わくわく!バンジージャンプするっ!

好きなものや気になることについていろいろ語ってみようと思います。

『ちりとてちん』に涙するも・・『慟哭』は続きます。

2008-02-07 10:15:08 | 創作文『慟哭』
おはようございます。
最近すっかり連続朝ドラ『ちりとてちん』にはまっております。
かねてから関係各所でとても面白いと伺っておりましたが、
真剣に観出したのは今年に入ってからでしょうか。
俄然、面白くなってきたのは草若師匠が病気になってから。(鬼っ!冷血動物!
私は最初から真面目に観ていなかったので
弟子たちの入門エピソードが回想シーンで語られたりしたせいでしょうか。
何だか急に登場人物に親近感が湧いてきたんですよね~。
キャラ立ちがいいって言おうか・・
弟子それぞれのキャラのバランスがとてもよくて。
それぞれの役割がとても生きている気がします。
こういうドラマは見ていてとても楽しいです。

今日は草若師匠が隠していた病気のことが弟子たちにわかってしまって
もう命が長くないことが明らかになります。
いやぁ~号泣。
やっぱ命を扱う話は反則ですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
はい、『慟哭』も反則です。
確信犯、お許し下さい。
しかし・・・ちりとてちん観ながら思ったんですけどね。
やっぱ辛い病気にかかったら家族に内緒にするのは無理ですよね・・。
だからやっぱ彼女はこの選択だったのだろうと。
後のこと・・・どう思っていたんだろう。
いろいろ思いは尽きません。

・・・というわけで。
本日も続きを。

今日はあら、びっくり
超意外な展開かも。
ハードボイルドな彼お楽しみ下さい。



『慟哭』 10

今、追っている贈収賄に釜山を本拠にした韓国マフィアが絡んでいるとの情報を得たミンウはその日、マフィアの事務所の動きを監視していた。

釜山支所の検事の協力を仰ぎ、合同捜査を進める。

釜山の担当検事ドンスはまだ若く、鼻っ柱が強い。

この日半日付き合っただけでもその捜査手法の強引さに不安が募る。

「そこはもっと慎重につめるべきだと思うけど・・」

「ソウルのエリートさんは暢気ですね。

ここじゃそんなことしていたらみんな逃げられちまう。

証拠も消されちゃいますよ。」


「郷に入っては郷に従えか・・・」


ミンウは不安を感じながらもある程度までは歩み寄ることにした。

マフィアは一般の企業を装い、プサンの繁華街に事務所を構えていた。

前日から車の中で徹夜で張り込みを続けていた二人の前に

ナンバー2と目される男が現れた。

そしてそこに滑り込んできた黒塗りのベンツに乗り込む。

後部座席には・・・・ソウルで追っている贈収賄事件に絡んでいる代議士の第二秘書の姿があった。

「こんな真昼間に取引かよ・・あいつらなめやがって」

ドンスはいきり立ち装備していた拳銃を確認する。

「何を考えてる。こんな真昼間、繁華街で大捕り物なんてばかげている」


「じゃあ、カン検事は現場を押さえながらみすみす見逃すんですか?

そんなことしてるからこんな風になめられるんですよ」


「そうじゃない。

一般市民を犯罪に巻き込まないというのが最優先事項だということだ」


「そんな暢気な。さっさと抑えちゃえばこっちのもんですよ。行きますよ」

そういい終わるか終わらないかのうちにドンスは車を飛び出していた。

広い道路を強引に横切る。

行きかう車のクラクションの音があたりに鳴り響いた。

「あいつはバカか」

ミンウはそうはき捨てると自分も車外に飛び出した。

もう後戻りはできない。

身体を機敏に動かしながら

彼の脳みそは最小限の被害で事を早く収束させる方法を模索していた。

ドンスが車にたどり着く前に当然ながら相手はドンスの存在に気がついた。

車を出そうとする運転手に向かってドンスは迷うことなく発砲した。

「どこまでバカなんだ・・」

昼の繁華街。

大きな銃声と共に悲鳴が轟き渡る。

あたりはパニック状態になった。

ドンスに向かって手下が向かってくる。

なぎ倒すドンスを援護しようと駆けつけたミンウは相手に回し蹴りを見舞った。

乱闘状態で混乱する中、

運転席のけが人を道路に投げ捨て車を出そうとするナンバー2。

彼の手には拳銃があった。

気づくミンウ。

彼の銃口はドンスに向けられていた。

「危ない」

そう思った瞬間ミンウの身体は飛び出していた。

ミンウの意識は徐々に遠のいていった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





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9 Comments

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こんばんは。 (クレオ)
2008-02-09 22:34:27
haruさん、無事日帰りの旅から
戻って参りました

