ytoshioの好奇心探犬隊

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民間活力でやろう!下水汚泥のリサイクル事業提案

2006-02-09 11:01:43 | インポート
事業提案書の抜粋Odeisyorifloo_fig001


 本事業は、当該地域から発生する一般廃棄物である下水汚泥の最終処理を民間によるリサイクル事業として展開する。

 現在、近年各地に下水道が整備されてきたことに伴い、年々下水終末処理場における汚泥が増大し、この処分が大きな問題となりつつあります。
 現状の行われております汚泥処理は、行政または民間による焼却処分か堆肥事業者に引き取られその処分を委ねています。昨今は、排出量と処理施設の整備が均衡を崩し、既存汚泥堆肥処理施設に処理能力を遙かに超える持込が周辺環境の悪化を招き適切に処理できているとは言い難く住民との紛争を抱えておる施設も少なくありません。公的機関においても国からの助成で施設するにも全額とはならないため新たな財源の確保が起債の増加につながることから、先を見越した思い切った方策も見いだせない状況と聞きます。また、汚泥のリサイクルも検討もなされはしますが行政段階ではなかなか商品化や具体的使用には至らない物で本腰が入りません。
 民間においては、堆肥化であれ製品化であれトータルコストを事業内で賄い自己責任において市場を開拓し、事業として消化していくため、民間力が発揮できるものと考えます。
本事業提案は、従来の第三セクターとは異なる、PFIという形で設立し、排出者である行政の管理チェック機能を導入しつつ、民間の資金調達及び効率的運用能力を組み合わせ、今までにない事業を創造することができ、地域資源の有効な活用を図って行けるものと考え計画するに至りました。
資金がない手間がない、施設や場所がないなどという理由で現状を放置したり、先送りしていますと将来に大きな付けを回すことになりかねません。他地域や他県に処分を任せることなく当地域で発生した物は当地域で活かしていく方法を官民一体となって検討していくことが今こそ必要であり急務であると考えます。
  
提案します「下水汚泥の炭化乾燥処理によるバイオマス燃料化発電事業」は、汚泥を高温水蒸気で乾燥させてしまう方法を用い燃料として利用するものであります。熱源には、当該地域で発生する木質バイオマスを主燃料とし、従来の焼却方法とは全く異なる、高温水蒸気を利用した密閉槽の無酸素状態下で汚泥の乾燥と炭化を促すもので、この方法により有害物の発生や、大気・水質を全く汚すことなく無臭保管できる乾燥物に加工できます。炭化乾燥させた下水汚泥等は、バイオソリッド燃料として活用したり、堆肥補助材に利用することができます。  主には当該地域の木質廃材などのチップと混合しバイオマス燃料として化石燃料の代替えとして地域に提供したいと考えます。もともと廃棄物であったものですから安価なまとまった燃料として大量に提供していくことが出来ます。これを利用し温熱エネルギーに変換し発電する用途に供給します。化石燃料を一切使わないで大幅にCO2の削減とクリーンな電気エネルギーが供給できる道が開けるものとなりましょう。
 以上により地域社会の生活に密着した事業として汚泥処理事業を官から民に移管することで、エコロジーとエコノミーを両立させた事業とさせることが出来るものと確信します。
 地域資源を有用に活用することで新たな地域産業の振興と環境保全の両立が叶う本事業の目的に使命感を持って参加される組合員と多くの地域住民及び関係各機関の皆様にご理解賜り本事業化が実現することを期待します。




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