Dear Angels

娘たちへの手紙 

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目からウロコ

2012-08-30 | モンテッソーリ
キャリーが2歳になった頃、モンテッソーリ教育に出会いました。
通信教育で講師資格が取れるもので、夏に2週間だけ学校に行って実習の授業を受けなければなりません。

3人を実家のおばあちゃんに預けて、初めて授業に参加した時のことです。
何年ぶりかの一人お出掛けに、あまりにも身軽でヘンなカンジがしたことを覚えています。

一番最初の授業で講師の先生が仰いました。

「幼児が1歳半過ぎた頃、ティッシュペーパーを引き出すイタズラをするのは、手首の動きを洗練させるためです。」

\(◎o◎)/!ギョギョギョ!!!

そーだったのかぁ。。。そういえば、メアリーもローラもさんざんやったなぁ!
思いっきり出しちゃうから、ティッシュを畳むのが大変で止めさせようとしていたっけ。

訓練だったんだ!

きっと怒った時もあったよね!ごめんごめんm(__)m

歩くのを練習するのと同じように自分の体を思い通りに動かすことができるよう、その時期に必要な訓練をしているんだと知り、目からウロコがポロポロと剥がれ落ちました。

家に帰って、早速キャリーで実験。。。
手首の動きを滑らかにする練習だから、小さなコップを用意して、メアリーの箱いっぱいのビーズをすくって、箱の中でジャーッとして見せました。非常に興味を持ったので、もうひとつ同じコップを持ってきて、コップでビーズを空け移しさせたら。。。

本当に真剣に何度も何度も練習して、最後には、ひとつもビーズをこぼさずに、上手に空け移しできるようになったのです。

「手は、外側に出た脳である。」 モンテッソーリ女史の言葉です。
この集中作業の間、脳の中では神経細胞がすごい勢いで繋がっているそうです。

モンテッソーリは、幼児が、ある器官を洗練させたいという欲求が高まる時期を「敏感期」と呼んでいますが、子どもがその発達段階に見合った環境を与えられ、その興味・関心に従って、存分にその練習をさせてあげることがベストなのだと教えてくれたのです。


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