”雲八ねえさん”の歴史スポットめぐり

2021年、真清田神社の桃花祭

愛知県一宮市、真清田神社の春の祭礼

”桃花祭”が4月1日より始まっています。

桃の節句にちなんだ厄払いの祭りです。

 

今年はちょうど桜の季節と重なりました。

”桃花祭”の名前にあるように、花桃の花も

色鮮やかに咲き始めています。

 

 

”桃花祭”というと、毎年4月3日開催の

時代衣装をまとった人達による

華やかなパレードが印象的です。

 

このパレードだけ、注目されていますが、

神社では、4月1日から3日までの3日間に、

さまざまな神事が行われています。

 

 

1日には、短歌を筆で短冊に書いて

桃の枝に吊るし神様にお供えする短冊祭…。

2日には、神社境内の的を弓矢で射て、

その年の豊作、凶作を占う歩射神事…。

 

また、地元の子供達による”親子獅子の対面”

さまざまな神事が行われています。

 

 

”親子獅子の対面”というのは何でしょう…?

神社で神職さんに尋ねてみました。

この日、真清田神社の社殿には、2つの

”親のお獅子”の頭が飾られます。

 

この”親のお獅子”に、氏子さんの子供たちが

町内で祀られている”子供のお獅子”を連れて

会いに行くというものです。

 

しゃらしゃら~と、鈴を鳴らして、

お獅子の頭をかかえた子供たちが

”親のお獅子”のある場所に進みます。

 

 

神職さんのお祓いを受けてから、

親子の獅子が対面をします。

その後は記念撮影をしている方も…。

 

この”親子獅子の対面”コロナ禍の今年は、

やるかやらないか、町内の方々の判断に

任されています。祭りの伝承という意味で

少人数で参加されるところが多いようです

 

いつもなら、境内にたくさんの子供たちが

集まって、とても賑やかになるそうです。

今年は、静かに執り行われています。

 

 

今年、4月3日のパレードは中止です。

どこでもそうですが、祭礼は神職さんによる

神事を中心に執り行われるそうでした。

 

境内の桜が満開で、のどかな一日となりました。

桃の枝で穢れを祓うことが始まりという祭礼…。

コロナ終息、地元経済の活性化を願いました。

 

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