。
とはいえ、見学予約などはしていないので、ドキドキしながらこっそり拝見することしか出来なくて、ストレス溜まった記憶が。
特に
綿業会館は中を見たかったー
ととっても楽しいながら、ちょっと不完全燃焼な旅だったんです。
昨年、
ひょんなことから
京都モダン建築祭に参加して
いろいろ見せて頂くも、見学ツアーには
外れまくったので、
今年はリベンジ?と思っていたのですが、
ふと目に入ってきた
イケフェス2023の告知に胸躍り。
今年は大阪じゃーっ!!
綿業会館行くぞー!!
ってなった次第。
イケフェスは日付けだけ1年前から告知されていたものの、結局ひと月前切ってから詳細がわかるという、何ともおっとりした進行でしたが、サイトがオープンしてからは
手際よくスムーズ。
さすが開催10年目。
手慣れてらっしゃる。
大変楽しませていただきました。
では、2日間の活動報告を。
やる気満々で臨んだ見学ツアーなど
限定特別枠の見学は見事に全てはずれ。
やっぱり近代建築好きな人、意外に多いのね。。と実感。人生そんなに甘くない。
とはいえ、イケフェスの素晴らしいところは抽選に外れても、自由に見学出来る建築物がとても多くて楽しめた点でした。
結構、回りましたー。
同行の友人がリストを作ってくれたのでペタッと貼って写真をつけてみます。
イケフェス2023
10月28日(土)
①大阪倶楽部外観
内部見学外れた。
でも、外観だけでも見応えあり。
ファザードのデザインが凝ってるけど
いやらしくなくて上品で美しい。
1924年竣工 設計は安井武雄氏
②今橋ビルヂング
1925年竣工
旧大阪市中央消防署今橋出張所
現在はイタリアンのお店として活用されています。朝の仕込みがお忙しい中、中を見せて頂きました。ありがとうございます。
火災受信所がワインセラーになっていたり。
天井の照明も店内の雰囲気にぴったり。
ホルン模様の郵便受けも可愛い。
③芝川ビル
1927年竣工
やっぱり凝りに凝ってる芝川ビル。
マヤ・インカ文明っぽい入り口装飾。
前回の訪問時は入口をちょっと覗いた程度でしたが、今回は屋上も拝見できるということで、ヒャッホー
迫力の外観。
階段の手すりも可愛いデザイン。
ドアのすりガラスも愛おしく。
下駄箱みたいなポスト
階段はギャラリーのようにこれまでの芝川ビルの歴史を語る写真が展示されていました。当時の建築工事の様子も垣間見れ、大変興味深し。
緑色の建具がアクセントになっていて
お洒落。
屋上のアーチが超可愛い。
水回りの泰山タイルの色味が何とも味わい深い。
階段の手すりも何パターンもあって
水回りの泰山タイルの色味が何とも味わい深い。
階段の手すりも何パターンもあって
どれも凝ってる。
シンプルながら上品でお洒落な照明に目がハート
こんなビルで仕事出来たら楽しいだろうなぁ。
シンプルながら上品でお洒落な照明に目がハート
こんなビルで仕事出来たら楽しいだろうなぁ。
最近知ったのですが、芝川ビルの施主は
あの明治村にある武田五一の名作「芝川又右衛門邸」の又右衛門さんの息子さん!
