ネタバレあります!OKの方のみお読み下さい。
シーン。
満席なのにとても静かです。
観客がスクリーンに釘付けにされて、その世界に吸い込まれていく感じ。
息ひとつしない。
みんなが集中しているんですよね。
さすが初日。
意気込みが違います。
もっともそうなるのには理由が。
だって最高に面白い。
とても綺麗です。
そして切なくて・・・ドキドキします。
トニー演じるイー先生とタンウェイちゃん演じるチアチーの心理戦の緊張感
は言うまでもないのですが。
マージャンに興じる女たちの視線の絡ませ方からどんな力関係なのか
想像できたり。
女たちのマージャンに誘われて口実を見つけて断るイー先生の家庭でのポジション、夫人との関係。
演劇仲間内の恋愛と友情のもつれ・・・・
果ては使用人の忠誠度に至るまで。
それぞれの登場人物は少ないセリフなのに表情や目線なんかで彼らの気持ちが手に取るようにわかるんですよね。
どの役も大切でどうでもいい人がいない。
だから画面から目が離せない。
登場人物全員に意味がある気がして。
ショーウインドウを覗く人、喫茶店のウエイターでさえ、疑う緊張感。
2時間半と長いにもかかわらず、手に汗を握ってずっと緊張している間に終わってしまいました。
そして問題の過激なセッ○スシーンですが
もう二人の表情が駆け引きというか騙しあいというか・・愛を確認したがって切望していると言おうか・・・とにかく彼らの心理状態に気持ちが行ってしまって行為自体に印象がないと言おうか・・。
行為が激しければ激しいほど心がせめぎ合ってる感じなんですよ。
激しいほど胸を打つし、そこまで駆られる激情を目の当たりに突きつけられる感じ。
信じていいのか・・・騙せているのか。
信じていないのに信じているふりをしているのか・・本当に信じているのか。
騙しているのか・・本当に愛し始めているのか・・・。
そのシーンに込められた情報量がものすごくて
彼らが行為をしている間、必死で表情を追いかけていました。
それでもわからない。
きっと本人たちもわからない・・・だから確かめることに必死なんだと思う。
そんな空気がスクリーンから溢れてきます。
そして終盤に近づくにつれ、報われない救われない許されない愛がとても痛い。
イー先生の騙されていると半ばわかっていてわが身を賭けているような表情を感じてみたり。いや、やっぱり信じている?
いやいやいやいや・・・ずっと頭の中は反芻していました。
一方、騙しているチアチーも彼の愛に飲み込まれそうなのを必死で踏みとどまっている・・・・指輪を見て「逃げて」とつぶやいたのは
指輪を見たからじゃなく・・指輪をした自分を見つめる彼の目に真実の愛を感じたからじゃないのかな・・・。
気になったのはチアチーの作戦に賭ける情熱の原動力は何か
・・・ということ。
最初はおそらくクァンへの淡い恋心か・・憧れか。
それからイーに会って。
好きでもない友人の男性とセ○クスの練習をしようとまで決心したのは・・
愛国心・・・じゃないだろ。(クァンが童○だったのは予想外)
女優魂・・・・う~~ん。
イーに対する好奇心・・・・これかな。
彼が上海に帰った時の落胆振りは半端じゃなかったもんな・・。
そう考えると再度任務を簡単に引き受けたのも頷ける気がする・・・。
どうですかね・・・。
そんなことを考えていくと恐ろしく深い深い映画なんですよね・・・。
ストーリーも予想以上に壮大で。
心理描写は繊細で。
無駄がない。
とにかくベタ褒め。
私は大好き。
観終わった直後より、反芻している今の方が興奮しているかも。
いやぁ~よく出来ていた。
もちろん、トニーさんの演技はばっちり。
とにかくバリアバリバリの殻に閉じこもった彼が痛い。
絡みの思い切りも最高です。
そして、タン・ウェイちゃんの女優魂にはびっくり。
脱ぎっぷり、絡みっぷりもそうなんですけど、
純真な少女が妖艶な女に変貌していく様が凄い。
始めは演技だったけど、チアチーは途中から
特に上海から本当にマイ夫人として生きていたに違いないと思える。
いやぁ~本当に良かった。良かった。
もう一回行きます。
たぶんDVD買います。
皆さんはどんな感想かしら。
よろしければお聞かせくださいね~
そうそう。渋谷のル・シネマに行ったのですが
そりゃ、混んでおりました。満席。・・・
客層は男性のほうが多かったかな・・しかも年配な方が多かったです。
取り上げている時代のせいか・・・タンウェイちゃんの影響か・・・。
お友達と二人で鑑賞したのですが、事前にネット予約しておりまして。
