あすにゃん日記

500字程度のエッセイを書きます。

悲劇の調味料

2021-12-06 05:42:01 | 日記
続・デリバリーに続き希望、ありがとうございました。
そろそろ、このエッセイ投稿はやめにして、
リライトして本にしようと思います。

またお報せしますので、よろしくおねがいします。

今日は、調味料の話です。

この間テレビバラエティ『プレバト!』の
俳句コーナーで
「七味唐辛子」がお題だったときのこと。
ある芸能人が、
蕎麦を食べようとして七味をかけたら
フタごと落ちて中身が爆発、
蕎麦が真っ赤に染まった話を俳句にしていました。

爆発、という言葉が大げさすぎる、と夏井先生は叱ります。
俳句は詩なんだから、ふつうに書けばいいんだよ。

ところが、同じ事を義母が、胡椒でやりました。
あるとき、ラーメン店でのこと。
備え付けられている胡椒の瓶を、ラーメンに振りかけて
食べようとしたら、胡椒が爆発。
ラーメンが真っ白に染まってしまいました。

義母は、呆然と胡椒の瓶を見つめています。
のぞき込むと、瓶のフタはわざと外されていました。
フタ上半分がテーブルの上に置かれています。
つまり、まるごと胡椒が入る仕様になっていたんですね。
ラーメンを食べるのは、ムリぽ……。

「なんでこんなことを……」夫があきれていると、義母は、
「だって、胡椒の瓶のフタって、
こうやって開けるんだと思ってたんだもん」

思い込みというキャップを外せば
発想は豊かになりますが
ときに食欲を減退させる一因にもなる、というお話でした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