>仕事場での彼を書いておきたかったということがあります。

はい、仕事場の彼なくしてこのお話は
ないと思います。

ユンスと出会って結婚しない・できないと
考えていた彼が結婚したい!と
思ったのですから、少しいい意味での
変化ですよね。
そして、子供の誕生によって
守るべきものが増え、また成長して・・・

プライベートに変化があると仕事場でも
見方や接し方が変わりますものね。
>担当検事ドンス に対しての言動も
ユンスと結婚していなかったら違う言い回しや
態度になっていたのかもしれないなぁ・・・って
思いました

返信する
そうよね・・ (クレオさんへ)
2008-02-08 11:19:16
クレオさん、コメありがとうです~。
運命とは時に残酷。
もし、ユンスが彼の事件を知っていたら・・
何か変わったかも知れない・・・。
そんな気がしますが。

この場面。
仕事場での彼を書いておきたかったということがあります。
もちろん、回し蹴りも観たかったのですが。
彼の判断力や周りの人とのかかわり方。
ユンスと出会った頃の彼とはまたちょっと違った
少し大人になった彼を垣間見ていただけるととても嬉しいです。
人とであって少しずつ何かが変化し、進化していく。
釜山の埠頭で佇んでいた彼に少しずつ近づいて行っている・・。
そんな何かをここの場面に託してみたのですが・・
あまりに短くて伝わらなかったかな。
返信する
気づかれないことに全精力を傾けた女 (hirohiroさんへ)
2008-02-08 11:11:41
hirohiroさん、コメありがとうです~。
ユンスはきっと彼に気づかれないことに全精力を傾けていたんだと思います。
ミンウは彼女に全幅の信頼を寄せていただろうから・・
これからきついですね。
慟哭はもうそこまで。
仕方ない。こんな題名ですから。
お気を確かにお付き合いください~
返信する
意識はあっちのほう(笑) (soraさんへ)
2008-02-08 11:07:16
soraさん、コメありがとうです~。
あっちの検事さんは現場でバッタバッタやっつけるものなのだと。
カン・ミンウとハピツゲのジソクが教えてくれたのでこんな展開です。
意識はあっちに・・・・・・
そして。
どうなるでしょ~。
しばらくはこんなペースでUp続きますのでお付き合いよろしくっ!
返信する
ドンス・・・の行方 (purioさんへ)
2008-02-08 11:02:07
purioさん、コメありがとうです~。
このシーン思いついたときは至って不謹慎に。
「彼の回し蹴りが観たい」
それだけの理由だったのですが、書いていくうちに
まだ書き上げていない部分を書く上でとても重要なシチュエーションになっております。
が。まだそこ書けてないのでなんともいえないのですが。
ドンスにはきっちりこの借りを返してもらう予定です。
ドンスの反省に期待いたしましょう。
返信する
なんでぇ~~~!? (クレオ)
2008-02-07 23:34:07
haruさん、こんばんは。

ビックリの展開です

ミンウが・・・撃たれちゃった

うん...あの「H○○O」に出てくるミンウを
思い出すと確かに人づかいは荒いけれど、
自分の事より先に同僚・仲間を
助けるタイプと感じたし・・・
(あくまでも私の主観ですぅ
当然の成り行きなのかな

ユンスはミンウの身に起こったことを知ることが
できるのだろうか・・・

え~ん
次の展開がこわいよぉ
返信する
えっ えっ えぇ~!! (hirohiro)
2008-02-07 22:49:00
haruさん、こんばんは

昨日は、ユナの病気をミンウは知ったのかどうか・・・
を思い巡らせていましたが、
今日は思わぬ展開にもうビックリ!!

“慟哭”にどんどん近づくいているのか?
目が離せません
返信する
えぇ~っ!! (sora@携帯)
2008-02-07 21:14:21
haruさん、こんばんわ!
あれま…そっか~ミンウは検事さんだものね!
すっかり頭脳派と思ってたけれど、当然現場も有り、危険も有りですね…
HEROでは相当な腕っ節でしたっけ(^O^)
けど…意識…何処いった?
ユナちゃんはどうなる?
カン家はどうなるのさ~???
返信する
えぇ~!! (purio)
2008-02-07 15:14:54
haru様、意外な展開
お仕事中のミンウさんはとっても素敵ですが、ミンウさん撃たれちゃったの
ユンスさんが何かをしようとしている時に…。
ドンスのバカ
続きが心配です
返信する

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