93歳で関ヶ原の戦いに参戦した戦国武将、
大嶋雲八の菩提寺、大雲寺に行きました。
岐阜県関市ではこの日、例年”刃物祭り”が
盛大に行われていました。今年はコロナ禍で
規模を縮小して、なんとか開催されました。
出店は刃物業者さんだけになりました。
今年は大雲寺さんから離れた場所に
お店が並びます。ちょっと地味な感じです。
例年刃物祭りの日に、大嶋雲八の菩提寺
大雲寺では、”お会式”が行われています。
10月13日は、宗祖、日蓮さまの命日なので
これに近い日曜日に、日蓮宗の寺院では、
法要を行います。”お会式”と呼ばれています。
”お会式”というと、まず連想するのは、
幼稚園の入園のお祝いに飾るような
淡いピンク色の造花、”桜の小枝”です。
なんで春でもないのに、桜を飾るのか…?
お寺の副住職さんに尋ねてみました。
「日蓮上人が臨終の時、秋だというのに
季節外れの桜が、おごそかに香り開いた
…と、言い伝えられています。」
「大雲寺では、歴代住職から、”この桜を
仏壇に飾っておけば、その家には雷が
落ちない”…と、聞かされてきました。」
「そして、桜は”花の命は短くて”を象徴する
ものです。人間は限りある人生を、使命を
果たすべく、全力で世のため、人のため
生きることを示しているようでもあります。」
そんなことを聞かせていただきました。
”お会式”が終わると、檀家の方や参詣者に、
供えられた桜の小枝が配られました。
みんな大事に持ち帰って、家の仏壇に
飾っておくそうです。私も一枝もらって
帰ってさっそく仏壇に飾っておきました。
これで、我が家の雷対策はOKですね。
それだけではなく、健康長寿のシンボル
雲八さんのお寺からいただいたもの…、
”健康長寿のお守り”にもならないかしらね。
これは、私が勝手に期待しているものです。
参拝記念のお土産に、お香を頂きました。
”沈香”という、とても香りのよいお香です。
来年の雲八さんの命日用にとっておこう…!
最後に雲八さんのお墓にもお参りしました。
関の街が眺められる高台にありました。
今月末に関ヶ原古戦場記念館に行きます。
93歳で関ヶ原の戦いに参戦した雲八さん、
どのように関ヶ原で戦ったかは、謎のまま…。
関ヶ原で、なにか雲八さんの新しい資料を
発見できるといいな~と期待しています。