前回”十六善神祭”ブログ記事の続きです。
関市の迫間にある大雲寺には、お釈迦様の
曼荼羅”十六善神図”(雷除けの神さま)と
”十六羅漢”の掛け図が伝わっています。
随分古くから伝わっているもののようです。
この掛け図が公開されるのは、十六善神祭
の日、1日だけ(今年は7月16日)です。
十六善神祭に日は、誰でも自由に本堂に
上がって寺宝の掛け図を見ることができます。
茶褐色に変色して時代を感じさせるものも
古いものを模写したも新しいものもあります。
どことなく神秘的な感じがする掛け図です。
お寺には掛け図にまつわる昔話があります。
関市に伝わる昔話 「どろぼうと十六善神」
昔々、関の迫間には大雲寺というお寺があり、
古くから寺宝の掛け図が伝わっていました。
泥棒は、この掛け図が欲しくなりました。
ある時、お寺に忍び込んで、掛け図を盗み
急いで家に帰ろうとしました。その時です。
突然、掛け図が、「うう~っ!うう~っ!」、と
うなりだしたのです。泥棒はびっくりして、
掛け図を放り出して一目散に逃げだした…!
掛け図は無事、お寺に戻ってきました。
なんとも不思議な十六善神の掛け図です。
さて2021年秋のブログ記事でお知らせした、
戦国武将、大嶋雲八の”雲八出陣節”の
歌詞に音楽が付いて、この度完成しました。
93歳という高齢で関ヶ原の戦いに参戦した
伝説の戦国武将、大嶋雲八をイメージして
書かれた歌詞に、勇壮な音楽が付いた…。
「♪~ 無双の一矢 空を裂く
盾諸ともに 貫かん
弓の雲八 隠れ無き ~♪
♪~ 時の燃ゆとも 心あり
治乱の巡り 如何なる
平天下こそ 武の誉れ ~♪
♪~ 黄金の稲穂 関に満つ
父祖座す大地 揚羽舞う
花の道なり いざ征かん ~♪ 」
”雲八出陣節”完成を記念して、7月16日
関市大雲寺で開催された”十六善神祭”で、
法要前のひととき、本堂で初披露されました。
マーチ風の力強い前奏でスタートしました。
♪~ タンタカタ~~~、タンタカタ~~~、
タンタカタ~~~、ウン、タ~タ、タン ~♪
これを聞くだけで、気分は戦国武将…!
そして合唱団の歌声が本堂に響き渡ります。
7月20日の岐阜新聞で紹介されました
合唱団メンバーの歌が終わると、参詣者に
歌詞と楽譜のプリントが手渡されました。
もう一度、今度は合唱団メンバーと一緒に
本堂に集まった参詣者、私達も歌いました。
「ついに”雲八出陣節”が誕生した…!
さっそく、みんなと一緒に歌って来たよ。」
「次は、音楽に合わせて、武将隊の演武を
創作する計画もあるらしい…。最終目標は、
”雲八さん、大河ドラマの主役で登場”~!」
大河ドラマと言えば、先週の”どうする家康”、
壮絶な”本能寺の変”のシーンでした。
その後、歴史マニア仲間たちと大河ドラマの
話題でいろいろと盛り上がりました。
「今年の大河、”どうする家康”、いいよね~。
でも、ちょっと史実無視で、創作が入り過ぎ、
…とも言われている。史実と創作をMIXして
上手に作られていると思うけどね~。」
「創作いっぱい入れるなら、雲八さんも
大河ドラマに登場させてほしいな~。」
「気になるのは、秀吉のしゃべる名古屋弁…。
秀吉のおかげで、名古屋弁のイメージが
悪なってまうがね~。」(これ、名古屋弁…。)
「いや、すでに”名古屋弁をしゃべる市長”が、
名古屋弁のイメージ下げまくってるでしょ…。」
「だいたいどの映画でもドラマでも、秀吉と
秀吉の母だけが名古屋弁しゃべっとるけど、
信長だって、絶対、名古屋弁だったわ~。」
「しかし、ドラマの中で、信長が秀吉みたいに
みゃぁみゃぁと名古屋弁しゃべると、なんだか
違和感が…。カリスマ性なくなっちゃうよ~。」
「信長が”白兎の耳、かんでまおうかしゃん”
…と言ったら、信長の威厳も迫力も、全部
なくなっちゃうじゃない…。大河ドラマじゃあ、
”信長の名古屋弁”は、絶対封印だよ~。」
この話題になると延々と続いてしまいます。
さて次は、”雲八供養祭”のお知らせです。
8月23日(水曜日)は大嶋雲八の命日です。
岐阜県関市の中心部、伊勢町の大雲寺にて
”大嶋雲八供養祭”が開催される予定です。
2023年度もキッチンカーが登場します。
皆様、ぜひお立ち寄りください…!