ど真ん中の特等席。
Bunkamuraご利用の方で混みあう映画ご鑑賞の方は是非お勧め。
100円程度の手数料だけで事前に良席を予約できます。
お試しあれ。
シーン。
満席なのにとても静かです。
観客がスクリーンに釘付けにされて、その世界に吸い込まれていく感じ。
息ひとつしない。
みんなが集中しているんですよね。
さすが初日。
意気込みが違います。
もっともそうなるのには理由が。
だって最高に面白い。
とても綺麗です。
そして切なくて・・・ドキドキします。
トニー演じるイー先生とタンウェイちゃん演じるチアチーの心理戦の緊張感
は言うまでもないのですが。
マージャンに興じる女たちの視線の絡ませ方からどんな力関係なのか
想像できたり。
女たちのマージャンに誘われて口実を見つけて断るイー先生の家庭でのポジション、夫人との関係。
演劇仲間内の恋愛と友情のもつれ・・・・
果ては使用人の忠誠度に至るまで。
それぞれの登場人物は少ないセリフなのに表情や目線なんかで彼らの気持ちが手に取るようにわかるんですよね。
どの役も大切でどうでもいい人がいない。
だから画面から目が離せない。
登場人物全員に意味がある気がして。
ショーウインドウを覗く人、喫茶店のウエイターでさえ、疑う緊張感。
2時間半と長いにもかかわらず、手に汗を握ってずっと緊張している間に終わってしまいました。
そして問題の過激なセッ○スシーンですが
もう二人の表情が駆け引きというか騙しあいというか・・愛を確認したがって切望していると言おうか・・・とにかく彼らの心理状態に気持ちが行ってしまって行為自体に印象がないと言おうか・・。
行為が激しければ激しいほど心がせめぎ合ってる感じなんですよ。
激しいほど胸を打つし、そこまで駆られる激情を目の当たりに突きつけられる感じ。
信じていいのか・・・騙せているのか。
信じていないのに信じているふりをしているのか・・本当に信じているのか。
騙しているのか・・本当に愛し始めているのか・・・。
そのシーンに込められた情報量がものすごくて
彼らが行為をしている間、必死で表情を追いかけていました。
それでもわからない。
きっと本人たちもわからない・・・だから確かめることに必死なんだと思う。
そんな空気がスクリーンから溢れてきます。
そして終盤に近づくにつれ、報われない救われない許されない愛がとても痛い。
イー先生の騙されていると半ばわかっていてわが身を賭けているような表情を感じてみたり。いや、やっぱり信じている?
いやいやいやいや・・・ずっと頭の中は反芻していました。
一方、騙しているチアチーも彼の愛に飲み込まれそうなのを必死で踏みとどまっている・・・・指輪を見て「逃げて」とつぶやいたのは
指輪を見たからじゃなく・・指輪をした自分を見つめる彼の目に真実の愛を感じたからじゃないのかな・・・。
気になったのはチアチーの作戦に賭ける情熱の原動力は何か
・・・ということ。
最初はおそらくクァンへの淡い恋心か・・憧れか。
それからイーに会って。
好きでもない友人の男性とセ○クスの練習をしようとまで決心したのは・・
愛国心・・・じゃないだろ。(クァンが童○だったのは予想外)
女優魂・・・・う~~ん。
イーに対する好奇心・・・・これかな。
彼が上海に帰った時の落胆振りは半端じゃなかったもんな・・。
そう考えると再度任務を簡単に引き受けたのも頷ける気がする・・・。
どうですかね・・・。
そんなことを考えていくと恐ろしく深い深い映画なんですよね・・・。
ストーリーも予想以上に壮大で。
心理描写は繊細で。
無駄がない。
とにかくベタ褒め。
私は大好き。
観終わった直後より、反芻している今の方が興奮しているかも。
いやぁ~よく出来ていた。
もちろん、トニーさんの演技はばっちり。
とにかくバリアバリバリの殻に閉じこもった彼が痛い。
絡みの思い切りも最高です。
そして、タン・ウェイちゃんの女優魂にはびっくり。
脱ぎっぷり、絡みっぷりもそうなんですけど、
純真な少女が妖艶な女に変貌していく様が凄い。
始めは演技だったけど、チアチーは途中から
特に上海から本当にマイ夫人として生きていたに違いないと思える。
いやぁ~本当に良かった。良かった。
もう一回行きます。
たぶんDVD買います。
皆さんはどんな感想かしら。
よろしければお聞かせくださいね~
そうそう。渋谷のル・シネマに行ったのですが
そりゃ、混んでおりました。満席。・・・
客層は男性のほうが多かったかな・・しかも年配な方が多かったです。