ああいうお家で幼少期を送るとこんな自由で個性的ながら美しい建物が建てられるのねと妙に納得。
で、又四郎さんの息子さんの又彦さんが、
明治村の芝川又右衛門邸の保存に尽力されたという、何とも建築バンザイ一家
ありがたやありがたやです。
④高麗橋野村ビルヂング 外観
イケフェス不参加のこちら。
街を歩いているだけでかなり目立つ存在。
一階にサンマルクカフェが入っています。
⑤三井住友銀行大阪中央店
1936年竣工。
曽禰中條建築事務所の最後の作品。
やはり外せない銀行建築。
現役で活躍中。ロビーのみ見せて頂きました。館内は撮影禁止。
外観のみ。
一階に入っています。
事務所側の木製階段が何とも味わい深い。
水色のドア枠も可愛い。
水色のドア枠も可愛い。
とても親切に案内して頂きました。
⑦青山ビル
1921年竣工。
スパニッシュ様式の個人住宅。
蔦が絡まる印象的な外観。
蔦に元気がありませんが。
お友達が撮影したステンドグラスが大変綺麗なので拝借ペタ。
ポストも可愛い。
照明のデザインも凝ってる。
⑧伏見ビル
解説はこちらを。
上品な正面外観。
入口に敷かれたモザイクタイルが可愛い。
事務所の窓。
ここで留守番したい。
やっぱり大正時代のタイルはモダン。
階段手すりマニアとしては
やっぱり大正時代のタイルはモダン。
階段手すりマニアとしては
この強引なカーブは見逃せない。
ホテルの扉の割には開放的な気がする。
凝ったデザインの側面十字の窓枠がアクセント。
⑨生駒ビルヂング
1930年竣工。
詳しくはこちらから。
さすがの名所。
大変スムーズにご案内頂き、予約不要にもかかわらず、充実した見学となりました。
職員の皆さまに感謝。
外観もカッコいい。
エレベーターホールに展示された
照明もお洒落。
屋上の時計台も拝見しました。
屋上の時計台も拝見しました。
可愛い。
階段は螺旋で。
ステンドグラスや照明のデザインも凝ってる。
レトロエレベーター
事務室の作り付け家具がこれまた渋いっ!
階段は螺旋で。
ステンドグラスや照明のデザインも凝ってる。
レトロエレベーター
事務室の作り付け家具がこれまた渋いっ!
⑩小川香料株式会社
昭和5年竣工。
設計は芝川ビルも手がけた本間乙彦
アールデコ様式です。
印象的なステンドグラス。
タイルも歴史を感じる
シンプルながら上品な階段。
⑪大阪ガスビルヂング
昭和8年竣工。
安井武雄設計
アールデコ様式とされる。
どことなく船っぽい?
この丸窓なんかは確かにアールデコ。
ドアは東宝映画の社長シリーズの森繁さんが出てきそうなザ・昭和なデザイン。
⑫江戸堀コダマビル
昭和10年竣工の個人宅。
施工した岡本工務店さんはヴォーリズ建築を手がけていたとのこと。
スパニッシュ様式と日本のデザインがいい感じに混ざり合った魅力的な小品。
ステンドグラスも可愛い。
こんな図面も展示。
こんな素敵なスタジオでピアノとかデッサンとか習ったら楽しいだろうなぁー。
⑬ダイビル
昭和12年竣工。
渡辺節と村野藤吾が関わっている。
カレーを食べに行ったのですが、間違えて新館へ行ってしまい、迷子に。
その後、たどり着くも混んでいて入れず。
散々でした。
ファザードのデザインはお見事。
番外:山内ビル
昭和5年竣工。
設計者は今北音吉って誰かと思えば
あの摩耶観の設計者とはびっくり。
イケフェスリストにはないけれど
お洒落ビルなので、外観立ち寄り。
橋から川岸を眺めても美しいのですぐにめにつきます。
⑭綿業会館
いよいよ来たぞ!
外れても玄関口までは見せてくださると聞き、覗いてきました。
昭和6年竣工。
こちらも渡辺節設計、村野藤吾がヘッドドラフトマン?とのこと。
詳しくはこちらから。
いつかはしっかり中を拝見したいなぁー。
⑮船場ビルディング外観
大正14年竣工のオフィスビル
中庭が圧巻なのですが、長蛇の列で見学は断念。またの機会に行きたい。
⑯大阪農林会館
⑰原田産業株式会社
こちらの2件は今回特に満足度が高かった建物でした。
大阪農林会館は1930年竣工
小ぶりながら細部までデザインが美しい建物。
外観
階段
天井
階段の手すりも凝っていて可愛い。
市松模様のモザイクタイル
今は、お洒落なアパレルやセレクトショップが入っていて、見て回るのも楽しいです。
原田産業株式会社さんは
商社さんなのですが、建物愛をひしひしと感じるほど、社屋を大切にお使いのご様子。
階段の手すりの美しいカーブ。
床のタイルや階段の手すり。
どれを見てもピカピカ。
アンティークの照明も上品なのにしっかりと存在を主張。
アンティークの照明も上品なのにしっかりと存在を主張。
いいもの見せて頂きました。
⑱高島屋大阪店(心斎橋)
1932年竣工。
夜景が美しい。
初日はこれで全行程終了。
ホテルに帰って大浴場満喫しました。
長くなったので、
続きは別トピで。
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