オナニーとセックスは別物だ。
僕はオナニーをするとき、目を閉じて自分の好きな妄想をしながら行う。それが過去、現在に知り合った人間をモチーフにしていることもある。自分の中ではなるべくリアルに想像を行うが、やはり、それはセックスと同じにはならない。現実のセックスには、それでしか得られない報酬がある。
だから俺はセックスがしたいのだ。このところ久しくしていない。セックスには多少面倒ごともある。しかしそれは、料理を作る際に行うちょっとした手間のようなものだ。ほんのちょっとの思いやりが、大きな成果へとつながっていく。
僕はレイプなどはしたことがないが、やはり、セックスは好きな人間とするのが1番気持ちいいと思う。体がつながっているだけではなく、心がつながることこそ重要なのだ。そんな経験は生涯で1度くらいしかないが、それでも、あのセックスは気持ちよかったと今でも思える。お互いが裸になり、心を脱ぎ捨て、一体化していく。相手のすべてが自分になり、自分のすべてが相手になる。人と人との壁が無くなる。世界にいるのは自分と相手だけになる。なにも聞こえなくなり、すべてが無に帰す。そんなセックスを、もう1度したい。
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