取り上げている時代のせいか・・・タンウェイちゃんの影響か・・・。
お友達と二人で鑑賞したのですが、事前にネット予約しておりまして。
ど真ん中の特等席。
Bunkamuraご利用の方で混みあう映画ご鑑賞の方は是非お勧め。
100円程度の手数料だけで事前に良席を予約できます。
お試しあれ。
良かったね。デビューおめでとう。
で、そうでしょ~。
いい大人の映画だったでしょ~。
これからコメ入れに行くね。
で、そうでしょ。
もうどんどん増やして目を肥やしてください。
いい男は心の糧です。(笑)
トニーは別腹です。
そうですね。
「恋愛映画」ではない・・と私は思います。
飛躍的体位(爆)はやっぱりここまでして「ついてこられるかっ!」
食うか食われるか・・みたいな一種の戦いなんでしょうね。
でも、2回見て冷静にあの場面確認できたんですけど
(確認したのか・・)
やっぱりトニーは疑っているのよね。
彼女というよりも人間すべてを信じてなくて
そこにだけ(どこ?ってほら、そこそこ・笑)
真実があるのだと思っているのよね。
あの真実を見極めようとする猜疑心の塊のような表情で腰振られると・・ああ・・って。
で、真実を手に入れた顔された日には・・
そうかそうか手に入ったか・・
と頷いてしまう。
彼のあの場面の演技にはとても説得力があると思いました。
そうそう。
ラストのトニーの涙に関しては私も全く同意見。
彼女を忍び込ませてしまった己の甘さを悔いてるんだと思う。
そうなのよ。
最近仏教の教えを学んだらこれが・・ビンゴ
異常に長くなりそうだから次のトピで書くので参考にしてもらえますか?
確かに甘人ちっくよね~。
ネタバレを読まずに行ったけど、これ
本当いい作品♪
その日にレビュー書きましたが、
やたら長くなりました(笑)
まぁ~私の荒いレビュー、
見てやってください
確かに甘さのない「大人の映画」だと思う^^
で、朝より昼以降に見たほうがいいかも(笑)
それより、トニー・レオンさんの作品、
見るの初めてだったけど...
あの...「目力」にやられました(爆)
う~ん、また一人、増やしてしまいました
そうなのね、原作は欲と戒の話なのですね。
それなら理解できる。
どーみても恋愛映画ではないと思ったので
だってあの技の掛け合いあそこまで飛躍的体位を
する意味がどこにあるのか、ただの快楽を得るだけならもちょっと違うほうが。。。(大人意見)
あのラストね、、イーが悔やんだのはチアチーを処罰したことではなく欲に眩んでいつものガードが甘くなった自分への失望かと思ったりして。
そう思うと甘人と本質は似てる。
仏の教えでしょうかね~。
なんかちょっとすっきりしましたー
ありがとー
ぶり返すと大変ですから気を抜かず、お大事に~。
ネタバレと書けども本当に適当にしか書かない私ですので
大丈夫でしょう。楽しんできてください。
どうも興行成績思わしくないのかな~。
ウリ近辺の映画館ゾクゾク他の映画に侵食されて・・。
来週からは夕方から夜の回の上映になるようです。
ま、大人の映画ですから・・それもかも。
観られるといいですね~。
これ、そうなんです。
精神的な激動、激情・・こっちの映画です。
甘い甘いメロを期待していると全然違う。
人間の本質とか・・欲とか業とか
そっちなんだと思います。
でも、それだけじゃない・・+αの部分も
あって私の好みに合ったのだと思います。
今日は復習。
彼以外の映画に2回行くなんて・・驚きっす。
この週末、読んでおりました。
これ。
噂に聞いておりましたが・・・短いですね。原作。
そして印象的には二人の愛ではなく。
一人ひとりの欲と戒に話の焦点が当たっていたように思いました。
そうそう。
お互い自分の思いには無頓着で相手の心ばかり覗こうとしているような感じ。
そして結局見えてないんですね。どちらも。
そういう点では原作に副った仕上がりなのかもしれませんが・・・。
そうであるのなら
エンディングのイーの鐘を聞きながらの表情はちょいと甘すぎたかしら・・・。
なんて思っております。
後半感じた愛は幻なんだろうか・・
この映画は恋愛映画なのかな・・
「甘い人生」がそうでなかったようにこれも・・(笑)
今日はそんなこと含め復習しに行ってきます(笑)
もう・・・
風邪で寝込んで一週間まるまる寝たきり(爆)
軽く浦島状態でして( ̄ー ̄; ヒヤリ
この映画
とってもとってもとっても
気になってるの
ネタバレ読まずに鑑賞・・・
