あすにゃん日記

500字程度のエッセイを書きます。

原爆の日に思うこと

2019-08-07 16:16:56 | 日記
昨日、原爆の灯籠ながし申し込みに行ってきました。
 婚家の祖父母が原爆関連で亡くなっているのです。
 雨の中、申し込む場所(原爆ドーム近く)にまいりますと、いつもならスピーカーでデモをしている人々の姿が見当たらないのです。
 ふしぎに思っていると、その日のニュースに、
「市がデモ抗議を、一分間の黙祷の間だけでもやめるように条例を定めつつある」
 という情報を流していました。
 8月6日8:15になると、被爆者や関係者たちが、一分間の黙祷をします。
 その間、デモをしている人々が、スピーカーで「核兵器反対!」と叫ぶのです。
 お祈りをする間ぐらい、黙ってくれないか、というのが市の言い分。
 その日だからこそ、叫ぶ意味がある、というのが人々の意見。
 ほかの日だったらダメなのかなというのが、わたしの素朴な意見。
 8月15日になったら、戦争反対と叫ぶ人が東京の靖国神社でデモする、という話は
 寡聞にして知らなかったりします。
 人には行動の自由と表現の自由があるし、ロシアに取られた領土を戦争で返してもらおうという人もいるから、デモをしたくなる気持ちもわかるけど。
 一分間の黙祷、がまんできませんか。


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