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「天気が良ければ訪ねて行きます」読了。

2022-05-22 22:51:00 | 読書録

韓国ドラマ「天気がよければ会いにゆきます」 | BS朝日

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BS朝日「天気がよければ会いにゆきます」の番組サイトです。

 
表題、韓国ドラマの雰囲気がとても良かったので、原作を読んでみることに。


『天気が良ければ訪ねて行きます』|感想・レビュー - 読書メーター

『天気が良ければ訪ねて行きます』|感想・レビュー - 読書メーター

イ・ドウ『天気が良ければ訪ねて行きます』の感想・レビュー一覧です。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。読書メーターに投稿された約17...

読書メーター

 
地方の小さな街の本屋さん(ドラマを見てブックカフェ的な印象がありましたが、いずれは独立系出版社を目指す書店。あくまで本が主役です)
ですから、やっぱり原作本を読んでみたいと思って手に取りました。

気づけば結構いろいろ書いてしまったので、
まっさらで読書を楽しみたい方はスルーして頂くこととして。

ドラマもヒーリングラブロマンスをうたうだけあって、ほんわかした雰囲気なのですが、原作はさらにほんわかしている印象。
これをこのまま素直にドラマにしたら、この本の良さは果たして伝わるのか…実に微妙なラインな気がしました。

時々、映像化されたものと原作本を並行して観たり、読んだりするのですが、
映画やドラマから原作の良さが感じられないこともしばしばあります。

本だからこそ伝わること。
映像化して伝えることが難しいものもあるように思っています。

ですが、
この原作を読んで。
このドラマは原作の世界観をそのままに
大変巧くエンターテイメント性を盛り込んで作っているなぁーと感心しました。

へウォンの家族を巡る問題とボヨンの関係性はサラッと。

ウンソプとへウォンとボヨンのトライアングルもなし。(なしだよね、ボーっと読んでて気づかなかったか。笑)

ウンソプの出自と今の家族は少し変化させて。

ジャンウの恋物語は彼女が出てこないのですが、ジャンウのキャラはブレず。

へウォンの叔母ミョンヨの悲恋も
泣き虫ユンタクが登場せず。
(このラブラインお気に入りなのになんとないとは驚き。)

また、フィの恋などなど。
(フィに至っては本人が出てきません。驚。
小説では、ヒョジンの存在感が大きく、フィはヒョジンから派生させたキャラかと推測されます。)
キムヨンス君はそれらしき人が出てきますが、恋はないような…。


ともあれ、ドラマでは丁寧に描かれていた部分でも、
サラッと描かれているか、もしくは全く描かれていないのですが、不思議と整合性が取れていて無理がない。

まるで詩のような小説とでもいいましょうか。
行間に描かれた隠れたものがたくさんあって、全てを描かずともいろいろ想像が膨らみ光景が浮かぶような感じ。

それは、私が先にドラマを観ていたからかも知れませんが。
世界観はそのままに
膨らませた部分が妙にしっくりくる作りとなっていた印象です。
それだけ脚本がいいってことかしら。

また、ドラマで描かれながらも
小説の方がより味わい深いシーンもあり。

スンホとへウォンが「家にいるフクロウ」という絵本を読んで涙のお茶を飲むシーンや

信頼はガラスのようなもの、一度ヒビが入ったら元には戻らないというへウォンにボヨンがヒビが入っても何度も直せばいい、完璧なものなどないと話すシーン。

天気が良ければ会おうというのは約束でもなんでもない。天気はずっと良くならない。

読書会で登場したり、黒板に書かれた名言の数々。
ブログで紹介される素敵な本たち。

しっとりと胸に染み込んでくる感じが心地よく、久々、読書欲わきました。

ドラマと小説のコラボ作品として
面白さ2倍2倍になる感覚でした。

ドラマのエンドロールで流れる
グッドナイト書房ブログ 非公開記事のウンソプのつぶやきが好きだったのですが、
原作でも健在。
むしろよりより可愛いつぶやきとなっており、ガンジュンくん演じるウンソプのイメージが重なって大変楽しめました。

冷たい冬の空気と暖かい部屋。
ほんのり明るいオレンジ色の照明と
本の匂いに包まれた世界。
こんな本屋さん、近所にほしい。
おすすめです。

そうそう。
ドラマでは演奏家のへウォンですが、
小説では美大で絵画を学び、絵画講師をしているイラストレーターでした。

とてもしっくりくる設定だったのですが、
敢えてチェロ奏者に設定を変更した理由はなんだったのかしらねー。と不思議に思いました。

ドラマはいよいよ明日、最終回です。
どこに着地するのか、楽しみ楽しみ。



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2 Comments

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Unknown (taki)
2022-05-27 20:18:10
こんばんは。
毎日、録画を楽しみにしてましたから終わって少々ロスを味わってます。
やはり原作とは違うのですね。脚本なんですね、良し悪しは。
ホワッとしたイメージとは裏腹におきていることはキツい事実ですね。
感情が丁寧に描かれていて二人はどうなるのかなと思いきや距離は縮まらない。
今時はそうなの?ウンソプは待つだけの男でへウォンは羽を休めるところが欲しかっただけ?
ここの二人の気持ちが分からない。ボヨン、かき混ぜなくて良かったと思っているのに。
ガンジュン君、素敵だったわ。推しと同じ地域に住んでたみたいよ。
私はいよいよ迫って来たので落ち着かない。
良いドラマ、また教えてくださいね。
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Unknown (Takiさんへ)
2022-05-27 22:57:04
Takiさん、コメありがとうです。
私もちょっとロスです。
ドラマの方が起きていることが生々しく
小説の2人の方がラブラブ度高かったかも。ただあまりにほんわか詩的すぎてそのままドラマにしたら、ちょっと迫力がない感じだったのでかなり脚色したのかも?と想像しています。
ドラマのエンディングで、よく韓ドラ最終回にあるスタッフからのメッセージが流れたのですが、何が幸せかは人それぞれ。
いろいろな幸せがあっていいのでは?みたいな想いがこもっていたのねとほっこりした気持ちになりました。
ウンソプ良かったです。ガンジュン君はテリトリー外の貴重な推しです。
こちらこそ、情報提供楽しみにしています。
イベ楽しんできてくださいませ。
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