白杖

白杖を持っている人を見て、視覚障害者だと気づくと思います。
白杖を持っている＝視覚障碍者ではありますが、＝全員が全盲ではありません。
私のように、右側が見えない(半盲)の人が白杖を持っているケースもあります。
先日のライブの出演者さんが、サングラスをかけ白杖を持ってステージに上がられました。
ステージで物を踏むでもなく、ぶつかるでもなく、健常者のように飛び跳ねておられます。
あ～少しは見える人なんだ、と思っているとMCでご本人が

僕は弱視なんですが、ぼんやりと見えています。
白杖＝全盲じゃないのに、誤解される事が多いです。

そんな事を話されました。
私は、脳梗塞の後遺症で右側が見えません。
右側が見えないだけで、見かけは健常者と同じです。
右側から突っ込んできた自転車にあたりそうになり、「見えてないんか！」
怒鳴られたこともありました。
「見えないんじゃ！」言い返したかったけど、相手するだけ損と思いスルー。
狭い歩道だったから、自転車が気をつけろ、と思ったしね。
右側が見えないけど、普通に歩いているし、携帯でメールもします。
段差が分かりづらいので階段は手すり必須ですが、歩けます。
そんな私を見たら「見えてるやんか」と、言われると思うので、白杖は持てません。
一応ヘルプマークも持ってるけど、ひと前で出したこともありません。
ある程度見えるし、ゆっくりだけど歩けてるし、見かけは健常者だし。
席譲って貰おうとしていやらしい。なんて言ってるのを聞いたら、出せません。
私が言われた訳じゃないですよ。知らない方です。

白杖を持っている人は「視覚障害者」で、半盲の人もいる事を理解して欲しいと思います。