観賞できるのがいつになるかわからんかったから
つい・・・読んでしもた( ̄_ ̄|||)
他でも読ませてもらっているけれど
どうにもこうにも
ストーリーの展開をある程度知ったとき
何故だか
「シュリ」のヒロイン、
殺し屋のイ・バンヒが
最後に彼を撃てなくて
そして彼に撃たれて死んでいく・・・
そんな様が目に浮かびました。
けれどきっと
もっと精神的なところの激動、激情の様を
映し出された映画なんでしょうね。
うぉぉ・・・
観たい。
行けれるようになって時間が取れたら・・・いこうっと。。
「わからん」、「しっくりこない」と喚きましたが、原作を読んだら、そりゃしっくりこないわけだわ~とあっさり納得しました。
チアチーはイーが自分を愛していると思っており、イーもチアチーは自分にぞっこんだと思っていた・・・むふふ、結局自分の気持ちとか自分で分かってないのですよ~(笑)。本人たちがわからんのだから、私にわかるわけはなく・・・というわけで、お騒がせしました。
トニーに特別な思いいれがなくとも楽しんでいただけたようでよかったです。
そうそう。
観ながらいろいろ考えちゃう。
どんな気持ちなんだろう・・・
イーはチアチーは・・・
なんだかずっとドキドキしておりました。
そして。
そうですね。私は前屈マイナスな女なので
あれはできない(爆)
相当したんでしょうねぇ~。
お見事でした。
おっ、素敵な紳士ですか。
渋谷も結構年配の映画通っぽい男性が多かった気がします。
こんな方たちにも彼の映画是非観てもらいたいと。
ちょっと思いました。
もしかして、行くかも・・・と思って、記事スルーしてました。
火曜のランチがドタキャンで今日に・・・レディースディーなので思い切ってお友達を誘ってみました。
「観たい映画有んねん・・・R-18やねんけど・・・」
「良いよ!十分歳イってるやん!」
と快諾観に行ってきました。
キネ旬で予習済みだったし、ビョンホンssiは他で忙しそうだし、トニー様に特別な思い入れは無いので・・・
凄く純な気持ちで観賞できました。
チアチーになったり、イーになったり、演劇部のライになったり・・・どう?どう?どんな気持ち???
って、あの目から視線から必死に心を探っていたような。
そして、チアチーをああさせた原動力、きっかけはクァンへの憧れだったと思います。一回生のチアチーに恋心を抱かせるためワン・リーホンほどの男前で無いとダメだったのよね~
けど、一度断念することになった手前辺りではもうイーに恋してたんじゃないかしら?あれだけ目で会話してしまうと孤独なもの同志、信じる者がいない者同志、魅かれあっていたんじゃないかなって・・・気づかないうちに。
身体と心は別・・・ってよくいうけどさ、特に男性はね・・・初めてのチアチーには到底無理で、経験豊富なイーにしても、ん?イーだからか、心を感じてしまって、ああなった・・・何書いてんだか???
へへ・・・切ないラブストーリーいや、それじゃぁ~申し訳ないかな~他も良かったんだけど
友人とお茶しながらそうまとめてしまいました。
初のぼかしシーンも不可避的であったと納得。
かなりのウォーミングアップが必要だったでしょう。
大人の映画をちゃんと楽しめて良かったよ・・・
けどね、開演前、指定席一列間違えて陣取っててお一人様の素敵な紳士にご迷惑をおかけしました
やっぱり、テンパっていたのかな?
あの方の感想も伺いたいです。
お忙しい中お返事もありがとう。
読ませていただきました。
ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
んで。
そうそう。
あのトニーの歌うようなセリフ回し
今回は封印でしたね。
ほとんど笑顔さえなかった。
だから余計、チアチーを見つめる時ふっと穏やかな愛おしそうな表情をすると胸をぎゅっと掴まれてしまったのかもしれません。
いやぁ・・本当にいい映画でした。
「恋人たちの食卓」未見です。
「ブロークバック・・」は実のところ物足りなくて・・。
是非観てみたいと思います。
ご紹介ありがとうです~
まだお返事書いてなくてごめんなさい。
ラスト、コーション。
予想以上に良かったです。トニーは今回まったく違うトニーを作り出してましたね。
セリフの話し方も、上海語というのもあるかもしれませんが、
いつもと違う。
アン・リー作品では「恋人たちの食卓」というのが大好きで、
何回か劇場に足を運んだ事があります。
今回も再度行こうと思っています。
もう今からDVDが出るのが楽しみです。