昔々、「週刊ブックレビュー」という番組が好きでした。
児玉清さんや中江有里さんがMCだったかと記憶しています。
自分の興味が及ばない分野の本の面白さを教えてくれて、毎週楽しみにしていました。
見ると少し頭が良くなったと錯覚。(笑)
最近はこちらの番組を楽しく拝見しています。
鈴木保奈美さんをナビゲーターに
本の世界の面白さを毎週熱く見せてくれる番組。
毎週「この本、読んでみたい!」
「この作家さんの作品、面白そう!」
といった出会いがあります。
図書館にあれば図書館でお借りし。
なければ久々に書店で購入したりして。
最近、絶えずに手元に本がある生活を送っています。
オリンピックも忙しいのですが。(笑)
これまでにこの番組をきっかけに手に取った本。
当たりもあればハズレもあり。
当たりは
ポール・オースター
「幻影の書」
洋書が苦手なので、なかなか選ばない本。
重層的に構成され、読み応え満点。
金原ひとみ
「パリの砂漠、東京の蜃気楼」
私が勝手に抱いていた金原ひとみさんのイメージを覆し、ある意味とても身近で人間的に感じた。垣間見える日常生活や家族との関係性が削って書き続ける命綱になっているような印象。パリのカラッとした感じがやっぱりいいなぁーと思ったら、パリは東京より湿度が高いらしい。これも勝手に抱いていたイメージか。面白く拝読。
周木律「眼球堂の殺人」
理系作家の作品括り。
建築が舞台のミステリーに惹かれ拝読。
間取り図が出てきてワクワクするが、
早い段階でトリックに気づいてしまった。
嬉しいやら寂しいやら。
雨穴「変な家」
ベストセラー、小学生が朝の読書タイムで全員がこちらを読んでいたりするくらい人気、映画化も話題とのこと。
不動産の間取り図が大好きなので、
「これは読まないと」と購入。
(図書館はうん百人待だった。)
あっという間に読んでしまい.コスパは悪い。(笑)日頃、本が苦手な小学生でも楽しく読めそう。
久々に買ったのがこの本とは。トホホ。
小学生のお子さんがいらっしゃる同僚に進呈。
若林正恭「表参道のセレブ犬とカバーニャ
要塞の野良犬
ラジオは聞かないけれど
時折テレビで垣間見せる心の闇深さに勝手に共感を覚えていたオードリー若林正恭くんの旅行エッセイ。
キューバ、モンゴル、アイスランド
なかなか行かないラインナップの国々を
闇を晒しながら楽しそうに回る姿が羨ましい。私からみたら、全然人見知りじゃないだろ。若林。旅に出た時にもうちょっと話しかけてみようかなと勇気をもらった。
星新一「声の網」
「あ、これ持ってる…」
「きみのお金は誰のため」で話題の
田内学氏のレビューを聞きながら思い出し、実家の本棚から救出。
40数年ぶりに読んだが、星先生の先見性に驚くばかり。
面白かった…。
インターネット、個人情報、人間関係、
当時想像した未来が現代とリンクしていることが怖いくらい。
過去と未来を体感している世代だからこそ楽しめるのか…。
10代の私はどんな気持ちでこれを読んでいたのかは全く思い出せない。
他にも読んだ気がするが、思い出せない。
今後は真面目に記録しようと誓う。
そして、今手元にはこちら。
小川哲「地図と拳」
厚すぎる!重すぎる!
もう半年以上予約待ちのこちら。
コツコツ読書習慣をこれからも継続したいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます