愛知県一宮市、真清田神社の春の祭礼
”桃花祭”が4月1日より始まっています。
桃の節句にちなんだ厄払いの祭りです。
今年はちょうど桜の季節と重なりました。
”桃花祭”の名前にあるように、花桃の花も
色鮮やかに咲き始めています。
”桃花祭”というと、毎年4月3日開催の
時代衣装をまとった人達による
華やかなパレードが印象的です。
このパレードだけ、注目されていますが、
神社では、4月1日から3日までの3日間に、
さまざまな神事が行われています。
1日には、短歌を筆で短冊に書いて
桃の枝に吊るし神様にお供えする短冊祭…。
2日には、神社境内の的を弓矢で射て、
その年の豊作、凶作を占う歩射神事…。
また、地元の子供達による”親子獅子の対面”
さまざまな神事が行われています。
”親子獅子の対面”というのは何でしょう…?
神社で神職さんに尋ねてみました。
この日、真清田神社の社殿には、2つの
”親のお獅子”の頭が飾られます。
この”親のお獅子”に、氏子さんの子供たちが
町内で祀られている”子供のお獅子”を連れて
会いに行くというものです。
しゃらしゃら~と、鈴を鳴らして、
お獅子の頭をかかえた子供たちが
”親のお獅子”のある場所に進みます。
神職さんのお祓いを受けてから、
親子の獅子が対面をします。
その後は記念撮影をしている方も…。
この”親子獅子の対面”コロナ禍の今年は、
やるかやらないか、町内の方々の判断に
任されています。祭りの伝承という意味で
少人数で参加されるところが多いようです。
いつもなら、境内にたくさんの子供たちが
集まって、とても賑やかになるそうです。
今年は、静かに執り行われています。
今年、4月3日のパレードは中止です。
どこでもそうですが、祭礼は神職さんによる
神事を中心に執り行われるそうでした。
境内の桜が満開で、のどかな一日となりました。
桃の枝で穢れを祓うことが始まりという祭礼…。
コロナ終息、地元経済の活性化を願いました。